グレイシアVMAXはG1ポケ娘の夢を見るか?
こんにちは、鷄麺です。新年からもう既に1週間…早いものですね…
年明け早々連勤でしたが、この間ようやくジムバ初めをしてきました
三神、やっぱりつえぇ………とはいえ勝ち越しはできたのでぼちぼち幸先の良いスタートかな!
さて今回はタイトルの通りグレイシアVMAXについて呟いていこうかなと思っています
こいつグレイシアの記事しか書いてねぇな?って我ながら突っ込みたくなりましたが、ネタが思い浮かんだので文字に起こしたくなりました()
それはさておき内容ですが、ざっくり申し上げますと「どこまで環境に抗えるか?」に関してです
可能ならば今後も推しを大会で活躍させてあげたい!………のですが環境が激変する中でグレイシアの立ち位置はどうなるのか。これまでの使用感を踏まえつつ、今後について考察していきます
1.性能のおさらい
まずはグレイシアV・VMAXの性能を確認しないことには始まらないので、見ていきましょう
先に進化元のグレイシアVについて。最も重要なのは上技の「氷結覚醒」でしょう。後1からでも水エネ1つあれば自力で進化できるのは大きな強みです
そしてVMAXになると特性でVMAX相手からダメージを受けなくなるので、対面によってはかなり強く出ることができます
一方その分HPがVMAXの中では控えめ、技に必要なエネが少し重い、素の打点が低めなどの欠点もあります。しかしベンチ1体にも30点を乗せることができるので、特性とVMAXの耐久で粘りつつ、ダメージをばら撒きながらリーサルを見据えていくのが主な戦い方になると僕は考えています。クイックシューターとの相性も結構良かったりします
とはいえ愛用していてこう言うのも非常〜に心苦しいですが、正直グレイシア単独で戦うにはカードパワーが物足りないです。今の環境は試合展開が早いのでスローな立ち回りだけでは安定しません
そんな中で僕がCレギュ環境で導き出した結論がグレイシアスイクンデッキでした。詳しい内容は以前の記事に書いてますが、グレイシアの火力不足やエネ加速の遅さを補うのにスイクンはまさにベストマッチだったと思います
また環境デッキである白馬スイクンに構築が似ていることから、それを装った立ち回りに見せかけて途中からグレイシアで奇襲していく動きもできました。言い方は悪いですが、このように偽装していくのが個人的には一番上手くハマったと感じます
調整や練習、環境デッキからマイナーデッキまで把握することもかなり行ってきましたが、お陰でそれなりに勝率は良かったですね
補足:ダイツララのベンチ狙撃先について
ダイツララのベンチ狙撃は一見焼け石に水のような打点ですが、上でも書いた通り上手くばら撒くことで十分相手を追い詰めることができます
連撃ウーラオスを使ったこと、戦ったことがある方ならベンチ狙撃のヤバさはお分かりでしょう。まぁあそこまでの性能はないものの、逆にエネを捨てなくていい分継続的にベンチ狙撃が可能という差別点も一応あります。ベンチ狙撃が強いのはグレイシアも同じなのです
じゃあどのポケモンを狙っていくべきか?ということで僕の経験則を基に例を挙げていきます。この方法が絶対!とまでは言い切れませんが、参考程度にお考えください
①HP180以下のVの種ポケモン(クロバット、ネオラントetc)
最もシンプルな狙いどころはこの辺でしょう。先に30点乗せておけば、あとはボスで呼んでワンパンできますね
②返しで攻撃してくる可能性が高いVポケモン
これが出来るか出来ないかでグレイシアの扱いが大きく変わってくる、と個人的には考えています
VMAXの攻撃が通らないなら当然V(または非エク)で対抗してきます。そしてアタッカーのVポケモンの多くはHP200〜220です
そこで予めダイツララのベンチ狙撃をし、インテレオンのクイックシューターも組み合わせることができれば以下のようにHP圏内に持っていくことができます
⑴ 30(ベンチ狙撃)+20(クイシュ)+150(素点)
=200
⑵ 30(ベンチ狙撃)+40(クイシュ2回)+150(素点)
=220
序盤から殴られたらインテレオンを立てる余裕があるかどうか難しいですが、中盤以降なら返り討ちにできる可能性はあるでしょう
例外(?)としてヘルガーの特性でダメカンが乗る一撃ポケモン、反動技を持っているゲンガーV・ガラルファイヤーVのように自分からダメージを乗せるポケモンは多少要求値が変わるのでそれ込みでベンチ狙撃をしましょう。牽制にもなります
例えばムゲンダイナやニンフィアバレット等にいるガラルファイヤーはグレイシアの天敵なのですが、
・30(オーラバーン反動)+40(クイシュ2回)+150(素点)=220
・30(ベンチ狙撃)+ 30(オーラバーン反動)+20(クイシュ)+150(素点)=230
といったやり方で対処できたりするんですよね。というかクイシュが本当に最強すぎる
ちなみに新カード「こだわりベルト」も使えば更に要求値は下がります
⑴ 30(ベンチ狙撃)+180(ベルト込み素点)=210
⑵ 30(ベンチ狙撃)+20(クイシュ)+180(ベルト込み素点)=230
これならそれなりに実現は可能な範囲ではないでしょうか。素点180点+ベンチ30点はかなり強いと思います
③非エクのポケモンに対して
主に裏工作ラインやモココ(エレキダイナモ)のようなシステムポケモンが狙い目です
⑴ 30(ベンチ狙撃)×2ターン=60
(例:メッソン、デルビル、しっぽミュウetc)
⑵ 30(ベンチ狙撃)+40(クイシュ2回)=70
(例:メリープ、ガラルジグザグマetc)
⑶ 30(ベンチ狙撃)×3ターン=90
(例:ジメレオン、モココ、チラチーノetc)
⑷{30(ベンチ狙撃)+20(クイシュ)}×2ターン=100
特に⑵に関しては1ターンで落とすこともできるプランなので盤面によっては2体同時撃破も狙えます。⑷もHP90ラインを2ターンで倒すプランとして考えた方がいいでしょう
先を読む力が結構必要な為慣れるまで難しいかもしれませんが、サイドの取り方にも影響するので覚えておくと勝ち筋が広がります
2.今後の環境での立ち位置
では今後の環境…GXを中心にCレギュのカードが使えなくなり、新たにVSTARが登場する中でグレイシアVMAXがどこまで戦えるのか、僕なりに考察していきたいと思います
と言うか結論から申し上げますと、結構向かい風だなと感じています。非常に悔しいですが…
勿論今後出るカード次第で立ち位置が変わる可能性はありますが、現状から考える向かい風の理由を挙げていきます
①VSTARの台頭
これはVSTAR発表時から分かりきっていたことですが、グレイシアVMAXの特性で技のダメージを受けないのはVMAXからのみなので、VSTARにはモロ殴られるんですよね
その上今後は新規のVMAXは登場しない可能性が高いので、VSTAR主体の環境になってくるとどんどん肩身が狭くなるのは言わずもがなでしょう
②マオ&スイレンのレギュ落ち
個人的にこれが一番キッツイです。これまでもVや非エクで殴ってくるデッキはある程度いました。それでも戦えていたのはマオスイがあったからこそでした
VMAX以外で310のHPをワンパンされるのはそうそうなく、中打点で2パンを狙ってくるパターンがほとんどでした。そこにマオスイで回復することで1ターン猶予を生み出せるのが本当に心強かったんですよね
新レギュでも回復カードはありますが、大きく回復できるすごいきずぐすりやモミはエネをトラッシュしないといけない。エネ要求が重く、ドータクンのメタルトランスみたいにエネを操作できるカードがない現状ではかなり厳しいと感じています
③環境に入る(と思われる)VMAX主体デッキがそもそもキツい
現状でもそうですが、VMAXがメインのデッキでも突破してくるデッキが環境に蔓延ってます。いくつか挙げていきましょう
・ミュウVMAX
マジできつい(語彙力)。デッキパワーが尋常じゃなく高い上に、ダイミラクルでグレイシアの特性を貫通までしてくるのはホント勘弁してほしい
ダイミラクル2回撃つ中でパワータブレットを計2枚使われたら130×2+30×2=320点で2パンされてしまうんですよね。しかも丁度新しく発表された「こだわりベルト」が付いてれば頑張ってタブレット探さなくても簡単に2パンされちゃう。泣きたい
・白馬スイクン
味方ならば最強のスイクンも相手に回ればやはり強敵。加えて雪道で特性を消されたら白馬でも殴られる
これまでなら混沌のうねりで牽制できましたが、そのうねりもレギュ落ちするのでスタジアムの貼り替え合戦で負ける可能性も十分あり得ます
・雷レックウザVMAX
レックウザ自体はグレイシアの特性で止めやすいですが、雷はサブアタッカーが豊富なのでそのぶん殴られる相手も多いのが辛いところ。スイクンを相方にしても弱点なのでテンポを取るのが厳しいかもしれません
・雪道ゲンガー
こちらも白馬と似たような要素になりますが、雪道の貼り替え合戦に勝てるかどうか次第
あとはゲンガーVもアタッカーとして動ける点が要注意事項。一撃の咆哮やペインバーストの反動でダメカンが乗りやすいので、クイシュも合わせればダイツララ圏内に押し込みやすい点が救いでしょうか
・ジュラルドンVMAX
貫通技ダメ、ゼッタイ
特性摩天楼に関しては水エネ貼れるので問題は無いですが、汎用性の高いキャプチャーエネやダブルターボエネが貼れないので若干立ち回りの幅が狭まるのが少しネックか
あと鋼軸はかなりキツい。そのザシアンは俺に効く
・一撃ウーラオスブラッキー
元々ポテンシャルが高いが新環境でのし上がってくると言われているデッキ。Vのインパクトブローや月光の刃で比較的楽に打点稼がれたり、そうでなくてもウーラオスVMAXのキョダイイチゲキでグレイシアの特性無視してワンパンされたりで柔軟に対応されそうなのが辛いところ
・連撃ウーラオスVMAX
ウーラオスvsグレイシアの対面で負けることはほぼない…のですが連撃の真骨頂はベンチ狙撃。キョダイレンゲキで後ろを取られて負けることがこれまでもありました
しかもベンチバリアのミュウがレギュ落ちしていよいよベンチが無防備になり絶望的か………と数日前までは思っていました
ベンチバリア復活ッッ ベンチバリア復活ッッ
まさか間を挟まずにベンチバリアが継続されるとは思いませんでした。しかも引き続き非エクかつHPが70もあるのがかなり大きいです
相変わらずヨガループが怖いですが、HP底上げによる要求値は上がっているので一瞬で巻き返される可能性が下がった、と言う意味では光明が見えてくると思います。1ターンの隙が生まれるか生まれないかでは天と地の差がありますからね
3.今後の戦い
以上のようにその気になれば割とすんなり対策はされてしまう、というのが現実です。だからといってすぐに諦めたくもありません。ではどのようにして抗っていくべきか?
現状の結論としては、先ほども少し述べた偽装、もとい強力なサブアタッカーと組み合わせて相手に応じて使い分ける構築をしていくかな、という感じです。デッキパワーで劣る以上、あとは立ち回りでカバーしていくしかないでしょう
個人的に考える、グレイシアの相方の条件は
少ないエネで技が打てる
打点がそこそこ出る(VMAX2パンラインは必須、Vもワンパンできると望ましい)
できれば取られるサイドが2枚以下のポケモン
この辺は欲しいなと考えています。現状それを満たしているのは今も使っているスイクン、と言うわけです。特性でドローもできて種ポケモンなのでマジの欲張りセットみたいなポケモンなんですけどね()
基本的にまずはサブアタッカーで速攻をかけてテンポを取っていく、その後VMAXメインの相手、もしくはグレイシアVMAXの耐久やベンチばら撒きで戦えそうな相手ならグレイシアも立てていく、というのが今も意識している立ち回りです
要するに環境で猛威を振るう(であろう)アタッカーを隠れ蓑にして、グレイシアも出してプランを狂わせながら戦うことができればワンチャン隙を作れる。これが今の結論です
こうすることで生まれるメリットがいくつかあります
①エネ加速する猶予の確保
グレイシアはやはり3エネ要求がネックです。そこをサブアタッカーがテンポを握って生き残ってくれれば後ろでグレイシアを育てることができます
②場合によってはグレイシアが囮になる
これについて推しとしては非常〜〜〜〜〜に不本意なケースですが、相手がグレイシアVMAXが立つと詰む、もしくは大きく不利になるデッキの場合、グレイシアVの段階で倒そうとしてきます。主にはボスを探すのにリソースを吐いてくれるパターンが多いですね。推しが活躍する前に倒されてしまうのは本当に悲しいですが、立ち回りとしては至極真っ当なので仕方ありません
しかし逆に言えばサブアタッカーは無傷でターンが返ってくる、ということになります。推しがやられた恨みはサブアタッカーで全力で倍返ししていきましょう
③ベンチバリアを切ってくれる可能性がある
例えば今使っているグレイシアスイクンで話を進めます。とりあえずスイクンから出せば、相手からすれば白馬スイクンかスイクン単のようなベンチ狙撃とほぼ無縁なデッキと思われる可能性が高い。そこで早々にベンチバリアをクイボ等で切ってくれればグレイシアのベンチ狙撃を通しやすくできる、という考えです
連撃ウーラオス程ベンチ狙撃に依存している訳ではないのでベンチバリア出されても最悪なんとかなるっちゃなりますが、ベンチ狙撃できた方が詰将棋的にリーサルを狙えるので、こういうやり方も意識するに越したことはないと思います
4.おわりに
如何でしたでしょうか。思うままに書き殴ったので読みづらくなったかもしれません…
グレイシアVMAXを活躍させるなら今のうちかなと思うので、付け入る隙がありそうなうちにデッキ構築からとことん頑張っていきます
あと、使いやすい回復カードが出たら世界変わるので、ポケカ公式さん宜しくお願い致します←
また今回話した内容もあくまで完全に主観なので、他にもこういう戦い方できるぞ!とかアドバイスやご意見あれば是非コメントください🙇♂️