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悪態ついて、今日も道を譲る。


好きなものを好きなだけ
   おなかいっぱい食べる

この文章を見て、あなたはどう思っただろうか。


あたたかい、平和、幸せ
ニットを着るかのように感じたかもしれない。

わたしは提言したい。

戦後を生きてんの?騙されるな。

その通りに食ってたら生活習慣病で間違いなく死ぬ。


甘言をゆるると信じてこれまできたわたしは、ついに自らの意思でジムに通い始めた。

知識のないデブの急な運動は、身体を壊しやすいのでひたすら水に浮かんでいたりする。

現地に赴くまでの足取りは重いが、一日のうち積み上げてきた罪悪感をガリガリ削っていける気がするので運動っていいかも。
ちょっとおすすめしたい。


ところで、空白がないと物事は考えられないと思うのだが。

わたしは頭が悪いので
「今、行って帰ってきてこれで何m…?50mを1回と数えてた??25×2で、今のでどのくらいだっけ…」
みたいなことばかりジムでは考えているので、その時に空白の余裕はない。

生活の要所で感じるものを、なんとなく切り取って、なんとなく保存してるような。
名前はつけていないものがある。


先ほど述べていた「甘言」に関連していると思う。

やさしさにまつわる話をしたい。

やさしいって色んな場面で使われる便利な言葉だと思う。


ちなみにわたしは「やさしい」ってあまり好ましくない。


以前配信アプリでも述べたことがあるし、同じように感じている人がいて、やっぱりな〜と思ったこともある。

わたしは疑り深いので、人にもらったやさしさも毒でも入っているんじゃないかとばかりに、眺めて、調べて、確かめてしまう。(いただいた食べ物にそのようなことはしない)

語彙力に欠ける駄文で申し訳ないが、わたしは「やわらかさ」で区別したい。

ひとつめは

焼きたてのパンのようなやわらかさ。
ふかふかとしていて感じがよい。
好意から成っていることが多い。
純粋な善で、これを辺りにバラ撒いている人は逆に恐い。
どうしちゃったんだろうと思うし、恐らくそういう人は伝説のポケモンみたいなもので、HP削って状態異常にして、ハイパーボールの消費もいとわずボールをぶつけ続けないとゲットに至らない。なんてったって伝説。


もうひとつは

ぐんにゃりとしている。
生焼けの魚のようなやわらかさ。
火が通っておらず、生の時の水分がそのまま。

「これがレアってもんだ」

なんてツウぶってる人は、是非とも腸管出血性大腸菌の餌食になってもらいたい。
レアは前者のポケモンで十分だよ。

ちなみにそう言っているわたしは餌食になったことがあり、会社でも病院でも嘔吐が止まらず、「あぁ、床っていつも冷たいんだな…」とめちゃくちゃな目に遭ったことがある。

そんなやさしさ。


100%自分がただの善意でしていることでも、相手から見たら70%はこの生焼けのやさしさなんじゃないかと思われることだって少なくないだろうし。

自覚がある場合だってあると思う。



今、わざわざ親指で開いて、このページを読んでくれているあなたと、わたし自身に伝えたいのは

伝説の善を持ってしても救えない他人はいる

ということ。


ずっと世の中それが当たり前だったのかもしれないが、わたしがその事に気づいたのはうんと最近の話だ。

救いたい人が救われたいかも知らないくせに、おせっかいなことばかりわたしは人にしていたけれど。

結果にばかりひとは着眼するので、過程はわりとどうでもいいしなかったことになるのだと思う。

自分はあの人に何ができたとか、できなかったとかを考えて腐ったり。

今この人がこうなのは自分がこれをしたから・言ったからなんて実は心の隅で思ったり。

いずれも己を蝕むだけなので、そんな自分を見てあげた方がいい。

自己中心的な考えをすべきという話ではなく、「自分を守れるのは自分だけ」という話だ。

本当に自分にやさしくしたいなら、おいしいものだけを食べるのではなく、身体がその食べ物でできていることを考えたり

内臓の負荷にならないようアルコールを控えたり

ちかしい人でも親族でも他人は他人、自分だけの空間で内側を守ったり

そういうことをしたほうがいい。

他人にできることなんてないとか、人は無能だとか無力だとかは違う。


ところで、こういった字をずらずらと並べているわたしの意図をあなたはどう捉えたのだろうか。

「やさしい人だねって、口に出さずにとらえてほしいんだな」

なんて、人が座ってた後の椅子と同じくらいの温度の目線を向けることだけはやめてほしい。

わたしはぐんにゃりとしたやわらかさの言葉にうんざりしているので、自分で自分をフォローしてるにすぎない。

ただ、今文字を打ち、のちにこれらを眺めてくれた人がよくも悪くもないきもちになってくれたらいいなと思う。


よく噛んで。


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