ハグと音〜Sound hug〜
音を耳で聴き、演奏を目で見る。
その常識を越えて「音を身体で聴く」体験ができるらしい。
落合陽一さん演出の「耳で聴かない音楽会」は聴覚障がいの方も音を聴く事ができる公演。
正確には触覚や視覚で捉えて実際に音楽を聴く事ができるらしい。
聴覚障がいの方の感想をもとに一般への使用へ向けて改良されていくそうだが、その過程も興味深い。
【耳の聴こえない人の音日常】
耳が聴こえないと、別の感覚が発達する。
その一つが動体視力の鋭さ。
例えば目で単音に色を付し示していく。
サウンドハグと呼ばれる音響スピーカーで周波数を再生しながら色でもメロディの流れを表現する。
こんな体験ができる日が来るなんて文明の利器は素晴らしい。
このような文化をデジタルネイチャーと落合陽一さんは呼んでいる。
デジタルが自然の一部になるという思想。
もちろん自然発生したものではないけど、
人という営みの中でナチュラルに生まれていく発想であり、日常化していくのかもしれないですね。
【五感と音楽】
私たちの教育プログラムでは五感と音楽で遊んでいきます。
リズムを触覚で感じたり、曲のテーマに沿う香りを嗅ぎながら演奏体験を通して感性を育む。
いずれも、五感が当たり前のように使えるところから発想が生まれています。
しかし、感性の育み方とそれを必要とする人のリンクのさせ方にも多様性があるんですね〜。
世界を見渡すと面白い事が沢山あります。
子どもたちと私たちの未来がポジティブで豊かであるといいですよね。
【面白い世界】
耳を澄まして音楽を聴く。
それは、これまでの通常です。
サウンドハグを使ったら、
身体を澄まして音楽を聴く。
こんな感覚になったそうです。
これを使ったら、
きのう書いた音と色の共感覚を、
聴覚障がいの方も感じる事ができるかもしれませんね。
デジタルデバイスの使い方として素晴らしいと思ったので、ご紹介しました。
いつもTORIHADALABO noteをご覧いただきありがとうございます☺︎
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