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ユーラシア大陸横断日記14 タシュケントからサマルカンドへ(ウズベキスタン)

ユーラシア大陸を西へ西へ、中国の上海からポルトガルのロカ岬まで。
陸路・海路でユーラシア大陸を横断した、ユーラシア大陸横断(2008)の記録です。

カザフスタンから国境を越えてウズベキスタンへ。
タシュケントの宿「ハドラ」にチェックインしました。

前回の記事はこちらです ↓

タシュケントの宿で

ウズベキスタンではカザフスタンの再入国に備えてビザを申請する必要がある。
また、今後の行程を考えるとここでイランとアゼルバイジャンのビザも取っておきたかった。

まずはイラン大使館でビザの発給を申請したが、トランジットビザで5営業日かかるとのこと。

同じ国のビザでも、どの国にある大使館から申請するかで発給までの日数が変わってきます。
今回の旅ではなるべくビザの発給で旅がとまらないように、申請から発給までの日数を調べていました。
A国のビザをB国から申請 → 2週間必要
A国のビザをC国から申請 → 翌日発給
このようなかんじです。
ビザの発給に日数がかかると結構な足止めとなるため、ウズベキスタンにいる間にイランやアゼルバイジャンビザも手に入れておこうと思いました。

ビザができるまで日数があるしどうしようかなと思っていたら、泊まっている宿の部屋にもう1人、日本人の男の子がやってきた。

満室だけど自分の部屋にはもう1つベッドがあったから、日本人どうしだし一緒に泊まっちゃいなよ、と宿の受付で案内されたらしい。
宿の人適当すぎ…笑

ウズベキスタンではレギストラーツィア(レギスト)という滞在登録が必要になります。 レギストは、宿泊した際に宿泊施設から滞在した日数分だけ発行され、 出国時などにチェックされます。
しっかりチェックされる場合もあれば、なんとなく見て終わることもあります。
ウズベキスタンではこっそりと民泊をやってる人もいるのですが、こちらはレギストが発行されませんので注意してください。

ちなみに、タシュケントには自分の泊まった宿「ハドラ」の近くに「カラマット・アパの家」という有名な民泊があります。
強面のマダムが主人の宿で、民泊のため当然レギストは発行されませんが、エアコン付きのため快適で、泊まる人はあとを絶ちませんでした 笑
カラマット・アパのみんな、無事に国境越えれたのかなあ…

男の子は大学生で、夏休みを利用して旅行中とのことだった。

サマルカンド( タシュケントから340kmほど南西)にいたけれど、ビザの申請のためにタシュケントに来たそうで、申請が終わったらまた戻るつもりらしい。
どうやら、サマルカンドの宿がかなり楽しいというころなのだ。

サマルカンドはシルクロードの要衝として栄えた古くからの都市で、チンギス=ハンによって一度破壊されるが、その後かの有名なティムールによって再興された。

サマルカンドにはタシュケントでビザを受け取ってから行くつもりだったけど、
「先にサマルカンドに行って、ビザができたらタシュケントまで取りに帰って来たらいいのでは」
と勧められた。

確かにそうだなあと、ずっと待ってることもないかと思って、一緒にサマルカンドに行くことに。

サマルカンド行きのバス

タシュケントからサマルカンドまでは鉄道とバスがあり、今回はバスを選択。

案の定これでもかというくらいのオンボロのバス。
タシュケントのターミナルからサマルカンドまでは5時間。
長い道のりと時間をこのオンボロバスで過ごさないといけない。

座席は金属のフレームの上に薄い木の板が置いてあるだけで、しかもバスはガタガタの道をこれでもかというくらいに飛ばす。
クッションもなくからだが浮き上がるほど揺れる。安いのだけが取り柄だった。

遊園地のアトラクションのようなバスに揺られ続け、へとへとになってサマルカンドに到着。

1人だと辛かっただろうけど、「バスやばかったね!」と、一緒の大学生と盛り上がって笑い話に仕上がって、そこからさらに小さな乗り合いバスに乗り換え、レギスタン広場のすぐ近くにある「バハディール」という宿に着いた。

空いているか心配だったけれど、宿の主人に聞いてみると

「No Problem!」

とのこと。

幸いドミトリーが空いていて、部屋を入ってすぐ左側の壁沿いにあるベッドがサマルカンドでのお城になった。

サマルカンド・ブルー

バハディールは各地を旅したパッカーたちばかりの宿だった。

中でも多かったのはフランス人と日本人。
いろんな人のいろんな話を聞けるのはすごく楽しかった。
到着したその日、たくさんの人たちでお酒を飲んで遅くまで盛り上がった。

サマルカンドでは、 宿にいる他の旅行者たちと一緒にゆるゆるのんびりしつつ、散歩がてらいろいろと見てまわった。

特にレギスタン広場は歩いて5分ほどの場所にあったので、バハディールで過ごす数日の間に何度も何度も足を運んだ。

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サマルカンドブルーとよばれる独特の青いタイルたちがなんともいえず美しくて本当に見惚れてしまう。

1日に何回もレギスタン広場に出かけては、マドラサたちを眺める毎日。

レギスタン広場 ティラカリ・マドラサのドーム、黄金の天井、たくさんの部屋がならぶマドラサの中、息を呑むサマルカンドブルーの世界…!

独特の青い世界に包まれて、タイムスリップしたような感覚になるのが大好きだった。

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こちらに続きます ↓


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