河瀬 茉希の声には華がある

 初めは自分の大好きな作品、「ゾンビランドサガ」で彼女の名前を知りました。紺野純子、フランシュシュ4号。昭和のアイドルで圧倒的な歌唱力を持つが、ちょっと内向的で慎ましい性格。しかし一度ステージに立てばその小柄な体から想像もできないほど、力強くパワフルな歌声で観客を魅了する。そんなキャラクターです。ゾンビランドサガ1期6~7話はそんな彼女の真骨頂とも言える担当回で、ここで界隈では純子ファンが多数生まれました。

 そんなキャラクターを担当したわけですから、一気に河瀬茉希の認知度が上がりました。その効果かどうかはわかりませんが、ゾンビランドサガ1期の後に「くまクマ熊ベアー」、現在(2021年10月)放送中の「最果てのパラディン」と、主演作品を2本とっています。「くまクマ熊ベアー」ではややつっけんどんだが心優しい少女ユナを、「最果てのパラディン」では実直で感性豊かな少年ウィルを演じています。ユナ役も良かったのですが、「最果てのパラディン」のウィル役は本当にいいですね。少年声がハマる女性声優って伸びやすい(くぎみーとか潘めぐみとか)と思ってるんですけど、河瀬茉希の少年声は声変わり前ぐらいのいい感じに透き通るハスキー声といいますか、まぁいいんですよこれが。今季注目しているアニメであると同時に推しの若手声優です。

 端的に河瀬茉希のいい声を浴びたければ、「アツクナレ」「激昂サバイブ」で検索してください。心がゾンゾンしてきます。そしてゾンビランドサガにもハマっていただき、河瀬茉希推しになっていただければ幸い。

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