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乙女ゲーム『終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-』感想【ネタバレあり】


 少し前に終ヴィルをクリアしたのでネタバレあり感想を書いていきたいと思います。過去にこの記事↓

 でも少し語っているので内容が被る部分があるかもしれません。FDはプレイ途中ですがFDについてのネタバレはありません。

 それでは、攻略キャラクターごとに感想を書いていきたいと思います。キャラクターによって文章の長さにかなり差があります。

 ・マティス

 マティスルートは、とにかくマティスくんがかわいかったです。私がこのゲームで最初にプレイしたルートだったので、序盤のマティスくんが少しずつ幸せになろうとするあたたかい雰囲気からのギャップ(この死神風情が!)に驚きました。

 ジャンの思惑には全く気づいておらず、いい執事さんだな〜と思っていたので鳥肌が立ちました。絶望エンド(スチルがある方)の胸糞悪さも良かったです。マティスくんがカミーユになってしまうオチには私もセレスと一緒にぞっとしました。それでもセレスがマティスくん=カミーユと添い遂げるのにはマティスくん(であった人間)を見捨てられないという人間味を感じて良かったです。

 全体的には、救済エンドのラストも含めてマティスくんとセレスの可愛らしい恋の物語だなと思いました。

 ・リュカ

 リュカ先生のシナリオは死刑執行人の正体やナディアのことも含めてなかなかハードで、しんどいお話が好きな私には好みの展開でした。特にリュカ先生が死刑執行人だと知った後のセレスの(好き、だったのに)というモノローグが印象に残っています。セレスのかわいそうさが良かったです。

 リュカ先生のルートはどの結末でも(中途バッドを除く)彼がしたことの罰を受けるという終わり方だったのが良かったです。私が特に好きなのはスチルがない方の絶望エンドで、セレスが実質的にリュカ先生の後追いをして、冥界で会えると思っていたのにリュカ先生は地獄、セレスは天国に行ってしまって会えないというエンドです。天国に行ってもセレスが幸せになれないのなら信仰って何だろうと考えさせられました。

 私は物語の登場人物が信仰をへし折られる展開が好きなので、リュカ先生のルートはとても好みでした。このゲームでは私はキャラクターとしてはマティスくんが一番好きですが、物語はリュカ先生が好きです。

 ・シアン

 シアンは第一印象からして乙女ゲームをプレイする層に刺さりそうなキャラクターだなと思いました。実際に人気があるキャラのようですし。

 物語としては一番乙女ゲームっぽくて、絶望エンドでの泣き顔とイマジナリーセレスとの会話が良かったです。救済エンドもシアンさんらしい終わり方でした。

 ・イヴ

 私はイヴの博愛がそんなに異常だと思っていなくて、ヒューゴさんそこまで言う? と少し思いました。ヒューゴさんがセレスを殺すバッドエンドや、ヒューゴ→イヴの矢印が好きです。別のルートでヒューゴさんが自分のイヴへの気持ちに気づくシーンでは切なくなりました。それと博愛が偏愛になっていくというのは好みでした。救済エンドの最後がメリバっぽいのも好きです。

 ・アドルフ

 救済エンド、コロシテエンドなどが印象に残りました。コロシテエンドの絶望感がすごくて好きです。救済エンドはいわゆる大団円で、今まで絶望エンドばかり見てきたので印象に残りやすかったです。

 ・アンクゥ

 最初は大仰な物言いに胡散臭さを感じていたのですが、アンクゥの正体が分かったところで驚きました。いいキャラクターだと思います。あと可愛いところもあるキャラだなと思いました。


 今回のnoteはここまでとします。まだ語りきれていない部分も多いのでまた終ヴィルについて書きたいです。ここまで読んでくださってありがとうございました。

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