TWDコラボでカジュアルEDH①【Negan, the Cold-Blooded(冷血のニーガン)」
【はじめに】
皆さんこんにちは!
ユニバースビヨンドEDH大好きおじさんの鶏団子鍋と申します。
今回はいつもと趣向を変えて「ウォーキング・デッド(The Walking Dead)」コラボで登場した最凶ヒール「ニーガン」のカジュアルEDHデッキをご紹介!
デッキレベルは5~6(Battle帯)を想定しています。
コンボパーツを増やせばChallenge帯も行けるでしょう!
海外ドラマ好きであれば名前くらいは聞いたことのあるこの作品!
2020年10月に予約開始、2021年1月に統率者リーガルになったものです。
(ずっと使っているので、もっと前のように感じますが意外と最近ですね)
最近、ようやく通常セットのリスト枠に名前違いで再録されました。相変わらず英語ですけどね。
発表と同時にテンションがハイになっていたのは今でも覚えています!
本当はこれらのカードデザインについても語りたいですが、それはまた今度。
まずは今回ご紹介するデッキのコンセプトは!
「ヘイトや盤面をコントロールしきって勝とう!」です。
【統率者の性能】
何はともあれ、統率者の能力から見て参りましょう。
日本語版が存在しないカードですので、対戦の際には周りに説明してからゲームスタートするのをオススメします!
イラストは私も大ファンのジェフリー・ディーン・モーガン!
トラックの光で逆光になっている様子がたまりません。
[②赤白黒]4/3のボディに加え、ETB能力と常在能力があります。
[ETB能力]
「戦場に出た時、プレイヤー1人を対象とする。
そのプレイヤーがコントロールしているクリーチャーの中から、お互い秘密裏に1体を選ぶ。
その後、選んだクリーチャーを同時に公開し、それらを生け贄に捧げる。」
簡単に言えば、最強の布告除去です。
まず確定で狙った1体のクリーチャーを除去することができます。
そして相手と選んだクリーチャーが被っていなければ2体のクリーチャーが除去できます。
対戦相手との駆け引きが生まれることも、カジュアルEDHでは重要ですね!
(え?相手が不利すぎるって?)
作中のシーンを良く表現した素晴らしいカードデザインだと思います!
視聴者に作中1番の衝撃を与えたと言っても過言ではない…そうあのシーン。
対戦相手があなたと違う選択をしたらニーガンと同じこのセリフを言ってあげましょう!
この能力の素晴らしいところは、全ての回避性能を無視できるところ!
何故なら…
対象に取っているのはプレイヤー。
クリーチャーを選ぶのは対象を取らない。
という特徴を持つからです。
破壊不能、呪禁、被覆、プロテクション…お構いなしに生け贄になってしまいます。
マルドゥらしく、売られた喧嘩を返すにはもってこいの能力です。
(売られてなくても出しますけどね)
[常在能力]
「対戦相手のクリーチャー1体が生贄になるたび、宝物1つを生成する」
自身の能力に限らず、対戦相手のクリーチャーが生贄になるたびに宝物を生成することができます。
そして2体以上の同時生け贄でも、1体ごとに宝物が生成されます。
地味ながらかなり強烈で、次の統率者税分を賄うだけでなく「肉袋の匪賊」系が実質フリースペルになります。
ETB/常在のどちらもかなり強く、5マナと重いながらもマナコスト分の仕事はきっちりと働いてくれることでしょう!
使ってみるとわかるのですが、ニーガンに喧嘩を売ったときの報復リスクが高すぎるので他プレイヤーからヘイトが集まりにくい利点があります。
是非とも悪役になりきってヘイトコントロールをしてみてください。
【デッキのメインギミック】
「生け贄ギミック(置物)」
ニーガンの常在能力がかなり強いことから、生け贄ギミックが主たる戦略になります。
まずは最優先で採用したいカードが2枚あります!
「エレボスの指図」と「墓穴までの契約」です!
赤白黒のマルドゥカラーは手札を稼ぐのがとても苦手なカラーパイです。
そのため強烈な攻め手がない場合は「こちらからは攻めない」というスタイルを一貫して取る必要があります。
そのスタイルを取るにはピッタリな2枚。
邪魔をするなら盤面を荒らすぞ。と言わんばかりのエンチャントです。
しかもエレボスの指図は瞬速つき!
全体除去に合わせて一人だけ破壊不能で逃げようとしているプレイヤーにも被害を与えられます。
「肉袋の匪賊」系クリーチャーは対戦相手だけ2体生け贄になるので、布告除けのクリーチャーもまとめて除去できます!
問題はこのエンチャントへのヘイトが異常に高すぎること。
クリーチャー主体のデッキは血眼で割ってきます。
盤面を見ながら、全除去直後などのタイミングで置くのがいいですね。
「生け贄ギミック(クリーチャー)」
クリーチャーで絶対にオススメしたいのはこちら!
「波乱の悪魔」です!
誰でもいいので、パーマネントが生け贄にされると1点が飛ばせます。
しかも、どこにでも飛ばせる。なんで?
大量の宝物を生け贄にするもよし、大量クリーチャー生け贄系に合わせるもよし、器用すぎるクリーチャーです!
そしてグダッた終盤に強烈な活躍を見せるのが「シェオルドレッド」!
ブリンクしてもよし、裏面で更に制圧するもよしで、かなりおススメ!
普通に着地→裏面に行こうとすると10マナ掛かりますが、ニーガンが居る状態だと実質7マナで裏面に行けるのでかなりお得!
「明滅/ブリンク」
ニーガンの強力なETB能力を再利用しない手はありません!
インスタントのブリンク呪文だと息切れしやすいため、恒久的にブリンクできる置物を採用するのがおすすめです。
もしインスタントタイミングで使うなら「儚い存在」や「修復の天使」あたりがよいでしょう!
恒久的にブリンクするのであれば、この辺りがいいですね!
「妖術師の衣裳部屋」
「テレポーテーションサークル」
「永遠の放浪者」
「溌剌の牧羊犬、フィリア」
「スタックス」
ニーガンは5マナのクリーチャーと中量クラスですが、デッキとしては重コントロールの構成となります。コマンダーダメージ狙うにも4点だと遠いのでね…。
そう、勝つまでにかなり時間がかかります。
高速コンボなどを妨害できるカラーパイでもないことから、相手のデッキレベルを強制的に落とす必要があります。
そんなのどうすればいいんだ!という方。
簡単です。呪文を簡単に唱えられないようにすればいい。
このデッキでは複数呪文を唱える機会はそんなにありません。
そのため呪文1回制限の方は大したデメリットではないです。
問題は「ドラニスの判事」のほう。
仲間を見極めて、相手の場に出ても良い統率者が出てから出しましょう。
これらのクリーチャーはヘイトが上がるかもしれませんが、同時に他のプレイヤーにとっても、頼りになる防御壁になってくれる存在です。
適切なタイミングでなら、むしろ相手が守ってくれる可能性があります!
(大抵は全除去に巻き込まれますけどね)
枠さえあればコイツも採用したいところ…!
ここのスタックス枠は、お持ちのカードプールに合わせて採用するのがいいです。
わざわざ「ドラニスの判事」などを買う必要はないと思います。
【立ち回り】
「キープ基準」
卓に軽量の統率者が多い場合は、初手のキープ基準を「布告」系カードがあることにしましょう!
クリーチャーのほうでも、以下の2枚のどちらかでも構いません。
「序盤」
序盤はマナファクトを並べたり、スタックス系のカードを並べたりと無害を装いながら過ごします。
卓によっては3ターン目に「肉袋の匪賊」系クリーチャーを出すだけでも、かなり減速させることができます。
できれば布告系はニーガン着地後に使いたいですが、状況を見て投げてしまっても良いと思います。
(気軽に投げすぎると手札がすぐ尽きるので注意…!)
マグダが引けている場合は積極的に宝物が生成できる動きをしましょう!でもやりすぎると除去が飛んできます。
「中盤~終盤」
中盤~終盤は盤面をガンガン荒らしていきます。
ヘイトを集めにくい戦い方として、一番強い動きをしているプレイヤーを積極的に狙い撃ちするのがいいです。
盤面が埋まってきたときに撃ちたい、おススメしたいカードがこちら。
「スナップダックスの神話」です!
自分のパーマネントも飛ぶので使い時には注意!
盤面を荒らすのにピッタリなのは明滅系の置物で毎ターン、ニーガンのETBが発生する状況です。
盤面の脅威がどんどん減っていく様子はコントロールしている感がありますよ!
当然ヘイトもたまるよ!
「フィニッシュ」
フィニッシュ手段はあまり多くありませんが、盤面を荒らし尽くしたあとの「霰炎の責め苦」は最高に気持ちが良いです。
是非とも使ってみてください!打ち消し?知らない言葉ですね・・・。
無限コンボは1つだけ。
「鏡割りのキキジキ」+「修復の天使」
あまりにもグダッてしまったときの締め手段です。
墓地回収手段は「ファイレクシア流再利用」があるので、コンボパーツだからとため込まずに使ってしまって構いません。
【総括!】
ボードコントロール性能はピカイチ!
ニーガンが好きなら是非とも組んでほしいデッキです!
もちろん、妻のルシールも入れましょうね。
ルシールで防御プレイヤーのクリーチャーをウォーカーに変えていくのは地味ながらも間違いなく強い!
作中ではニーガンとルシールの過去も明かされていきます。
どうしてバットを妻の名前で呼ぶのか、気になった方は是非ともドラマをご覧ください!
それでは皆さん、良きユニバースビヨンドEDHライフを!
※本記事は以下より画像引用しています。
「ウィザーズ・オブ・ザ・コースト」
https://mtg-jp.com/ カードイメージギャラリー
「AMC:The Walking Dead」
https://www.amc.com/shows/the-walking-dead--1002293 配信ドラマより