(25)鳥爺DJ奮闘記「この一言が人生を変える!?」
いつもありがとうございます。鳥爺です。
ディスコの営業をしながら借金を返す計画は、従業員が辞めたいということで混乱してきました。
なかでも2人しかいないDJの一人であるハラくんが辞職を表明。
しかもディスコの姉妹店であるクラブを、退職金代わりに欲しいとのこと。
このクラブはかろうじて利益が出ていたので、これからの借金返済の助けになると思っていました。
それにしてもクラブと退職金、誰が見ても公平ではありません。
ディスコ側はハラくんというDJがいなくなれば、お客様も減り売上も落ちるでしょう。
こんなとき誰に相談すればいいのでしょうか?
まさかカワダさんに相談するわけにはいきません。
この地にて私が知っている人は、あとは銀行さんくらいです。
しかし銀行さんには返済を先延ばしにお願いしましたので、とても相談できる状況ではありません。
だったら誰??
あと思いつくのは、ディスコで出会った常連客のキミコとカオルくらいです。
彼女たちは純粋にディスコが好きです。
だから私にいろいろな意見を言ってくれました。
そのときはディスコを畳むつもりでしたので、本気で聞いてはいませんでしたが、、、ゴメンね。
でも、今思い返せば貴重な意見を言ってたような気がします。
私より一回りも若いですが、今度は真剣に相談してみたいと思いました。
早速、2人に連絡を取り、近くの喫茶店で会いました。そこで二人から言われたことは、予想外のことでした。
少し再現してみましょう。
「DJの大久保くんと、最近入ったばかりの平くん以外のスタッフが辞めたい、と言ってきたけど、どう思う?」
「いいんじゃない。どうせ仕事中、酒ばっかり飲んでいるし、女の子にはナンパしてくるし、、、」とカオル。
「ハラくんもいるんだよ」と私。
「辞めたけりゃ、辞めりゃいいじゃん」
とカオル。
「だけどハラくん、DJだよ」
と、言うと今まで黙って聞いていたキミコが、びっくりすることを言いました。
しかし、この一言が私の気持ちを変えたのです。
(つづく)
今日も素敵な一日になりますように(^o^)/