見出し画像

奨学金授与の選考終了!

さて、今年度も僕が主催しております個人奨学金『UC少額奨学金』を授与する奨学生の選抜が終わりました。
詳細は省きますが、興味がある人は応募ページに飛んでくれれば少しはわかると思います。(もう選んだので、募集は終わってますけど!)


"1分で応募できて無期限・返済義務なしで貰える奨学金"
って言っちゃってるくらいなので、もっと気軽にもっと沢山応募してくれたら嬉しいものの、その中でも思うところもあるので今まで書いたことないけど今回は選考の振り返りを書いてみることにします。

【目次】
1. UC少額奨学金をやっている理由
 1-1. 歴史
 1-2. やる側のメリット
2. 選考
 2-1. 2020年度UC少額奨学金の概要
 2-2. 選考ポイント
 2-3. 運って不都合
おまけ 就活大嫌い


1. UC少額奨学金をやっている理由
 1-1. 歴史

「自分が使えるお金のいくらかを他人に使ってもらう」
こりゃ面白い考えなんじゃないかと思って6年前、社会人になったタイミングで始めました。

 1-2. やる側のメリット
・面白い人と出会える可能性がある

今まで5人(+1人)を選んできました。
  1人目:学生を卒業して起業して活躍中
  2人目:学生を卒業して個人で活躍中
  3人目:OLだったけど稼げるようになりUC少額奨学金卒業
   →代わりの奨学生として外国人の教授へ
  4人目:子供のために食堂をやっている方
  5人目:アフリカ行ったりして活躍中の学生
みたいな感じで沢山のワクワクな出会いがありました。
採用してから会ってみた人もいるし、未だに会ったことのない人もいます。

・選ぶ側としての経験を積める
普段選ぶ側になることなんてないじゃないですか。
僕はこの経験により僕は少しだけ人生を前向きに過ごせるようになった気がするんです。
自分が選ばれなかった時、どこに原因があったのかを探しまくるよりも一度選ぶ側になってみる経験の方が3.14倍くらい価値がある事だと思える。
その理由を最後に話すので、特に就活生なんかに読んでほしいです。

・貰う事に対して素直に喜べるようになる
「君たち、いいですか。人という字はねぇ、
 ひとと、ひととが支えあっているから人なんですよ。」
って昔に誰かが言ってたと思うんですが、僕もその一部になったことを認識しているので支えられる事となっても罪悪感なく有り難く貰う立場にもなれます。

あとは色んな人が褒めてくれたり、同じように少額奨学金を始めたよ!って人が2人もいたりして毎年この時期は自己肯定感が上がります。


2. 選考
 2-1. 2020年度UC少額奨学金の概要

今年で6年目となりますが初年度から募集要項は特になしで変わっていません。
応募者から1名を選抜し、その人に毎月僕の給料の1%を授与します。

今年は例年より少なく、18名の応募がありました。
応募者の年齢はバラバラ。
0~9歳からの選択肢を設けていなかったのですが、この年代からの応募もあり喜んでおります。

スクリーンショット 2020-03-22 23.45.18


 2-2. 選考ポイント
選考ポイントは年によって違いますが、一貫していることはネガティブではない。ということです。
ほぼ遊びでやっているのにもし僕が生活が苦しくなってこの奨学金を突然辞めてしまった時に、苦しまれてしまったら嫌だし。

ネガティブではない。という事の他に今年気にしたことは下記3点です。
①文字数制限を気にしてくれているか
②ご自身のホームページ・SNS等
③自己紹介文
各項に点数をつけて、合計点で1位の人をUC少額奨学生2020とする事にしました。


①文字数制限を気にしてくれているか
「読む方も大変だよな」って考えて書いてくれてるかどうか。
気遣いができる人かどうか。
コミュニケーションが楽しい人かどうか。
こんな事を想像しながらこの制限を設けています。

面白い事に、この基準をクリアできている率はこんな感じでした。
10代:100%
20代:36.4%
30代:100%
40代:0%
特に小学生は文字数を考えてくれているのが伝わりました。

②ご自身のホームページ・SNS等
アカウント名を書いてくれているものが複数ありましたが、ネット上で集計しているのだからそのまま飛べるようにURLでくれたら嬉しかったです。
逆に手書きのアンケートの時なんかはアカウント名で検索しやすいようにすると読み手は助かるかと思われ。

③自己紹介文
①で文字数制限は見ているので、長くても点数に影響しないように読みました。
がしかしやっぱり長いと自然と点数は低めにしてしまう傾向にある気がします。(僕の場合)
簡潔に自分をアピールできるってすごいなあって感心しながら読みました。


 2-3. 運って不都合
そんな審査で見事1位を獲得したのは! 同率で2名いました。
でもその二人から1人を選んだのは僕の気まぐれです。正直ここは一瞬で決めました。
理由は以前に似たような経歴の人をUC少額奨学生とした事があったから、個人的に面白くないという事でその人を2番手として今回落選させてしまいました。
毎年選考基準は少し変わるにせよ、最後の最後で迷った時は僕の気まぐれで選んでいます。
選ばれる側からしたら不都合ですよね。


おまけ 就活大嫌い
僕が人生で一番嫌いだったのが就活の時期です。
不採用の結果を貰うたびに自分を否定されているようで、ここにあげればキリがないくらい楽しくない日々を過ごしました。
今でも当時聴いていた曲が流れるだけで気分が落ち込みます。

ただ、こうして人を選ぶという立場を経験してみる事によって
「あーあの時僕が不採用だったのは向こうの都合かもな」
って良い方向に解釈できるようになりました。

ベストを尽くすのは大事だけど、自分を見つめ過ぎて見えなくなった時にはなるべく他者視点で。

それも無理な時は...僕に連絡かな!

いいなと思ったら応援しよう!

toriaezu_ou
Armastama!