マジック:ザ・ギャザリング『ドクター・フー』コラボ事前知識⑯
はじめに
いよいよ名古屋のコンベンションが近づいてきましたね!
何も準備できていないのでドクター・フーの統率者をただ回しにいくおじさんになる予定です。
どうも、鶏団子鍋と申します。
このカードデザイン紹介も、とりあえずシーズン7の終わりまでは続けますよ!
さぁ今回もシーズン6のエピソードから参りましょう。
シーズン6第1話「ドクターからの招待状」シーズン6第2話「静かなる侵略者」
11代目ドクターに呼ばれてある砂漠の湖に集まったエイミー、ローリー、リヴァーの3人たち。
理由もわからず集まった3人ですが、11代目ドクターと話していると突然湖から現れた謎の宇宙飛行士が11台ドクターを殺害してしまいます。
悲しみに暮れるコンパニオンの3人でしたが、ひょうきんな様子で11代目ドクターが現れます。(生きとったんかワレ!)
どうやら殺されたのは未来の11代目ドクターだったようです。
ドクターの死の真相を突き止めるべく、調査を進めていたコンパニオン達だったがそこに不気味なエイリアンが現れる・・・!
目を離すと彼らのことを覚えていられないという、奇妙なエイリアン。彼らは・・・
【造反のサイレンス】
サイレンスと呼ばれる彼らは、古くより人類を陰から操っていました。
スーツを着た骸骨のような外見の彼らのカードデザインを見てきましょう!
「終了ステップ開始時、対戦相手のクリーチャー最大1体を対象として使嗾する。これの上に+1/+1カウンターを置いてフェイズアウトする。」
作中で彼らは目を背けると対象の人間が忘れるのをいいことに、深層心理に催眠を仕掛けてきます。
使嗾する。というのはかなりイメージ通りなデザインですね!
しかも目を離すとフェイズアウトしていく。すげぇ!
作中再現のカードデザインは素晴らしいですね。
催眠を使い、影で人類を操ってきた彼ら。そういえばなんだっけ…
あ~、そう!なんか月行きたくなってきたな!なんでだろう!
【月面着陸の日】
人類は、まんまとサイレンスの催眠にかかり彼らのために宇宙服を作り月面着陸を目指していた。
この英雄譚もサイレンスの能力そのままに1~3章全てが「使嗾する」といった尖った内容になっています。
イラストのエイミーは、サイレンスを見た回数を体にメモしているため、落書きまみれになっています。
サイレンスの目論見は成功するのか、それともまたドクターが救ってくれるのか…冒頭で死んでしまったドクターは一体何だったのか…
続きは配信サイトで!
シーズン6第4話「ハウスの罠」
タイムロードの救難信号を聞きつけたドクター。
たどり着いたのはハウスと呼ばれる不気味な星でした。
しかもターディスは突然動かなくなってしまい、困ってしまうドクターとエイミー、ローリー。
ハウスを探索する中、ドクターは救難信号の元へとやってきます。
正体はハウスの罠にかかり死んでしまったタイムロードの残響。
それは四角く光る不思議なキューブ。
所謂「タイムロードの緊急メール」であるキューブをハウスの主はコレクションしていたのだった。
おっと、ところでターディスが動かなくなった理由は、中身がある人間に移ってしまったからでした。
イドリスと呼ばれる女性に乗り移ったターディスの魂は「セクシー」と名乗ります。(ヤダーカワイイー)
【ターディスの魂、イドリス】
カードデザインを見ていきましょう。
「消失3」
「刻印ーこれが出た時、あなたのアーティファクト一つを追放する」
「これは追放されているカードの起動・誘発を全て持ち、+X/+Xの修正を受ける。Xは追放されているカードのマナ総量に等しい」
強い弱いは別として、カードデザインの落とし込みは完璧です!
消失はターディスが乗り移った彼女の命が長くないことを再現しています。
そして刻印で追放されているアーティファクト(ターディス)の能力を持ち、強いアーティファクトならその分力も強くなるといった表現もとても素晴らしいですね。
さて、このエピソードの顛末はあなたが見届けてあげてください。
どうにか使ってあげたいけど…難しいなぁ…。
シーズン6第5話「人造人間たち」第6話「ゲンガーの反乱」
このエピソードは所謂「スワンプマン(沼男)の思考実験」をモチーフにしたものとなります。
簡単に言うと「自分と全く同じ記憶と見た目を持った泥人間は、果たして自分なのか。」という思考実験です。
気になった方は調べてみてください、TRPGのシナリオとかも出てきて面白いですよ!
いつものように時間旅行を楽しむ11代目ドクターとエイミー、ローリーの3人。
突然の太陽嵐に見舞われたターディスは22世紀のある小島に不時着します。
小島では、人類がある手段を使って危険な作業を何かに肩代わりさせていました。
人間が遠隔操作で動かす人造人間。それは・・・
【フレッシュの複製体】
カード自体はクローンの亜種といったところです!
まるでラジコンのように「ゲンガー」を操作していた人類だったが太陽嵐で起こった雷によって遠隔操作の機械が壊れてしまう!
それによってゲンガーは自我を手に入れてしまった。
自分と全く同じ記憶をもち、同じ見た目で、同じ声で話すゲンガーたちを人間たちは「人間ではない」と言い張ります。
ゲンガーたちには「自分の過去の記憶」や「子供が居ることの記憶」を持っているという、まさに元の人間のコピーです。
できれば11代目ドクターのゲンガーも作りたかったですが…そうなるとこの軽いマナ域ではできませんね…仕方ない!
自己とは何か。
是非とも御覧頂きたいエピソードですね。
一旦ここまで!
少なくてすみません!マジでコンベンションの準備できてないんです!
少しでもお楽しみ頂けたら良かったです。
それではまた今度。