AI画像で崩れた手の修正 Photoshop&I2I編(2023年8月)
※この記事は2023年8月にブログで公開し、note用に修正したものです。
画像生成AIで悩みの種の一つ、手が崩れてしまう問題。
お困りの方も多いと思うので、現時点で私がやっている方法をシェアしようと思います。
ControlNetを使わないので、Stable Diffusion WebUI以外のツールを使う場合でもヒントになるかも?
近いうちにAIの方が綺麗な手を生成できるように進化しそうな勢いですが、それまでの間、何かの参考にしていただければ嬉しいです。
最初の画像を生成する
まずは何か好きな画像を生成しましょう。
今回私はアフロのダンサーを召喚します。
プロンプト:
Man with afro hair dancing on stage, full body, Right hand raised above head, lights behind him, funk art, moody lighting, full body, leather jacket , (smile:0.7)
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ステージで踊るアフロヘアの男性、全身、右手を頭の上に上げ、背後にライト、ファンクアート、ムーディーな照明、全身、革ジャン 、(笑顔:0.7)
ネガティブプロンプト:
bad-hands-5,
今回ネガティブ埋め込み bad-hands-5さんの力をお借りします。
そして、何枚か生成して気に入った最初の画像がこちら↓
顔や服はカッコイイんですが、残念ながら手が崩れています。
これを直していきたいと思います。
短い指を指先ツールで伸ばす
まず掲げている左手の指が短いので伸ばします。
Photoshopの指先ツールでちょっと伸ばしました。
POSEMANIACSさんで良い感じの右手をキャプチャする
人体のポーズや手の3Dデータをブラウザ上で拡大縮小したり、回転したりできる神サイトです。
i2iに使ってもOKとの事で、たいへんお世話になっています。
こちらで絵に合わせた良い感じの手を探して、グリグリ回して画像に合わせた角度に調整して、大きめサイズでキャプチャします。
Photoshopで白い背景を切り抜き、縮小して位置を合わせます。
Photoshopで手の画像を置いて色を調整する
削除ツールで元々あった手を消し、素材を重ねて服に隠れる部分をマスクし、色味を補正します。
ここで自分の持ってるスキルを全て使って、出来る限り肌の色を合わせましょう。
ここをサボると手の色だけ浮いた画像になってしまいます。
今回、褐色のお肌のお兄さんなので、暗めの肌色にしました。
Image to Imageで全体をなじませる
手の修正が終わったら保存して、画像生成AIに戻ってImage to Imageにかけて、全体をなじませます。
Denoising strengthを0.3~0.5位に設定して、モデルを変えたりしながら何枚か生成して良いものを選びます。
そして完成したものがこちら!(外部サイトに飛びますが、大きい画像が見られます)
最初よりはだいぶ良くなりましたね!
こだわればもうちょっとリアルでキレイにできる気もしますが、今日はここまででいいかな!
まとめ
今回はAI画像での悩みの種、手の修正について記事にしました。
POSEMANIACSさんを知るまでは自分の手をスマホで撮影したりしていましたが、だいぶ時短になりました。ありがたいです。
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