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読書記録 ヨモツイクサ

※読み終わった直後、ラストの衝撃のままに感想を書いているので、文章が支離滅裂です。誤字もある可能性があります。
※「ヨモツイクサ」のネタバレが含まれています。




↓  ※ネタバレ注意※


この物語自体、医学について全く知識がない自分でも理解できるほど、丁寧に説明してくれるし、伏線もしっかり回収していて、何も疑問に思うことなく読んでいました。
ただ一つ気がかりなことといったら、、、
「陸上でインターハイまでいって、医師免許持ってて、銃も撃てるって主人公のスペック高すぎないか?」
そう!主人公のスペックの高さです。本編では身体能力のほうが「例の力」で強化されている。ということが明かされていましたが、
外科医になるための知能も「医師、特に外科医になれば、例のブツも体内に埋め込みやすくなるのでは」という思考コントロールゆえの発達だったのではないかと妄想してます。

ベクターの正体について、「ああ。やっぱりお前か」と思っていたところ、、、
あの3文字で息をのみました。
「えええええ!?そんな馬鹿な!」という展開に。それを踏まえて、ベクターのことを最初から読み返したいと強く思いました。

そもそも黄泉の国に入ってしまったこと自体が間違いで、取り返しのつかないことになってしまっていたんだということに終盤で気づいた時の絶望感たるや、すごかったです。

最後の姉妹共闘で涙を流したのに、まさか「家族」共闘だったとは、、、
文字的にはなにも間違っていないけれど、本編読むと違ってみえます。
最後の数ページが怒涛過ぎて、感情が置いてけぼりになってしまいました。

日本は災害が多いことなどから、昔から自然に驚異し、同時に尊敬の意をもって生きてきたということもあって、森に「絶対に立ち入ってはいけない!」といわれている「黄泉の国」があるという世界観が非常に興味深かったし、同時に高揚感がありました。
国土の約7割が森林ということもあって、神隠しなど山に関する不思議な話も多くあるため、本当にヨモツイクサのような動物、神がいてもおかしくないと思えるお話でした。

茜はいつか世界の女王になってしまうですかね。

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