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2022/5/19 シティリーグS6ベスト4 withパルキア

 こんにちは、鷄麺です。

 先日ドラゴンスター日本橋3号店様にて開催されたシティリーグにて、ベスト4に入賞することができました。この記事では今大会で使用したパルキアデッキについて綴っていきます

 今の環境で最も流行しているデッキだけにレシピ自体は進●ゼミで見たやつだ!みたいになるかもしれませんが、このデッキを握った経緯や採用理由を僕なりに混じえながらお送りしたいと思います
 
 要はいつも以上に自分語り多めですが宜しければ最後まで読んで頂けると幸いです

§1.デッキ選択の経緯

 単刀直入ですが一言で表すなら「グレイシアデッキの挫折」、これが始まりです

 過去記事一覧でお察しですが、僕の推しポケの1匹がグレイシアです。イーブイヒーローズが発売してからこれまで何かしらグレイシアのデッキを握っていました。

 シティリーグもグレイシアと共に出始め、シーズン4・アディショナルシーズンはグレイシアスイクン、シーズン5はグレイシアアルセウスでひたすら可能性を模索しながら戦ってきました


 そして今回のシーズン6、時はダークファンタズマ環境

 環境レベルのVSTARが台頭してきて、VMAXからダメージを受けない特性を持つグレイシアVMAXでは追いつかないと感じてしまいました。パルキアVSTARとの相性は良いのですがいかんせん展開が遅くなりがちなのも否めない訳で…
 特にグレイシアからはまずワンパンは不可能で、逆にワンパンしてくる可能性が高いヒスイゾロアークや、それこそパルキアにも容易にワンパンされかねないので厳しいです

 本心はもっとグレイシアを活躍させてあげたかった。しかし負け戦をする為に推しを駆り出すというわけにもいかず………
 断腸の思いとはまさにこのことを言うんだな、って思いました


 さてそうなると現実問題、何のデッキでシティに挑もうか。ここでもこれまでの想いを引きずってみることに

 グレイシアを使っていた時、ほぼほぼ一緒に裏工作を使っていた。グレイシアがいなければ裏工作の練度は上がっていなかった

 ならば、少しでもグレイシアに報いるならば、一番使い慣れている裏工作を使うべきだろう。自分の持ちうる全てを込められるデッキを選ぼう。そう考えました


だったらパルキアを握るしかねぇ


ってなった訳です

 何の因果か、今月でグレイシアとポケカで出会ってから1年になるんですよね。イーブイヒーローズが出たのが丁度去年の今頃ですからね
 丸一年グレイシアで挑み続けることはできませんでしたが、代わりにこれまで共に歩んできた集大成としてシティに臨む気持ちにはなれたと思います

§2.デッキレシピと採用カード

ⅰ.コンセプトについて

 今回僕が使ったのは、いわゆる「クロススイッチャー型」。この型を選んだ理由をざっくり挙げるとこんな感じです

  • 実質的に他のサポートと一緒にボスの指令を使える点

  • 特にカイと裏工作を駆使することで、盤面形成しつつ倒したい相手を狙える点

  • それにより優位な状況を作れる、もしくは捲れる可能性を生み出せる点

特に3番目の内容が一番重要だと考えています

 先攻有利な今の環境において、後攻になった場合になるべく最速でサイドを取りきりたいとなれば、少しでも相手より強い動きをしないといけない…そこでクロススイッチャーと合わせてサポート2回分の行使、というある種の越権行為に目を付けた訳です

 2枚同時使用という制約があるのでデッキ枠は圧迫しますが、合法でインチキ出来るメリットも大きいので4枚フル投入しました
 ちなみに2枚採用は必要な時にサイド落ちしてたらあまりにも弱すぎて本末転倒だと考えたので却下。入れるなら思い切って入れましょう。時には心にヨクバリス


 その他にこだわった点としては

  • 安定感の重視

  • リソース切れをなるべく防ぐ


の2点です

 裏工作のメリットとして、その圧倒的なサーチ力で「ピン刺しカードを採用しやすい」ことが挙げられますが、逆に入れすぎても序盤等の必要ない時に手札に集まりすぎて事故の要因にもなりうる、とも考えています

 クロススイッチャーを4枚採用した分、他はなるべく事故に繋がらないように組んだつもりです。いろいろ入れて練習しましたが、なるべく事故るのは嫌、安定してベストな動きを維持するほうがなんだかんだ一番強い、ということで結局シンプルイズザベストに落ち着きました

 2つ目に関しては、簡潔に言うと終盤の息切れを無くす、と言う感じですかね
 ボール系統+カイでポケモンの供給を、エネルギーを8枚+バケツ2枚で手貼りやゲッコウガの特性を使いやすいようにし、更にトレーニングコート、メロンも2枚採用にしてエネルギー不足に陥らないように組みました。急に動けなくなるとマズイですからね

 某カードゲームの主人公達みたいにディステニードロー出来ればいいのですが、残念ながら僕にはそこまでの運命力はないどころか事故る時は事故る体質です。なのでひたすら練習しながら構築とにらめっこするしかありませんでした()

ⅱ.ポケモン(19枚)

・オリジンパルキア(V4枚、VSTAR3枚)
 もはや説明不要の神。技も特性も強い

 特性スターポータルの使い方ですが、個人的には「パルキア>インテレオン>ゲッコウガ」の優先度でした
 パルキア見えたら大体マナフィ出されるので、だったら最初からパルキアやインテレオンにエネを付けてアタッカーを絶やさないようにする方がいいやっていう感じです(安直)

・メッソン(4枚)、ジメレオン(3枚)、インテレオン(裏工作2枚、クイックシューター1枚)
 いつもの。裏工作使う時はジメレオン4枚じゃないと安心できない体質でしたが、パルキアにおいてはゲッコウガやマナフィでベンチ枠使うのでジメレオン3枚でも何とかなった。すごいよこのデッキ

 インテレオンは勿論裏工作でガンガン回していく動きも強いですが、クイックシューターの方を置いておくことで強い場面も多々ありました
 HP280ラインに対して1回打つだけであくうのうねり最大打点圏内に入りますし、更にターンをかけて複数回打つことができればその分ベンチに並べる要求数も減らせます

・かがやくゲッコウガ(1枚)
 かがやくポケモン初期メンバーにして最高にヤベェ奴
 裏工作の欠点の一つであった縦引きがしにくい点を水エネ落としながらある程度解決してくれる。落としたエネはパルキアやメロンが拾ってくれる。何ならこいつ自身もスターポータルでエネ加速したら攻撃してくれる


ⅲ.グッズ(23枚)

・クイックボール(4枚)、レベルボール(3枚)、進化のおこう(2枚)
 やはり安定が何よりも大事なので枠の許す限り投入。進化のおこうだけはカイがあるので少なめにしましたが、できれば3枚目も入れたいと思いました。デッキ枠あと5枚くれ

・ヒスイのヘビーボール(1枚)
 主にゲッコウガやメッソンのサイド落ちケアを意識して入れました。それ以外にも手札コストがいらないクイックボールとしても使えるので、手札に切りたくないカードがある時に助かりました。リソースを浪費しないと言う意味でもいいカードです
 あと何気にサイド落ちを一瞬で確認できるのも、制限時間のある大会では有難いと思ったり

・バトルVIPパス(1枚)
 ワンチャンの上振れ、もしくは後攻1ターン目のカイから持って来る用としてピン刺ししました
 先攻の展開を少しでも安定する為に2枚採用にした時もありましたが、引けなかった時に後々事故の要因になるデメリットが大きすぎると感じたので1枚に戻しました

 とある人から「初手でクイボか種ポケモン引けない奴がVIPパス引ける訳ない」という格言(?)を頂いて妙に納得してしまったのはここだけの話

・たっぷりバケツ(2枚)
 「水タイプだけエネルギー転送2枚分使えるのズルない?」と友人に言われましたが、このデッキ握ってたらほんまそれってなる
 そして巨大なかまどってやっぱやばいカードやったんやな、って思いました。それの水版があったら宇宙だと思います(???)

・回収ネット(2枚)
 (爬)虫(類)取り網
 裏工作の再利用、クイックシューターの再利用、隠し札の再利用と何でもござれ

・やまびこホーン(1枚)
 相手のベンチの数を無理やり広げたりトラッシュのVポケモンを呼んでボスで引きずり出したりできる1枚
 最速でサイド取りに行くのに何度も貢献してくれました。山彦ボスはつよい

・こだわりベルト(1枚)
 火力補強アイテム。先攻2ターン目に相手のVポケモンを取りに行く時や特にパルキア対面でゴリ押しでVSTARを取りに行くときなんかに使いました。ミュウVMAXもフュージョンエネルギー付いてなければベルト+クイックシューター+あくうのうねり最大打点でワンパンも狙えます。オドリドリいたら頑張れ

 とはいえ今回は耐久を重視したためベルトは1枚採用にしました。打点調整はクイックシューターで割と何とかなった印象

・大きなおまもり(2枚)
 前述の通り耐久重視にしたかったので多めの採用。火力が高いパルキアをHP310にして押し付けるのが弱いわけない

・クロススイッチャー(4枚)
 本デッキのコンセプトにして隠れた切り札。詳細は上にも書いたので割愛

ⅳ.サポート(8枚)

・カイ(3枚)
 水デッキと令和の性癖に革命を起こした子。裏工作と合わせるとサーチの範囲がやばいくらい広くなる
 後攻1ターン目の盤面形成の為と、以降もクロススイッチャーを合わせた立ち回りをしやすくする為に多めの3枚採用

 余談ですがグレイシアがパートナーということでレアリティにカイちゃんストレートフラッシュという名目で少しこだわってみました。流石に全部SRにするとお財布がキョダイフンサイされるので妥協したわけではございません
 SRは予約していた1BOXから引き当て、HRは大会数日前にシングルで買おうとして地元のカドショ回ったら全く置いてなかったのでヤケクソで500円オリパ1つだけ買ったら出ました。ちなみにこの日に出たジムバトルは運を搾り尽くされたのか全敗フルボッコだったのはここだけの話

・マリィ(1枚)
 リソースを何より大事にしたかったので汎用ドローソースは博士ではなくマリィを採用しました。相手の手札干渉もできるのでGOOD

・メロン(2枚)
 エネルギー加速の安定を重視して2枚採用。サイド落ち恐怖症なのでケアは厚めに

・ツツジ(1枚)
 不利な盤面や拮抗している時の最終防衛ライン。序盤は腐り気味なので安定の観点からは入れにくいカードでしたが、終盤に必要になることは割とあるので保険の中の保険として入れました

・ボスの指令(1枚)
 もはやお馴染みの決定札。ただ今回はクロススイッチャーもあるので他に枠を割く為に1枚にしました

ⅴ.スタジアム(2枚)、エネルギー(8枚)

・頂への雪道(1枚)
 最強クラスのロックカード。隠し札やスターポータルを散々使ってからポン置きして相手のアルセウスやパルキアを止めたり、ワンチャンゲノセクトに止まってもらったり。本当にどうしようもない時は魔法の言葉【ユキミチツツジ】で特性持ちの仲間をポポポポーンしましょう
 グレイシアにとって天敵のようなカードだったので最近までほぼ使っていませんでしたが、いざ使ってみるとダークサイドに堕ちたような気分になりました(?)

・トレーニングコート(1枚)
 何度も言いますがリソース管理に徹底したかったので、手貼り用のエネを確保したり隠し札のコストを再利用するなどで重宝しました
 ただし相手にも利用されること、こちらがスターポータルを使う前に雪道を貼られた時の唯一の返し札でもあるので無闇矢鱈に貼らないのがミソ。早々に貼らざるを得なかった時は早めにスターポータルを打つ割り切りも大事
 必要な時を見極めるという点では、ある意味最もリソースマネジメントを試されるカードと言えるかもしれません

・基本水エネルギー(8枚)
 序盤に手貼りできる確率を少しでも上げるために多めに採用しました。最初はバケツやトレーニングコートもあるということで7枚にしてましたが、やはり現物も多い方が安定しました


ⅵ.採用を見送ったカード

・ツールスクラッパー
 相手のおまもりを割ってこちらの打点の要求値を下げたり、ベルトを割って相手の要求値を上げたりできるカード
 立ち回りで何とかなると思って入れなかったのですが、ツールジャマーだけはかなり頭を悩ませてるので入れようか難しいところ。デッキ枠あと5枚くれ

・友達手帳
 サポート回収カード。そんなに長期戦をするデッキでもないので、大体現物で事足りると考えて不採用
 ただいざという時に再利用できたりクイックボールのコストにしても回収できる安心感は捨てがたい。デッキ枠あと5枚くれ

・博士の研究
 不用意に切りたくないカードを切ってしまうのを嫌って不採用。しかし上から7枚も引けるのが強いのも確か
 ふつうのつりざおを入れる枠があったら入れていたかもしれない。デッキ枠あと5枚くれ

・キバナ
 気絶していないと使えないが、メロンとは違いインテレオンやゲッコウガにもエネルギー加速できるのが魅力
 ただスターポータルやその後の手貼りで育成は間に合う場面は多かったので、一番起動させたいパルキアを重視してメロン2枚の採用にしました

・シンオウ神殿
 フュージョンエネルギーを貫通してクイックシューター撃ち込めたりワンチャンギガスを止められるスタジアム
 雪道を貼り替える札にもなるのでアリ寄りですが枠がなかった。ミュウは最悪ダブルターボ付き狙えば何とかなるしギガスは気合。本番でギガス当たらなかったのでヨシ!()

§3.当日のマッチング

〜予選〜
1回戦:パルキア(後攻) ⭕(6-2)
2回戦:ミュウ(後攻) ⭕(6-1)
3回戦:パルキア(先攻) ⭕(6-3)
4回戦:アルセウス単(先攻) ❌(5-6)
5回戦:パルキア(先攻) ⭕(6-1)

予選5位通過


〜決勝トーナメント〜
1回戦:ミュウ(先攻) ⭕(4-0/サイド切れ)
準決勝:パルキア(後攻) ❌(5-6)


 誠に情けない話ですが、当日はあまりにも情報量が多すぎて全ての対戦の詳細は書けなさそうです申し訳ございません………(土下座)
 強いて簡潔に書くなら、勝てた対面(特にパルキアミラー)はクロススイッチャーで上手くサイド2-2-2を狙いに行けた、必要な場面でベルト+最大あくうのうねりで相手のパルキアをワンパンできたといったところでしょうか

 ただ負け対面は共に共通した反省点があるので、そこはしっかり書いていこうと思います
 その反省点とは「ゲッコウガを温存しすぎたこと」です

 まず予選4戦目の対アルセウスですが、途中こちらのベンチが「パルキアV、メッソン×2、ジメレオン、ゲッコウガ」と並んでいたところにセイボリーを使われました
 この時は「後から立て直そう」という安直な考えでパルキアとメッソンをトラッシュしましたが、結局その後に雪道でゲッコウガが止められて完全に腐ってしまいましました。そのまま思うように動けず最終的に捲くられて敗北

 次にトーナメント準決勝のパルキアミラー。この対戦では途中で使われたあなぬけのヒモに対して、マナフィを差し出したことが敗因を招いてしまいました
 相手盤面に既にエネが付いている裏工作インテレオンがいることを見落としており、こちらには既にダメージを受けて残りHP40のパルキアVSTARをベンチに逃していた状態
 最後はルリナで回収されたクイックシューター+アクアバレットのベンチ狙撃で手負いのパルキアを倒されて負けてしまいました
 マナフィではなくゲッコウガを差し出しておけば勝ちが見えていた、決勝に進めたかもしれないと考えると勿体無いことをしたなと後悔がよぎりますが、その咄嗟の判断が出来なかった点も含めて、今の自分の実力なのだろうと思います

 今大会の負け試合を振り返って、「ゲッコウガは中終盤まで置いておく必要はない」ということを改めて痛感しました。もちろん盤面にはよりますが、最後は大体裏工作に任せたほうがいいですね。まだまだ練度を上げる余地はありそうです


§4.おわりに

 改めてにはなりますが、シティリーグベスト4に入賞することができました。4大会目にしてようやく決勝トーナメントの舞台に足を踏み入れることができたので本当に嬉しいです

 予選でお相手した方からも「やりましたね!頑張ってください!」とお声を頂いたりもしました。以前は僕が勝ち上がった方にそういった声をかけていた側でしたが、いざ自分がそっち側になると何というかこみ上げるものがありましたね。想いを託してくれ方がいる、というのは気持ちが高まるものです

 ちなみにこの日一緒に出場していた親友のぷっぷるが初シティにしてベスト8に入賞しました

 予選終了時の僕の反応
(お、ぷニキも結構上の順位まで来てるやn………ん?待って何位や?8位?
ヴェッ!?!!!?!?!?8位!!?!?!?!?!?!!!!?????)

 と、まさか二人共決勝トーナメントに上がれるとは思いませんでした。これもすんごい嬉しかったです
 ただこの後休憩中にアドレナリンが切れたのか、近くのタリーズで息抜きどころか二人して「あ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」とか「疲れた………」とか言ってめちゃくちゃ魂抜けてましたが…w

 チームとしても、ようやっとリーダーとして結果を残せて安堵していたりします。気負い過ぎかもしれませんが、敢えて自分を追い込むように言い聞かせてた部分もありました…wまぁ結果的には良かったと思います


 長くなりましたが今回はこの辺で。練習に付き合ってくださった方々、応援してくださった方々、ジャッジやスタッフの方々、当日対戦してくださった方々、ありがとうございました!

 そして、僕の想いに応えてくれた、トーナメントまで導いてくれたデッキに感謝を


本当に、本当にありがとう………!!

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