上手くなるために
これは軽音楽部に限った話ではありませんが、ただ部活に入っただけでは楽器は上達はしません。
そこで、個人的に「これをすれば上手くなる」というポイントをまとめてみました。
※あくまでも自分の経験をもとにしているので異論は認めます。(というか多分色々な意見があるかと思いますので、1つの考えとして参考にしていただければと思います。)
「3つのポイント」
軽音楽部の中で「楽器の演奏が上手い」人には、いくつか特徴があります。
その中でも、個人的に1番大切だと思ったことを3つに絞って紹介していきたいと思います。
まず、3つのポイントをざっくり言うとこうです。
・楽器のことを好きになる
・先輩を活用する
・目標を持って練習する
「コツ」というより「大切にして欲しいこと」というニュアンスです。
この3つを意識して練習するだけで上達スピードは格段に上がるので、是非やってみてください。
それでは、もう少し詳しく解説していきますね。
1.楽器のことを好きになる
これはそのままの意味です。自分の担当楽器を好きになってください。
「楽器を好きになる」ということは、そのまま上達に繋がります。
もちろんこの「好き」にも色々あって、「演奏するのが好き」な人もいれば、「楽器の種類や音色の違いを知るのが好き」な人、「楽器の仕組みを知るのが好き」な人もいます。
どれでもいいです。
楽器が好きだという気持ちがあればそれだけで大丈夫です。
演奏するのが好きな人はともかく、他2つは何故上達につながるの?と、思うかもしれません。実は、技術を上げるためにはそれなりの知識があると便利なこともあるのです。
楽器の種類や仕組みに詳しくなるということは、その分、自分の楽器の特徴を理解できているということになります。
例えば、自分のギターはどんな音を出すのに向いているのか、どんな奏法がしやすいようにつくられているのか。それを知っているかどうかだけでも十分練習に差が出ます。
楽器の種類に詳しくない人でも、最低限自分の楽器の特徴は知っておくと良いですね。調べてみてわからない場合は先輩や楽器屋の店員さんに聞いてみるのがオススメです。
2.先輩を活用する
「先輩は使える時に使っとけ」というのが私の持論です。部活動ならではの特権なのでフル活用しましょう。「わからないところを先輩に聞くのは上手くなるための近道」だと、とある先輩が言っていました。ホントその通りです。
とはいえ「先輩たちも自分の練習があって忙しそう…」なんてこともありますよね。
そういう時は、後で時間をとってもらえないか聞いてみましょう。本人に直接聞いてみるのが一番早いです。
後輩に教えるのも先輩の仕事です。
遠慮せずにどんどん質問しに行ってください。
特に1年生は、3年生と関われる期間がとても短いです。
聞けるうちに沢山聞いて、色々なことを吸収しておくのがベストです。
そしてこれが1番大事なことなのですが、先輩に教えてもらったことは必ずメモしましょう。
個人的にはアナログ推奨ですが、なければスマホのメモでもOKです。(ただし相手によっては失礼だと思われる可能性もあるので、筆記用具は用意しておいたほうが良いと思います。)
メモをすることで説明されたことの整理ができるので、理解を深めることに繋がります。
また、先輩側から見てもメモをとってくれる子のほうが「自分の話をしっかり聞いてくれる」「熱心に練習している」という印象が強くなります。(もちろんメモがすべてではありませんが……)
とにかく、先輩に質問をするときはメモの準備をしておきましょう。
3.目標を持って練習する
何も考えずに毎日指示された基礎練をこなすだけでは、ハッキリ言って上達しません。
では何が必要なのか?
それがこの「目標をもつ」ということです。
「目標」と言っても、大きな目標を持てというわけではありません。
漠然とした大きな目標に向かって努力することも大切ですが、小さな目標を立ててそれを1つずつ達成していくことも、とても重要です。
毎日基礎練を始める前に「今日はこれをできるようにする」という目標を立ててみましょう。これは例えば「BPM120でメトロノームからズレないようにする」とか「音の粒をそろえる」とか、簡単なもので構いません。
もし達成できなくても、意識しながら練習することが大切です。
この基礎練は何のためにやっているのか、今日は何をできるようにするのか、聞かれた時にすぐ説明できますか?
説明できないという人は、次から考えるようにしてみてください。考えながら練習することが、上達するための第一歩になるはずです。
まとめ
今日は最初の記事ということで、基本的なことを書いたつもりです。
「楽器を好きになる」「先輩を上手く活用する」「毎日目標を立てて練習する」この3つを意識するだけで、上達スピードが前より上がるはずです。
逆に、全てできていない人はいくら練習しても上手くなりません。(※個人的な経験談です)
『技術が上がって色々な曲を弾けるようになったら楽しいじゃん??』
結局全部「楽しい」につながると思います。
「上手くなりたい」「楽しくやりたい」と思う人は、是非試してみてください。