喫煙所で聴いた曲①(20241113 : Gotch)

Lost / Gotch

Live in Tokyo(ライブアルバム)より
このライブアルバムが本当に本当に好きで、擦り切れるほど(サブスクなので実際に擦り切れることはない)聴いている
音源より絶対いいと思う
Wilcoのカバーもしてるんだけど、めっっちゃくちゃいい
大好き

Gotchはアジカンを含めて、喪失を歌うことが多い
初期の頃は喪失の悲しさや何もないことへの悲しさや反抗を歌っていたように思うが、ソロや最近の曲はだんだんそれを受け入れて前に進んでいくような歌詞が増えたと思う

10年後、20年後、30年後、40年後のことを考えながら展開されていく歌詞の中で、どことなく諦めが漂う

10年経ったら今日のこと、忘れてしまうかな


20年経っても今日のこと、忘れたくないけど


30年経ったら面影も、褪せてしまうかな
そういえば鏡の奥に立っている僕だって
あれ誰だっけ

40年経ったらもしかして、骨だけになるかな
葬儀の列に君がきたところで遅いって
もう灰になった

Lost / Gotch

どんなにうまく生きても、どうしようもないことはきっとあって、必ず喪失と出会うんだろうな
それがどんなに失いたくないものあっても、忘れたくないことであっても

でも失うことに意味がないわけじゃないんだと思う、なにかを得ようとすることも同様に
たとえいつかは失くしてしまうとしても、その時実際に感じていたはずの気持ちは嘘じゃないはずだし
永遠でなくても、移ろいゆくものであっても、諸行が無常であったとしても、瞬間に意味はあったと思いたい

喪失を受け入れて生きていきたいなって思う
サビの歌詞がたまらなく好きだ
前半で歌っていることは悲しいことなんだけど、でも曲のおかげで希望を感じる
これこそが音楽である意味なんじゃないか、なんて思ったりもする

花びら はらはら
まるでぼくらは初めから
全てを失うために、生まれたみたいだな

今なら まだまだ
そうさ、僕らこの場所から
すべてを失うために
すべてを手に入れようぜ ほら

Lost / Gotch


Route 6 / Gotch

同じアルバムからもう一曲
この曲もサビの歌詞があまりにも好きなので書いておきたくなった

いつかまた、君と会って
他愛もない、話がしたいな
君が生まれた、街にだって
僕はまだ、行ったことがないんだ

いつかまた、ここで会って
少しだけ、君に触れたいんだ
君が生まれた、街にだって
花が咲き、春が巡るんだ

いつの街が綺麗だった?
いつの街が綺麗だった?

Route 6 / Gotch






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