ぼくは12歳

うちのWi-Fiは、三日で10ギガだか使ってしまうと、夜間にものすごくつながるのが遅くなってしまうという問題点がある。三日で10ギガなんて、いかないよ!と思っていたけど、YouTube視聴時間等に加えて、コロナによるリモートワークのおかげで、優に超える日が増えてしまった。で、そうなるとnoteを開くだけでも一苦労なのだが、その苦労をしてでも発信したいことがあるので頑張った。

本日、波多野睦美さんのコンサートに行った。伴奏は髙橋悠治さんという作曲家・ピアニストの方なのだが、この人はかなり天才かつぶっ飛んだお方なんだと思う。御年82歳でまだまだお元気だ。いつもアロハシャツみたいな手ロンとしたシャツを羽織り、全身脱力、悠然としていらっしゃる。

今日のプログラムは全て、髙橋悠治さん作曲だったのだが、始めに演奏されたのが「ぼくは12歳」だった。12歳の時に投身自殺してしまった少年の詩集に曲を付けたものだ。12歳(もしくはそれ以前)に、世に対して怒り、悲しみ、僕が死なないのは世界が自分自身だからだ、と言い聞かせて生きる(結局生きられなかった訳だけど)とは、かなり早熟だったと考えざるをえない。

曲調も面白かったので色々調べたら、なんと矢野顕子が髙橋悠治さんの伴奏で歌った録音があったので聴いてみた。

今日の演奏とはずいぶん印象が違うけど。これもいつかやってみたいな。
このアルバム、矢野顕子がクラシックを歌う、ということで、ドビュッシーやシューベルトの歌曲を英語で入れているんだけど、、、全然違う曲に聞こえて笑ってしまった。英語だからなのか、矢野顕子が歌うからなのか、わからないけど…。

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