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#14 水曜日が消えた

タイトルに惹かれて鑑賞。

中村倫也演じる主人公は幼い時に事故に遭い、曜日ごとに性格が入れ替わってしまうようになる。毎日変わる7人の自分で生活していくという話である。
話のメインはおっちょこちょいだが真面目な性格の火曜日の自分。
ある日、火曜日が終わり水曜日になっても、火曜日の自分のままであることから話が始まっていく。

この映画で思ったのは2点ある。

1.ありのままの自分を受け入れること

火曜日の自分は7人いることを受け入れていたが、月曜日の自分は早く1人だけになりたいと考えており、口論になっていた。
その後、7人7色の全く違う生活や人生であることに気づき、月曜日の自分も気持ちを改め、最後は7人で生きていくことを選ぶ。
ありのままの自分を隠すことは、自分を追い詰めることにもなってしまう。ありのままの自分を受け入れて気持ちに折り合いをつけることの大切さに気づいた。

2.目の前にいる人の大切さ

主人公には一ノ瀬という唯一の友達がいる。
主人公は最初「なんで俺に構うんだよ」と友達の存在をいいものだと思っていなかった。
しかし、話が進み、一ノ瀬は主人公と友達になりたくて、医者からの事情を聞いた上で家に通っていたことを知る。自分のことを理解してくれる唯一の友達に、主人公も最後は気持ちを許していた。

当たり前のように目の前にいる人にも感謝しないといけないなと感じさせられた。

この話は当然ありえない設定ではあるが、主人公の困難にぶつかるシーンから色々と考えさせられる映画であった。

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