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鳥のきもち「一緒に日光浴しましょう」

私たち飼い鳥は生活のほとんどがケージの中です。そのためできるだけケージの中が快適であってほしいと願っています。
私の友人は大人になってから海外から日本にやってきました。自分が生活していたケージも一緒に、です。
ところが驚いたことに、そのケージがお家の玄関から入りません。玄関よりケージのほうが大きかったのです。そのため窓枠からサッシ窓を全部はずして、何とか部屋の中に入れることができたそうです。
たしかに海外のケージは大きいです。私が前にいたペットショップでも展示していましたが、私は一度も入ったことはありません。あんな大きなケージで生活できれば最高だったのに……
しかし、日本の住宅事情を考えるとどうしても大きなケージを置くことができませんが、可能なかぎり大きいケージで生活したいですね。

さてそれでは、鳥たちにとって広くないケージでどう過ごせばいいでしょうか。
まずはできるだけケージの外に出してもらえるように努力するしかありません。ケージの外に出したら、回り物を壊したら、ケージにいつまでも戻らなかったりするような態度では、ケージから出してもらうことさえできないかもしれません。

では、この限られた環境の中でどうしたらいいのでしょうか。
できるだけケージの外に出してもらえるように努力するのが大切ですが、まずケージの中でも退屈しないようにおもちゃ箱を入れてもらいましょう。

狭いケージの中でも使いようによってはそれなりに運動ができます。おもちゃをうまく活用しながら、運動不足を解消し、ストレスも発散しましょう。
ケージは広くないかもしれませんが、登る、かむ、裂く、ぶら下がる、羽根を広げる、眠る、くつろぐ、食べ物を探す、などの工夫はできると思います。そして、そのケージを毎日清潔に掃除をしてもらい、できればケージごと日光浴をしてもらいましょう。
水洗いさえしていればケージは清潔と思うかもしれませんが、殺菌効果がある日光浴はとても重要です。私たち鳥とケージ、一緒に日光浴ができれば一石二鳥です。

ちなみに、日光浴のとき、ものすごく暑かったり、寒かったりすることがあるでしょう。まいってしまいますよね。
できれば短い時間でもいいので、飼い主さんにも一緒に日光浴をしてほしいですね。そうすれば私たち鳥の「暑い」「寒い」を理解してもらえるでしょうから。長い間生活する空間であるあなたのケージは、まだまだ快適になるはずです。

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