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世の中にはこんなに「珍しい多肉植物」もあるんです!植える以外の驚きの楽しみ方

多肉植物って、普通に植えるだけでも十分に可愛く育てられます。
でも、上級者になってくると寄せ植えをしてみたり何か別の楽しみ方を模索してみたり、これまでとは違った新しい楽しみ方を探してみたくなりますよね?
今回は、最近の展示会などで発見した「多肉植物の珍しい」楽しみ方をご紹介します。
多肉植物に興味があるんだけど、いまいち楽しみ方や育て方が分からない、、、という人にも知ってほしい内容です。
ぜひ今後、多肉植物を新たに育てる際の参考にしてみてください。


多肉植物の珍しい楽しみ方

多肉植物の珍しい楽しみ方は、具体的には「消耗品的な楽しみ方」です。
通常の楽しみ方は鉢植えでゆっくりと成長を楽しむ方法ですが、多肉植物の珍しい楽しみ方を体験して、より魅力的な違った角度からの姿も味わってみてましょう。

寄せ植え

多肉植物の寄せ植えは、コンパクトながらも個性的なアレンジが楽しめるのが魅力。
種類や色の組み合わせ次第で、珍しいオリジナル寄せ植えもできます。管理も比較的簡単で、初心者でも育てやすいのも大きなメリットです。

【 魅力ポイント 】
・珍しい品種、デザイン性の高い種類など、自由に組み合わせられる。
・水やりの頻度が少なく、手間がかからない。
・葉挿しや株分けで増やす楽しみがある。

【 注意点 】
・種類の異なる品種同士を寄せ植えするため、水やりのタイミングに注意。
・定期的に置き場所を変更してあげて異なる種類の多肉植物を管理。
・成長スピードや環境の異なる品種を一緒に植えると管理が難しくなる。

多肉植物の寄せ植えは、育てやすさとデザインの自由度が魅力。初心者でも気軽に始められるので、自分好みのアレンジを楽しんでみてほしい。

切花

多肉植物の切花は通常の花とは違い、水をほとんど必要とせず長く楽しめるのが特徴です。
茎の部分に水分を多く含んでいるため、枯れにくく、インテリアとしても人気。リースやブーケ、テーブルアレンジメントなど、さまざまな形で飾ることができます。

【 多肉植物の切花の魅力 】
・水なしでも長持ちしてくれるので管理が簡単。
・個性的なフォルムや色合いが魅力的。
・乾燥しても風合いが変わり、アンティーク調の楽しみ方ができる。

【 注意点 】
・カットした後は数日間乾燥させてから飾ると、傷口が保護され長持ちしやすい。
・直射日光の強い場所では乾燥しすぎることがあるため、室内の明るい場所で管理する。
・時間が経つと根が出ることがあるため、土に植え替えれば再び成長する。

多肉植物の切花は、育てる楽しみだけでなく、飾る楽しみも広がります。ちょっとした工夫で長く楽しめるので、ぜひ試してみてください。

出典

水耕栽培

多肉植物は一般的に土で育てるイメージがありますが、水耕栽培(ハイドロカルチャー)でも楽しむことができます。土を使わずに育てられるため、清潔で管理がしやすく、インテリアとしても人気があります。

【 水耕栽培の魅力 】
・土を使わないため、清潔で虫がつきにくい。
・透明なガラス容器を使うことで、根の成長を観察できる。
・水やりの頻度が少なく、管理が簡単。

【 育て方のポイント 】

  1. 発根準備
    多肉植物を水耕栽培にする際は、まずカットした茎を乾燥させ、切り口をしっかりと癒着させます(1週間ほど)。

  2. 容器の選び方
    根がしっかり張れるように、広口のガラス容器や専用のハイドロカルチャー容器を使用するとよいでしょう。

  3. 水の管理
    根が直接水に浸からないように、茎の部分は水に触れないように配置し、根が伸びるのを待ちます。水は1〜2週間ごとに交換し、根腐れを防ぎましょう。

【 注意点 】
・直射日光の当たる場所では水温が上がりすぎるため、適度な光の入る明るい場所で管理する。
・根腐れを防ぐために、水に浸ける部分は根だけにする。
・成長が遅い品種もあるため、長期的な管理が必要。

水耕栽培は、土の管理が不要なため、手軽に多肉植物を育てたい方におすすめです。透明な水の中で育つ姿を楽しみながら、室内の緑を増やしてみてはいかがでしょうか。

出典

ドライフラワー

多肉植物はみずみずしい見た目が特徴ですが、ドライフラワーにすることが可能です。
ドライフラワーに加工することで、独特の風合いを楽しむことができます。乾燥させることでアンティークな雰囲気が生まれ、長期間飾れるのも魅力です。

【 多肉植物をドライフラワーにする魅力 】
・水やり不要で手間がかからず、長く楽しめる。
・アンティーク風のインテリアとして映える。
・リースやアレンジメントに活用できる。

【 ドライフラワーの作り方 】

  1. 適した品種を選ぶ
    肉厚な葉の多肉植物は水分が多いため乾燥しにくいですが、セダム系やエケベリアなど比較的葉が薄い品種はドライフラワーにしやすいです。

  2. 乾燥の準備
    カットした茎や葉を風通しの良い場所で乾燥させます。湿気の多い場所だと腐りやすいため、カラッとした環境が理想です。

  3. 乾燥方法
    吊るし乾燥:茎を逆さにして吊るすと、形をキープしながら乾燥できます。
    自然乾燥:新聞紙の上に並べて放置する方法。葉が厚い品種は、断面がしっかり乾燥するまで時間がかかるため注意。
    シリカゲル乾燥:シリカゲルを使うと、より鮮やかな色を残したまま乾燥させることができます。

【 注意点 】
・葉が厚い種類は乾燥に時間がかかり、途中で腐ることがあるため、適した品種を選ぶことが重要
・湿気が多い場所ではカビが生えることがあるので、風通しの良い場所で乾燥させる
・完全に乾燥すると葉がもろくなるため、取り扱いに注意

多肉植物のドライフラワーは、ナチュラルな雰囲気を演出できるインテリアアイテムとしておすすめです。リースやアレンジメントに活用して、おしゃれに飾ってみてはいかがでしょうか。

ハーバリウム

多肉植物を使ったハーバリウムは、インテリアに映える美しいアレンジメントとして人気があります。プリザーブド加工された多肉植物を専用オイルに浸し、長期間みずみずしい見た目を楽しめるのが特徴です。

【 多肉植物のハーバリウムの魅力 】
・水やり不要で手間がかからない。
・鮮やかな色を長く楽しめる。
・おしゃれなインテリアとして飾れる。
・プレゼントやギフトにも最適。

【 作り方の基本ステップ 】

  1. 適した多肉植物を選ぶ
    生の多肉植物は水分が多く、ハーバリウムには不向きです。プリザーブド加工された多肉植物やフェイクグリーンを使用すると、オイルとの相性が良くなります。

  2. ボトルの選定と準備
    ガラス製の密閉できるボトルを使用します。口が広めのものだとアレンジしやすく、視認性も良くなります。

  3. 配置を決める
    ピンセットを使い、多肉植物と他のドライフラワーやパーツをバランスよく配置します。

  4. 専用オイルを注ぐ
    透明度の高いシリコンオイルやミネラルオイルを使用すると、美しい仕上がりになります。

  5. ボトルを密閉して完成
    ホコリや気泡が入らないように注意しながら、しっかりと蓋を閉めます。

【 注意点 】
・生の多肉植物はオイルに適さないため、必ずプリザーブド加工品やフェイクグリーンを使用する。
・直射日光に長時間当てると退色しやすいため、置き場所を工夫する。
・オイルの種類によっては時間とともに濁ることがあるため、高品質なものを選ぶ。

多肉植物のハーバリウムは、ナチュラルな雰囲気とモダンなデザインを兼ね備えた素敵なインテリアアイテムです。玄関やリビング、デスク周りに飾って、癒しの空間を演出してみてはいかがでしょうか。

「多肉植物の珍しい楽しみ方」に関する海外豆知識

世界の多肉植物事情は、国によってさまざまです。
例えば中国では今、ハオルチアの万象や玉扇が大人気。その理由は、成長スピードが遅くて特徴的な形をしている多肉植物のハオルチア万象などは、長期間水やりをしなくても枯れることのない「生花の消耗品」として注目を浴びているからです。
主には、インテリア雑貨などのような扱われ方をしており「枯れたら買い替え」が中国国内では流行っているとのこと。
日本でいう、切花のような「刹那的な美」を多肉植物で味わっているのだそうです。

まとめ:多肉植物の珍し楽しみ方はさまざま

多肉植物は育てるだけでなく、さまざまな方法で楽しむことができます。
一味変わった珍しい切花として気軽に飾ったり、寄せ植えで個性的なアレンジを作ったり、水耕栽培で新たな成長を観察するのも魅力です。
さらに、ドライフラワーやハーバリウムに加工すれば、長期間その美しさを楽しむことも可能。それぞれの方法に異なる魅力があり、自分のライフスタイルに合わせた楽しみ方を見つけることで、多肉植物の奥深さをさらに感じられるでしょう。

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