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鳥のきもち「子どもがほしい」

愛するパートナーの子どもが欲しい……。
きもちはよくわかりますが、もし飼い主さんが対象でしたらあきらめましょう。
でも、幸いにも同じ種類で恋人ができたら子どもが欲しいのは自然の摂理です。
しかし、あなたと鳥のパートナーが希望しても、肝心の飼い主さんの理解が得られなかったらどうしようもありません。
どうしても二人? の子どもが欲しいときはいくつかの条件を満たしているかどうか調べてみましょう。
・お互い繁殖ができる年齢である
 どちらかが若すぎる場合は時期を見直しましょう。
 どちらかが高齢の場合、特にメスが高齢の場合、母体が危険です。
 残念ですが、繁殖はあきらめましょう。
・繁殖するための巣や適当な広さのケージ(フライト)が確保が必要
・お互いが健康である
 子どもが欲しいのでしたら、まずお互いが健康であるかを鳥の病院で調べてもらいましょう。
 親になる鳥に健康上の問題があると、産まれてくる子どもにも影響があるし、最悪親鳥も危険です。
・栄養のバランスを考えた食事ができる
 先ほども書きましたが、食事がヒマワリの種中心でしたら、栄養のバランスが偏ってしまいます。産まれてくる子にほぼ間違いなく影響が出てしまうでしょう。
・できれば両親で育ててほしい
 飼い主さんによっては、卵の状態のときに取り出されてしまいます。
 取り出した卵は孵卵器という機械に入れて、人工的に温めます。
 産まれてきたヒナは、最初に動く動物は人であるため、親として刷り込まれてしまいます。
 こういう鳥は大人になっても自分は人だと思ってしまい、他の鳥とコミュニケーションがとれなくなります。
 すると、当然のことながら、同じ種類の恋人はできないでしょう。
 つまり、子孫が絶えてしまう可能性があるということです。
 また、ヒナのうちに親鳥からの栄養たっぷりのミルク(ご飯)をもらえないので、免疫力がなく、強弱な体質になったり、最悪、短い一生になるかもしれません。

飼い主さんにお願いです。
できるだけ長く親鳥と一緒にいさせてあげてください。
親鳥と飼い主さんとのあいだに信頼関係があれば、ほうっておいてもヒナは人が好きになりますから。

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