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時代の変化 職人から器用貧乏が求められる時代へ


器用貧乏

オールラウンダー、マルチプレイヤーとも言いますが、それは一般的には様々なことを広く浅くできる人を言います。

大正から昭和、平成の時代。職人と言われる一つの仕事に特化した人々が需要があったと思われます。


昭和の時代は東大を卒業するだけで名誉だった事でしょう。

プロ野球選手、プロサッカー選手になれる人は職人と言えるスポーツに特化した特技の持ち主。

シェフやソムリエはまさに食を極めた人。それだけで人が集まります。


ですが、時代が流れ令和になった現在。

職人気質よりも器用貧乏が生きる時代へと変化しました。

現代では一つの事を極めても需要がありません。

浅く広く知識を持ち様々な互換性を持つ。柔軟性のある人材が求められています。


理由としては、インターネットの進化、AIの進化が背景にあります。

職人と言われた人たちに需要があった理由はその人にしか作れないもの。でした。

ですが、現代は知識の共有が頻繁にでき、利便性が向上したことによりある程度の品質を誰でも作り出せるようになりました。

作品の3Dプリンターでの作成。

クックパッドの簡単メニューレシピでおいしい料理。

大学院卒業の学歴を持つ人々の多さ。

オンリーワンになれる可能性が難しくなっています。


さらにその事実は今後もっと加速しながら進化していきます。

これから求められる人材は技術の深みではなく、知識の広さということが大切だと思われます。


もちろん、技術を極めた歴史を否定するわけではありません。伝統を守る文化は必要です。ですが、日本全体の需要比率から見ると狭き門になる事は予想ができるでしょう。

では、これからは何を求めればいいのか。


必要と思われる考え方


これまでは素材を加工することを重要視してきました。

例えば・・・

石炭から鉄を生み出し、物を作る。

食材から技術によって素晴らしい料理を作る。

専門性の知識を付け、博学を売りにする。


しかし、知識の共有が進んだ現代では、資金さえ用意できれば、ある程度は成し遂げることができるのです。


物はお金さえ出せば自分でもそれなりに作れます。

料理もプロまでとは言いませんが、それっぽく作れます。

知識はインターネットにより調べることが容易になります。



では、これからは何が必要になるのでしょうか?

これからは素材へ戻ります。


資産価値である金。

例えば、日本円の価値。ドル、ポンドのように需要によって流動T系に変化するものではなく、金やプラチナのような変わらない価値。

食品であれば素材。調理のテクニックは簡単にまねをすることができますが、食材の質は差別化が可能です。

水もそうです。清潔な水の取れる地域の価格はすでに高騰しているでしょう。

数十年前より北海道の土地は中国企業による支配が進んでいることは皆様もご存じだと思います。温暖化により沖縄をはじめとする赤道に近い地域は今後生活ができなくなる可能性があります。

土地が低いところは水面上昇により海の中になるかもしれません。

より安全な場所。資産、土地。確保するのはいたって難しい考えではありません。


世界の価値観がオンリーワンと言うよりは信頼性に変化しつつあります。



我々は何を求めれば生活が豊かになるのか。


仕事でいうと、出来ることの幅を広げる。

肉体労働だけでなく知的労働も出来なければなりません。


うまく例がたとえられないのですが、

税理士が建築現場で肉体労働する需要があるかもしれません。

シェフが料理を運ぶ時代はすでにあります。人員不足が理由ではなく、シェフ自らが説明する。それが価値形成。

弁護士がメディアに出るのは今や当たり前と言えるでしょう。人気商売です。

一点集中ではなく、多種多様が必要になります。

小学校の先生のような存在。色んな事を浅く広く出来る。

4トントラックの運転だけではなく、フォークリフトやけん引免許、危険物などを持つと仕事全体の幅が広がります。

和食、洋食、中華、エスニック。すべてできる料理人は重宝されます。


頭を柔らかくし、様々な可能性を広げて取り組む。これから生き延びる人材はこのような人々かもしれません。


ハローワーク職員が1万人以上雇止めになる可能性があるというニュースがありました。

真実かどうかはわかりませんが、実際にこのようなニュースが表に出るという事は私を含め内心感じている人々がいるという事でしょう。


AIの進化により無くなる職業があると言われています。

AIに変わった職業に従事していた方はどうなってしまうのでしょうか?補助金やベーシックインカム導入は今のところ考えにくい。

内部留保や国の借金返済のなどの名目でポッポナイナイ。と言うことになるかも知れません。

国民の貧困の差は増える可能性がある政策と思えます。

国が我々にとって何かをしてくれる

そうであれば嬉しいですが、そうでない場合の事も考えなければなりません。今から対策を講じるに越したことは無い。


我々のできることは何なのか。


手広く出来ることを増やす。個の力を持つ。

それは技術だけではありません。知的という意味でもそうです。

国が貯蓄を推奨しなくなった今、将来の年金は自分たちで作り出さなくてはいけません。

待ってるだけ生き残れる時代は終わりました。果報は寝て待て。それは人口く、巡りまわって成り立つ知恵です。

人口自体が下降している状況では、果報は寝て待ってもやってきません。貯蓄をしていては増えないのです。

適切な知識を持ち、能力を使いコミュニケーションすることにより安全に安全に資産を増やす努力が必要なのです。

そのための知識、努力を今行っている人、これから行う人が将来がより安定に近づけると思います。


なんでも結構です。

稼げる、稼げないわかりません。それは時代とタイミングで決まります。

それでも負けずに自分と向き合って努力できる人。

それがこれからうまく生活をするための心得だと思います。

勉強をしましょう。発信をしましょう。

この力を身につけましょう!




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