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ホコの対物ギア、ダメージ倍率は1.1だけど効果は数倍!その理由を解説

ホコバリアに対する対物ギアの効果は、「バリアに与えるダメージが1.1倍大きくなる」こと。

『1.1倍・・。微妙じゃね?』と思う人は多いと思う。

僕も以前は、ステジャン等を付けられなくなる割に倍率がしょぼいから要らないと思っていた。

しかし、試しに対物ギア付けてみると1.1倍と思えないほど、明らかにホコ割りが強くなる。

その理由は、対物の「倍率」は1.1倍だけど、「効果」は1.1倍ではないからだ。

計算上は、ダメージ倍率が1.1倍になるだけなのに、効果が2倍以上になる・・。
その「効果」の計算方法を紹介します。

対物の「効果」が2倍を超える計算方法

ホコバリアはナイスダマ2個分を上回る1000という耐久値だが、実戦では相手チームの与えたダメージがホコバリアの耐久値に加算されるため、両チームの「DPSの差(※)」が重要になってくる。

※DPS=1秒間に与える総ダメージ

計算を簡易的にするため、自分はスプラシューターを使っていて、残りの7人は対物なしのシャープマーカーと仮定する。

自分チームの編成:スシ、シャプマ(対物なし)×3
敵チームの編成 :シャプマ(対物なし)×4

この条件で、スシの対物有無でホコ割りDPSを計算し、割れるまでにかかる時間を比較する。

【ホコ割りの速度比較】

計算方法: (耐久値1000 - キューバン) ÷ 両チームのDPSの差でホコ割りにかかる時間を計算する。

[メインのDPS]
スシ  :360(+キューバン360)
対物スシ:396(+キューバン396)
シャプマ:336

[ホコ割りにかかる時間]
対物あり:10.1秒 =(1000 - 396) ÷ (( 396 + 336 ×3 ) - 336 ×4)

対物なし:26.7秒 =(1000 - 360) ÷ (( 360 + 336 ×3 ) - 336 ×4)

たった一人の対物の有無で、なんと2.6倍もホコ割りが速くなる。

対物の倍率は1.1倍なのに、ホコ割りが2倍速くなる理由

ホコ割りは自チームと敵チームの「DPS(1秒間に与える総ダメージ)の差」が重要になってくる。

対物は元のダメージに対して1.1倍だが、「両チームのDPSの差」は数倍にすることができる。

スシとシャプマ(対物なし)のDPSを比較すると、対物なしスシだとDPSの差が24だが、
対物ありスシだとその差は60(=シャプマよりも1秒あたり60大きいダメージを与えられる。)

つまり、対物の有無でメインだけでも2.5倍の速度で、ホコが割りやすくなっている。

対物を積むと、割った後の攻めが強力になる

対物ギアは、「ホコを割るまでにかかる自チームの全員のインク量を減らす」効果も兼ね備えている。

ホコを割った後にインク残量に余裕ができやすく、爆発時の塗りをイカして全員で攻めやすい利点もある。

3ではカンモンが追加されたので、攻めも守りも、優位に試合を進めやすい。

攻め:カンモン突破後にさらにホコを割って攻めを継続しやすい

守り:カンモン突破された後に、ホコを割って相手の攻めを断ち切りやすい

特にボム持ちとDPSが高いブキは、対物を積むことでDPSの差をより大きく広げることができるのでオススメ。

ステルスジャンプを積む人が増え、2よりも対物を積む人が減ったのと、疑似確(=ホコバリアに対するダメージがアップしていた)がなくなったことにより、2よりも対物ギアの効果を実感しやすい。

積んでみてはイカだろうか。

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