シラウオとの出会い
なんの前触れもなく『シラウオ』は我が家にやってきた。
まさか、その後『シラウオ』に恋をして翻弄されるようになるとは知るよしもなく。
上野 裕登場
2020年7月25日(土)に上野 裕が獲れたてのシラウオを家に届けてくれた。地元では生で食べるという。1匹つまんだ、もやしのようだと思った。1匹口に入れてみた、もやしのようだった。味がしない。
このとき友はとても悲しかったそうだ、後から聞いた。
ポン酢を掛けて食べた。ポン酢の味がした。ポン酢そのものだった。もしかしたらそこで終わっていたかもしれない『シラウオ物語』がここから始まった。
その2ヶ月ほど前に熱い料理人に『日本一おいしいシラス』をごちそうになる機会があった僕ははたと閃いた!「釜揚げしよう」と。
少々の塩を入れてお湯を沸騰させてシラウオを投入、投入した瞬間にシラウオがふわっと膨らむんだよ、ここでちょっと興奮。ザルにあけてお湯を切り、あっちちとシラウオを手に掴んで口に放り込んだ。
稲敷市へ
1時間後。友がシラウオを入手した稲敷市の宮本商店にいた。
残念ながらシラウオは売切れだった。
店主の宮本さん曰く、「今日は不漁で漁師も仲間の漁師からの応援でモノを用意したので入手は無理」と言う。電話かけるのなんてタダなんだから漁師さんに聞いてよ!とお願いして、電話してもらったら奇跡的に3パックが漁師の手元にあるという。
10分後。霞ヶ浦(湖だよ)に隣接する漁師の家にいた。
シラウオ500グラムを3パック入手。
宮本商店は面白い店だ。ENEOSのガソリンスタンドだ、昭和半ばの香りが漂う住宅街の中にある稀有な立地。そこに離れがあって須賀津ベースという地元のオヤジたちの溜まり場を持っている(あっこれ秘密ですかね)
そこでシラウオを7回釜揚げにした、いろいろな時間で試してみた。意外と30秒でも3分でも変わらなかった。
僕は生より断然「熱を加えた」ほうがおいしいと思ったわけだ。
地元では『生派』が多いということがわかるわけだが。
この日は土曜日、昼から会社で仕事をしようと思っていたわけだが、叶わなかった。なぜなら夜まで須賀津ベースで楽しんだから。
シラウオのこと調べた、小川原湖・霞ヶ浦・宍道湖
翌日、仕事には絶対行かねばならぬと思いつつ『シラウオ』への興味がむくむくと湧いてきてネットでいろいろ調べた、結果を2時間で作った資料がこれだ。
これが妄想と迷走の始まりでした。
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