台湾ライド2024年12月6日 恒春〜墾丁〜台東
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今日の目的は、昨年強風で通行できなかった南回りのルートを北上することです。
昨日墾丁まで走った際、昨年よりも多少風が弱かったため、この風なら何とか走れそうだと感じていました。
天気アプリでは墾丁の平均風速が8〜9m/s、最大風速が15m/sと表示されており、かなり迷いましたが、実際に行ってみて無理そうなら引き返すつもりでスタートしました。
今日のルートは以下の地図のように、峠を越えて台東までの約160km。獲得標高も1600mを超えるタフなコースです。
朝6時に起床し、バルコニーから外を確認すると、風はそれほど強くなさそうでした。
まずは朝食を食べるため、Googleマップで評価の高かった店へ徒歩で向かいます。
恒春大面王
昨日夕食を取った場所と同じ建物にあり、朝と夜で異なる店が営業しているようです。
看板メニューの炒麺と豬血湯を注文しましたが、どちらも自分の好みには合いませんでした。特にスープに入っていたレバーのような色をした四角い物体が苦手で、残すのも気が引けたため、無理やり食べきりました。
宿に戻って準備を整え、出発。まずは墾丁を目指して南下します。
昨年風に煽られて自転車を押しながら進んだ区間を通過しましたが、今回は風もそれほど強くなく、何とか進むことができそうです。
昨年引き返した地点を超え、初めて走るルートへ。最南端のモニュメントがある場所に到着しました。
台灣最南點碑
早朝だったため人影もほとんどなく、この美しい景色を独り占めできました。昨年のリベンジを果たし、喜びが込み上げます。この海の向こうにフィリピンがあると思うと感慨深いものがあります。
この後、風が強くなる予報が出ていたため、ゆっくりする暇もなく再出発。ここから北上するため、終始向かい風との戦いが続きます。
緩やかな丘を登りきり、海が見える絶景ポイントで写真を撮影。目指す海岸線を遠くに望みながら、強風でハンドルを取られないよう集中して走ります。
海岸線沿いを進んだ後、内陸の街へ入り、コンビニで休憩。ボトルの水を補給し、甘いものでエネルギーを補充しました。
再び出発し、街を抜けて海岸線に戻り北上します。風はまだ何とか走れるレベルで、大きな問題はありません。
海岸線から再び内陸に入り、T字路を左折して山越えルートを目指します。すると、入口に「工事中」の看板が立っていました。
地図の赤線部分を通らないと迂回路は大きく遠回りになるため、どうしてもここを通る必要があります。一応、道が完全に封鎖されているわけではなかったので、「自転車なら何とかなるだろう」と考え、一か八かで進むことにしました。
峠の途中で工事区間を通りましたが、作業は行われておらず、そのまま無事に通過。看板には「通行可能時間:10時〜11時半」と書かれていたようで、現在の時刻は11時10分。ちょうど休憩時間だったようで、少し遅れていたら通行止めになっていた可能性が高いです。本当にラッキーでした。
峠を登り切り、標高400m以上の地点に到達しました。ここは昨日通った三叉路に繋がっており、トイレや水の補給ができる休憩ポイントになっています。
トイレと水の補給を済ませた後、昨日北から登った道を今日は下ります。この道は11kmにわたる長い下りで、道幅が広く斜度も適度。個人的に非常に走りやすいお気に入りのルートです。
今回は途中で工事による車線規制があり、一気に下ることはできませんでしたが、それでも他のサイクリストにもぜひ走ってもらいたい道だと思います。
下り切ると再び海岸線に出て、9号線を北上します。ここから台東まではひたすら海岸線沿い。昨年ほどではないものの、向かい風が強く、ペースは時速20km/h以下に落ちました。姿勢を低く保ちながら、無理せずマイペースで走ります。
風が強い場合に備え、大武駅から電車で台東まで輪行するプランも考えていましたが、幸い風は耐えられるレベルだったため、そのまま走ることにしました。
大武駅
しばらく走り続けると、海岸線に沿った標高127mの登りに差しかかりました。この地点は以前も通ったのですが、風が非常に強く、欄干が低い上に車が頻繁に通るため、恐怖心を感じる場所です。
私自身、高所恐怖症でロードバイクがディープリムホイールということもあり、ここを通るときは生きた心地がしません。今回も集中して何とか通過しましたが、強風の時は手前の金崙駅から輪行することをおすすめします。
金崙駅
海岸線の走行を終え、内陸部に入ったところでセブンイレブンを見つけ、遅めの昼食を取ることにしました。
7-ELEVEN 香蘭門市
セブンイレブンのお弁当はいつも安定して美味しいです。甘いカルピスウォーターで疲れた体に一息つきました。
ここまで来れば今日の宿まではもう少し。予定通り15時過ぎにホテルに到着しました。
写真はありませんが、宿は先日泊まった同じホテルにしました。サービスが良く、不満が一切なかったためです。
路得行旅国際青年旅館 台東1館
今回の宿泊料金は週末価格のため1泊8,089円と少し割高でしたが、それでもまた泊まりたいと思えるホテルです。
ホテルのコインランドリーで洗濯を済ませ、夕食も前回と同じ店に行きました。
南北餃子館
歴史のある老舗のようです。
今回はトマトと卵の炒め物、餃子、海老チャーハン、酸辣湯を注文しました。全部で228ドル(1100円)でした。
夕食後、帰り道に豆花専門店で3種のトッピングが入った冷たい豆花を買いました。
台東古早味寶桑豆花
ホテルの部屋で豆花を初めて食べましたが、個人的には甘みが足りず、物足りなく感じました。有名店なのでこれが本来の味だと思いますが、トッピングを変えるか、暑い日に食べるとまた違う印象になるかもしれません。
明日は行きで走った海岸線を離れ、内陸ルートを通って花蓮を目指します。次の日に備えて早めに就寝しました。
次回の記事に続きます。