慣れないカメラとの付き合い方
日記です
どうでもいい事だけどこれを書いてて文体に統一感がないので文章書くのヘタだなとふと思った 思った も多すぎる、思いすぎだろ
TL;DL
実戦投入を経て
友達が動物園にいってきた写真を上げていて羨ましくなったので、 那須どうぶつ王国 へ写真を撮りにいってきた
性懲りもなくファミリーで溢れているところにシャッター音を鳴り響かせにいってきたんですよ しかも今回は一人で
そして帰ってきて現像するぞといった時に気づく
あれ、なんか打率が低いぞと
もしかしてちゃんと被写体と向き合ってないんじゃないか、適当に撮ってないか?と
結果としては自分にとって慣れてない、単に新しいスタイルを試していたから打率が特に低かっただけだった
今回はそんなお話です
撮影スタイルの変化を実感
前に 憧れのプロ機 Canon EOS 1D Xの10年遅いレビューっぽいなにか でも書いたように、EOS 1D X を買いました
これによって得たものは色々あるけど、やはり大きいのは秒間12枚という連写速度
K-30はがんばって7枚なのに対して、1D Xは低速モードの初期設定が7枚だ
今回はこの連射速度を武器にしてみた結果、自分の撮影が変わっていたことを実感した
何がどう、そしてなぜ変わったのか?
そしてそれはいいことなのか悪いことなのか?
カメラに身を任せる
1D Xは先日10歳を迎えたカメラだ 10年落ちとも言える
もちろん最新のミラーレスや後の1DX MarkⅢには勝てないぐらいの世代差はある
グラフィックエンジンもDIGIC 5+を2基積んでいたものが最新版のMarkⅢではDIGIC Xが搭載されている 単純に考えても5世代差はヤバい 勝てない 倍ですよ?
それでもやはり当時のプロ機だ ノイズ耐性からくるISOをオートに設定できる安心感や秒間12枚の連射速度 その他諸々と身を任せるのにはあまりにも十分すぎる
故に、任せてしまった その全てに
その結果は約1000枚とって外に出したいと思える写真が40弱 打率は5%を切っている
D5000もD300もK-30もそんなことはなかった
何より連写モードなんて使わなかったから 絵としてイマイチ はあっても 被写体が大きくブレててイマイチ や オートフォーカスがどっかいってる はここまで多くなかったイメージだ
思い通りのボケじゃなかったりして撮り直すもちろん今まででもあった
でも大体一枚撮ったらその場で気づいて修正するから、大体の場合は正しそうな写真も一緒に保存されていたる場合が多かった
今回は動き回る動物相手だったというのも大きいけれど、そもそもオートフォーカスが飛びまくってどこにいったのかわからなくなっている写真やSSが遅くブレている写真がとにかく多かった
帰ってきて現像しながら自分が本当に下手くそになったのかと悩んだし、正直つらかった
割と周りが褒めてくれる絵を今まで出せていただけによりそう感じた
なぜそうなったのか?
今回どうしてここまでひどかったのか? 原因はいろいろあると思う
ISOオートのマニュアル力(ぢから)を鍛えていた
これを読んでいるカメラを使う皆さんはどのモードをよく使いますか?
AvやTv それとも Pro や Perfect の Pですか?
今使ってる EF70-200 F4L IS USM はとても優秀で、絞り開放から使っても満足する絵が取れる
故に、今までずっとAvを使ってた だってF値だけ設定したらあとはカメラが全部いい感じにしてくれるから
SSを細かく設定したい時のみMを使い、シャッター優先のTはほぼ使ってなかった
でも、このまま続けていくのが本当にカメラの技術を向上させるのか?と思い、今回はMをメインにしていた
PENTAXでいうところの TAv モードに相当する はず たぶん
EOS 1D Xを買うにあたってプロがどうつかってんだろうと思ってみてたネイチャーフォトグラファー 林 祐介さんも「中上級者こそISOはオートにしてしまっていいと思う」「その分シャッターチャンスを捉えるために意識を集中すべき」と言っていた 言ってるはず 詳しくはこの動画を見てください
Avならいつもならカメラが適切なSSを選んでくれる
今回はそこの意識が甘くなっていた 本当に甘かった
手ぶれ補正があるとはいえ1/200sを切りたくなかったので基本的にはそれ以下にはしてなかったけれど、もっとガッツリSSを早くすることを意識できていなかった
それでもやっぱりISOが上がるのが怖かった
極端に1/8000sとかにすることはないけれど、それでも1/1000sやその付近はもっと使ってよかったはず
それでもSSを早くできない理由 それはISOを上げたくないから
おい、お前さっきISOオートにする安心感とかいってたよな?嘘か?
ちがうんだ 自分でもわかっている
ISOをたとえ5000まで上げたところでこのカメラのノイズは気にならないし、SSを稼いでISOをガンガン上げるべきなんだと
今までのカメラはISOを6400に設定しようものならノイズまみれで見るに耐えないモノだったからこそこの恐怖があるんだと思う
もっと1D Xと向き合う時間を増やして恐怖感を消していきたい
ゾーンAFに頼って連写をしすぎ
今回使えない写真を量産した原因の一番多いところだと思う
ゾーンAF つまり61点全部でいい感じにAFさせる設定だけれどこれの設定を詰めきれてないのもあってピントが吸われたりした写真が多かった
連写してるからズレてる写真も死ぬほどあった つらい
エリア指定するゾーンAFもあるのでそっちを使うべきだった
今までゾーンAFの類がアテにならないカメラだったから喜んで使ってたけど、完全に頼り切るものではなかった
もちろん最新の1DX MarkⅢやRシリーズであれば別なのだろうけれど……
任せる事と任せない事を決めよう
結局のところは自分がカメラを使いこなせていなかったのが原因なのだけれど、じゃあどう付き合っていくべきなのだろうか
きっと答えは簡単で、自分がやることとカメラに任せることを分けてしまうことだ
Avで撮影するのは悪くない 狙った通りのSSが出なくてもよいのなら
ゾーンAFに頼ることも悪くない 被写体やシーンに合わせた設定をきちんとするならば
フルマニュアルでISOを設定せずともISOオートに頼ってもいい ISOが上がることを恐れずに行えるなら
もはや心構えみたいなモノに近いかもしれない
運用でも任せることと任せない事を決めることで幸せになれる気がする
連写をするならミスショットが増えることを許容しよう
サーボAFに頼るならピントが合わない瞬間を許容しよう
どちらもきっといい写真が一枚は残ってる可能性があるから
後でいい写真だけを選ぶ必要はある それは手間だ
しかしカメラが持ってる選択肢を選び活用し、上手に向き合う
これってすごく プロっぽい 感じがしてかっこいいと思う
おわりに
被写体に合わせて設定を常に切り替えて取り続ける、プロ機にはプロ機なりの向き合い方がある
今まで使ってきたカメラはサーボAFはあまりアテにならないし、連写性能も高くなかった
故にワンショットAFでいいし連写をすることもなかった
自分は友達とよく「撮れないよりも撮れること」といってちょっと古いけど持ってない焦点距離のレンズを漁ったりもする
きっとカメラもそうだ できないことよりもできることが多い方がいい
せっかく増えた選択肢だ これからもカメラとうまく付き合っていい写真を撮っていきたい