2Pick RGWネメシス解説
1, 概観
金虹枠で取れたカードによってプレイ方針の大きく変わるリーダー。アグロプランとコントロールプランのどちらかをとることになる。ニュートラルレジェンドを強く使えることと、手札から一枚で12点出せるジェットパックガンナーの存在が強みである。進化時効果が強力なフォロワーが多いため、EPの使い方がポイントになる。
2, 金虹カードの評価とデッキ作成方針
本来はここに戦略の章を置きたいのだが、軸になるカードがはっきりしない状態でプレイングについて述べてもわかりづらいと思うので、先に金虹カードの解説を挟む。
金虹カードの評価
アグロプランでの優先カード
手札から大打点を出せるカード、及びEPを使わずに盤面の逆転を可能とするカードがここに該当する。
この中での優先度はジェットパック>>オーキス>サタナエル>不吉>フルブラスト
コントロールプランでの優先カード
真価を発揮するターンは遅いものの、1枚でゲームを決め切る力を持つカードがここに該当する。ギルネリーゼは直接召喚だが、カムラ等でデッキに戻すことが出来るためほぼ確実に起動する。
この中での優先度はカラミティ>=安寧の降臨>ギルネリーゼ>>バハムート
どちらのプランでも優先するカード
シンプルなパワカ達。
この中での優先度はリーシェナ>神器鳴動>リヒト>シオン
デッキ作成方針
基本的に最初の金虹提示でアグロかコントロールかを決める。優先カードが提示されたほうのプランに寄せていくとよい。両プランの優先カードが同枚数提示される、もしくは一枚も提示されないどっちつかずの場合はアグロプランに寄せていく。アグロプランを強く見るのは、相手のケア不能の上振れ(主にギルネリーゼ)に轢かれる確率が減少するからである。
3, アグロプラン
戦略
宿願の一刀がスタン落ちした影響で手札からの打点量が減少している。このため盤面から打点を出す意識が重要になる。1コストを(あるなら)探してハードマリガンする、進化権を打点に変換する(不吉やフルブラストといったEPなしで盤面に干渉するカードの評価が高いのはこのため)、などの点に留意すること。一枚で複数体の破壊が見込める人形関連のカードを軸に戦うことになる。ジェットパックは8pp以降だとケアされやすいため、回復の少ないリーダー(R, Nm, Nc, E)相手には6コストで投げることも要検討。
注目カード
幼き糸使い
1糸使い、2花園の動きが序盤最強の動きになる。花園と違い新弾ボーナスが無いため見かけたら必ず取ること。
無情の侵食
後攻でなおアグロプランを通すのに役立つ一枚。エンシェントのみで取り切れる場合でもミスティックに進化を切って盤面を強くする択があることを知っておこう。
リーシェナ
言うまでもなくパワカ。基本的に10体破壊後にしか出さない。そのためマリガンで返すこともある。
4, コントロールプラン
戦略
長い戦いを最初から見ているためリソースのはき方に気をつける必要がある。特に除去スペルは丁寧に扱うこと。Nmの天敵たる「攻撃されない」フォロワーに対処できる貴重なカードである。後半に相手から押し付けられるであろう強力な盤面に対処するために、EPはなるべく温存して立ち回る。マリガンではドローカードを重点的に探そう。
注目カード
再臨する絶大
進化時効果の強力なフォロワーが多いNmにおいて、EPの回復が見込めるこのカードは非常に強力に作用する。カラミティエンドによる特殊勝利につながる点も◎。
奏絶の崇拝者
ジャスティスタイラントをこのカードで割るとシャングリラブレイカーが水増しできる。積極的に取りたいというほどのカードではない。
魔鉄の獅子、ウォーターガンナー
カラミティプランでは忌避するカードたち。デッキにカードを埋めるのが罪すぎる。まだ魔銅の番人のほうがマシ。
生命の培養
カラミティプランの時は積極的に取りたい1枚。序中盤はデッキ圧縮とカシム・ローザの起動に、終盤は5コスト以上破壊体数の水増しに貢献する。
5, 終わりに
ロイヤルがレジェコマ一辺倒なのに対し、作成したデッキによってプレイ方針が大きく変わるリーダー。相手との駆け引きや多彩な戦術を楽しみたい方にはこのリーダーはとてもお勧めである。