マジック:ザ・ギャザリング『ドクター・フー』コラボ事前知識⑮
なんだか仕事も忙しくなってきてしんどい時期になって参りました。
どうも、鶏団子鍋と申します。
ここからは11代目ドクターの登場するシーズン5からカードのご紹介!
もしも11代目ドクターのエピソードを見る予定があるのでしたら、ネタバレになることをご承知くださいね。
それではめくるめく11代目の世界へようこそ!
彼の口癖を叫んでカードデザイン紹介へと参りましょう。
さぁ…
シーズン5第1話「11番目の時間」
既にご紹介した「11番目の時間」という英雄譚で登場するプリズナー・ゼロという犯罪者を探すべく、地球にやってきた宇宙警察がいました。
詳しくは「コラボ事前知識⑤」をご覧ください!
【アトラクシの管理者(Atraxi Warden)】
その宇宙警察エイリアンの名前をアトラクシといいます。
彼らはプリズナー・ゼロとかいう彼らからしたら小さすぎる犯罪者が全然探せなくてもう面倒だから地球ごと焼きます。とか言い始める大迷惑警察です。
(ジュドゥーンにしろコイツにしろ、宇宙警察にはまともなやつがいないのか!?)
カード効果を見ていきましょう。
「飛行」
「これが戦場に出た時、タップ状態のクリーチャー最大1体を追放する。
「待機5-①白」
イラストを見ての通り、飛行はイメージ通りで6/6のクソデカボディも見たまんまですね!
そして見つけやすいところ(タップ状態)に居ないと追放できない無能っぷりはまさに作中表現通りといったところ。
待機は作中でちょっと待ってくれるところを表現しているイメージでしょうね。
軽率な理由で地球が危険になるのはもはやドクター・フーのお約束ですね。
シーズン5第2話「眼下の獣」
このエピソードでは11代目ドクターとコンパニオンのエイミーが未来の地球人と接触します。
未来の地球は太陽フレアの影響で、とても住めた状態ではなく地球人たちは宇宙へと一時的に退避していました。
巨大な宇宙船のなかでドクターは異変に気付きます。
そう、この宇宙船からはエンジンの音や振動がしない。
乗船していた地球人たちは一部の記憶がないようです。
また、コンパニオンのエイミーもここに到着してから小規模な記憶消去をされていました。
なぜ記憶が消されたのか、それは罪悪感から彼らが自主的に行った記憶喪失。
忘れていないととてもじゃないが旅を続けられない、なぜなら宇宙船は・・・
【スターホエール(Star Whale)】
スターホエールを材料にしていたから。
地球人はスターホエールを捕らえ、脳を剥き出しにして電気信号で操縦していました。
そんなことを認知しながら人間は生きていけないのです。
だから記憶を消して、真相を知ったらまた消して。といったことを繰り返していたのでした。
そんなスターホエールのカード効果を見てきましょう!
「飛行、警戒」
「あなたがコントロールするこれでないクリーチャーは護法②を持つ」
「待機6-①青」
クソデカ宇宙生物のスターホエールに恥じない飛行、警戒、8/8ボディ!
なんて頼りになるんだスターホエール!
スターホエールは優しい生物で、自発的に他の生物に攻撃することは基本的にはありません。
それどころか保護してくれるような宇宙生物でした。
護法②をばらまくのは優しい彼らのイメージ通りですね!
待機は作中のクライマックスシーンを表現しているのでしょう!
スターホエールは絶滅寸前、宇宙最後のスターホエールをこんな形で生かしておくなんてドクターには耐えられませんでした。
地球人はスターホエールを解放して絶滅するか、このまま脳死状態にして宇宙船として利用し続けるか選択を迫られます。
地球人がとった選択とは、そしてドクターは同じエイリアンの生き残りとして何を想うのか・・・!?
・・・続きは配信サイトで!
シーズン5第8話「ハングリー・アース」第9話「冷血」
このエピソードでは近未来の現代が舞台!
11代目ドクターとコンパニオンのエイミー、ローリーはある田舎町にやってきます。
なんやかんやありまして(いや、全部説明するとクッソ長いんです)、エイミーを守るべくローリーがサイルリアンと呼ばれる地底人の攻撃に殺されてしまいます。
そこにエイミーの部屋にもあった「時の裂け目」と呼ばれるものが現れます。
このエピソードの前にも登場した「時の裂け目」ですが、触れてしまうと存在が消えて人々の記憶からも抹消されるという激ヤバな裂け目です。
ローリーが亡くなったのはそんな「時の裂け目」の目の前でした。
【時の裂け目(Crack in Time)】
時の裂け目のカード効果は以下の通り!
「消失3」
「これが出た時、ならびに戦闘前メインフェイズの開始時に対戦相手がコントロールするクリーチャー1体を対象とし、これが離れるまで追放する。」
触れてしまうと追放されるのは作中表現通り、とはいえエピソードを見ているとちょっと優しい表現になっているように思えますね。
お察しの方も居たかもしれませんが「消失」を持ちます。
ということは再登場してくる…ってコト!?
まぁまぁ、焦らず次のエピソードに参りましょう。
シーズン5第10話「ゴッホとドクター」
ゴッホの展覧会にきたドクターとエイミー。
時の裂け目のせいでローリーのことも忘れてしまったエイミーはとりあえず時間旅行生活へと戻っていきます。
ドクターはゴッホの絵の中に怪物が描かれていることに気づきます。
そしてその怪物を突き止めるべく、実際のゴッホへ会いに行くことに!
怪物の正体は地球に取り残された不可視のエイリアン。
独特の感性を持つゴッホだからこそ、そのエイリアンを感知することができました。
なんとか不可視のエイリアンを退けたドクターたちだったが、あまりハッピーエンドとは言えませんでした。
さて、騒動は解決したものの相変わらず絵も売れず、自信も無いし自己肯定感も低いゴッホ。
そんなゴッホを元気つけるべく、ドクターはゴッホを現代の展覧会へと誘います。
彼の絵は後世で必ず評価されると伝えたかったのです。
【恍惚の美(Ecstatic Beauty)】
ゴッホ調がたまらない、素晴らしいイラストです!
カードの効果は以下の通り。
「あなたのライブラリーの上から3枚を追放し、ターン終了時までプレイしてもよい。それが待機を持つカードなら時間カウンターを4つ置く。」
「待機4-赤」
何枚も絵も描き、評価されるべきもの(待機を持つカード)は未来で必ず花を咲かす!
素晴らしいカードデザインだと思います。
いいですね、もう何も言うべきではないでしょう。
是非ともこのエピソードをご覧になっていただきたい。
シーズン5第12話「パンドリカが開く」第13話「ビッグバン」
シーズン5のクライマックス、登場するは未知のオブジェクト「パンドリカ」です。
4エピソード越しに、ローリーが再登場する回でもあります!
「時の裂け目」が消失持ちってそういうことかァ~!というね。
そしてこのエピソードから登場した新カードはこちら。
すでに「コラボ事前知識⑦」でもチラリと登場しましたね。
エイミーとローリーの説明も、こちらからご覧ください!
【パンドリカ(The Pandorica)】
カード効果を見ていきましょう。
「これをアンタップステップにアンタップしないことを選んでもよい」
「①白タップ:土地でもこれでもないパーマネントをフェイズアウトさせる。パンドリカがアンタップするか場を離れるまでフェイズアウトしたままになる。起動はソーサリーのみ」
パンドリカには、何かを一つだけ閉じ込めておくことができます。
常に中に入れられるのは1つだけ。作中まんまの素晴らしい表現ですね!
他にもカードがあればこの先のストーリーもご紹介したかったのですが、残念ながらこのエピソードからはこのカードのみ!
気になった方は是非ともシーズン5を御覧になっていただきたい。
一旦ここまで!
季節の変わり目で私も体調がズタボロですが、皆さんもお気を付けください。
少しでもお楽しみ頂けたら良かったです。
それではまた今度。
※本記事は以下より画像引用しています。
「ウィザーズ・オブ・ザ・コースト」
https://mtg-jp.com/ カードイメージギャラリー「BBC:TV DOCTOR WHO」
https://www.doctorwho.tv/ 配信ドラマより