4コマを描く理由・その4〜十年の社畜生活を添えて〜
読みたいという言葉に甘えて、その4になってしまいました。
5までには収めたいところですね。
なんだかんだで、苦しみながらも新たな営業スタイルを掴みつつある私の栄光から転落までジェットコースターでいきましょう👍
最年少・業界未経験でマネージャーになる
ブラック企業の求人によくあるタイトル笑
前回までの試行錯誤で自信を得た私。
3年目くらいだったろうか、ものすごい勢いで成果が出始める
・結成3年目の弊社ではじめて競合No1メーカーからの切り替えに成功
・超大型案件のクロージング
・先輩社員の担当で競合の反撃にあっていた大学病院プロテクションを主導
D⭕️C状態であった。結果として
・たんまりインセンティブをもらい
・社内の賞賛を集め
・マネージャーという地位も手にいれる
担当エリアも拡大。毎日東日本各地で必要とされる私。
・代理店は私と組みたいと列をなし!!
・病院でも可愛がってもらう!!
・競合も引き抜きにかかってくる!!
我が世の春だ。なんでも上手くいく、壁は破壊する、数年前にトラックが来たら地震が来たように揺れるアパートに住んでいたとは思えない。
全てを手に入れたと思っていたけど・・・あっけなく終わりは訪れます。
会社が無くなった日
正月明け、唐突に勤め先の社長から良い知らせがあると集められる。
・当社の売却先が決まりました
・合併ではなく、吸収なので新しい会社の指示に従ってください
第2回で書いた通りだが、この企業の持ち主はM&Aを生業としている。元々売るための会社だったので、その時が来たかという感じである。
その後、新経営陣との面談。すでに品定めが始まる、ポジションを得るために必死な人、マイペースに構えている人、不安を撒き散らす人、、、
企業がなくなる瞬間というのは不謹慎な言い方だがエンターテイメントに富んだ時間だった。
・経営陣は企業購→その後軌道に乗せ→売るまでが仕事なのでニコニコ。
・一般社員(事務や営業)は、新しい会社の情報を洗ったところ現場機能がないことが予測できたので問題なし
・一番、足の引っ張り合いを水面下でやっていたのは部門責任者たち
すでに骨格となるメンバーは新会社で用意されていたので残りのポストをめぐって争いが繰り広げられ、結果3名の部門責任者のうち1名退場となった。
昨日まで何ら、問題なくコミニュケーションとっていたのが嘘かのような争いであった。退場になった方は、私と同じで営業力があれば生き残れると思っていたタイプ。この時はまだ気が付いていなかったです・・・
そして、吸収の発表と同じ年の夏に私が心血を注いだ会社はあっけなく消えました。
全てが気に入らない新会社
私はマネージャーという形で移籍したが、半年ほどで退職をした。新しい組織というのは必ずと言っていいほど混乱が生じるものと短い社会人経験なりにわかっていたが混迷を極めた。
・色々あったうち一番深刻だったのは製品が日本に届かないという状況
東日本の広域を担当していたことからも、私も私のチームも対応に追われる日々。そして製品はないのに数字を追いかけ、会議が恐ろしく増えた。入荷はされないが新しい製品も増え、その対応にも追われた。
馬鹿げている。本当に馬鹿げている。何もかもが気に食わない
私は今では他のやり方もあったなと思うが、この時の私は会社への責任感というより開拓したお客様への責任感のみで私は動き出した。
年末、とある地方の基幹病院への物流が滞ろうとしており、ついに会議で私は感情に任せて社長などに喰ってかかった。
・ごたくはいいから早くものを動かせ!!
・人が死んだらどうするつもりだ!!
みたいなことを言ったと思う。当然、社長激昂。だが私は売上を盾に強行突破を図る。
・じゃあ今欠品している担当施設全部、競合に切り替えますか?
(フィクションです笑)
休日返上で税関からものを取り出し、チャータートラックで年末雪が降る東北地方に何とか物資を届けることができた。
うーん、改めて書くと色々やり直せる要素はあったなぁ・・・と思います。
そもそも、新会社の社長が拾ってやった社員にここまで言われたら腹が立たないわけがない!!段取りが悪いのはともかく、バックオフィスも懸命にやっていたわけだし。
調子に乗ってましたねぇ・・・
ただ、ここまで啖呵を切ってしまったので年始早々に会社を辞める意向を伝えることになりましたとさ。
長くなりました🙇
次回最終回です。ここでだいぶん脱落者出ることでしょう・・・
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