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既存サービスの改善の気づきにも!RDB勉強会を始めました!

こんにちは、トレタ採用担当の金子です。

こちらのnoteではこれまで、エンジニアの勉強会やテックトークなど当社のエンジニアがお互いにスキルを高め合うための施策を紹介してきました。

様々な領域のエンジニアが集い学ぶ!トレタの技術顧問 tenntennさんによるGo勉強会

自由なテーマが学びにつながる!トレタ技術共有会「テックトーク」

そしてこの度、新しくRDB勉強会が発足したということで、どんな勉強会なのか紹介をしたいと思います!

RDBとは?
Relational Database(リレーショナルデータベース)の略語。
関係データベースと訳され、データを複数の表として管理し、表と表の関係を定義することで、複雑なデータの関連性を扱えるようにしたデータベース管理方式。

早速どんな取り組みなのか知るべく、勉強会の講師をしてもらっている外部協力者の大橋さんと運営担当のCTOのハオさんにお話を聞きました。

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lagenorhynque /大橋 賢人

株式会社オプト(開発組織Opt Technologies)に所属するプログラマ。
主にClojureでのWeb API開発やサービスのアーキテクチャ設計、API/DB設計を担当するアーキテクト兼マネージャー。
Clojure、Haskellなどの関数型言語と英語、フランス語などの自然言語が大好き。
シンプルでエレガントでパワフルなClojureという言語に魅了され、社内外への「征服」活動を日々推進している。

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鄧 皓亢 / デン ハオカン

台湾出身。台湾の飲食メディアでのデータサイエンティストを経て、2016年より株式会社トレタの台湾法人立上げに従事。2017年8月より東京本社にてデータエンジニアとして社内のデータ基盤、飲食店の混み具合予測、チャーン予測、飲食店の配席を補助する最適化モデルなどの構築を担当。2020年7月、トレタのCTOに就任。

ー勉強会を行うことになったきっかけはなんでしたか?

ハオ トレタは、これまで事業やアプリが出来上がっている状態からエンハンスする意識が強い組織でした。

でもコロナ禍で世の中の情勢が変化し、会社の方針が0→1のプロダクト開発を複数同時並行で行なっていくことになったので、組織として強化していくべきスキルにも変化が生じました。

これまで社内のメンバーはシステムやデータ設計をする体験はあまりしてきませんでしたが、社内で複数の新規プロジェクトは発足して0からサービスを設計する機会も増えましたのでメンバーのシステム設計スキル、特にRDB周りの強化をしてくれる人を探していました。

たまたまそんな時にTwitterを見ていたら、以前より拝見している大橋さんが最近RDBに力を入れているというツイートを発見!そこからすぐに共通の知り合いに紹介してもらい、勉強会の開催を依頼しました。

大橋 現職のオプトでも頻繁に勉強会をしていて、普段から興味のある勉強会には参加するようにしています。

さらにRDBについて勉強していきたいと思っていたタイミングで、ハオさんからお声かけいただいたので、人に教えることで自らの学びにもなると思い、やってみることにしました。

トレタの皆さんとは、業務上の接点はまだ少ないので、それぞれのレベル感は把握し切れていないですが、参加してくれた人それぞれの経験の中で「学ぶ価値があった」と言ってもらえると嬉しいですね!

ーRDBを学ぶことで開発にどのようなメリットがあるんですか?

ハオ 新しい開発に取り組んでいる時に、自分自身でふと気づけることが多くなります。既存のものに対しても「これはよくない」「当時こう作っておけば良かったんだ」「もっといいものがあった」と気づく力が徐々についてくると思います。

大橋 RDBの設計は直ちに実践する機会は限られるものですが、業務の過程で良し悪しを判断するきっかけに必ずなるはずです。

ー勉強会をどのように運営されているのか教えてください

ハオ 勉強会はエンジニア全員を対象としています。参加しているエンジニアのバックグラウンドは様々ですね。サーバーサイドの知識は必須、初級・中級のエンジニアなら得てほしいと伝えています。
エンジニア以外でも日常的にデータを扱う人やデータを中心に業務設計をする人などにもぜひ学んでほしいです。

大橋 RDBは開発に携わる人が学ぶことで、品質に大きく関わっていく基礎力になります。プロダクトの良し悪しは、瞬発力よりも、変化に耐えていかに長くメンテナンスし続けることができるかだと思うので、良い設計をすることが非常に必要です。

ハオ 以前の職場で、経理の人に丸一日かけて、SQLを書けるところまで訓練したことがあります。リレーショナルデータモデルのルーツはあくまでも情報を整理する能力ですので、どんな職種であれ役立つ可能性を感じますし、やる気さえあれば誰でもできるようになります。
繰り返しになりますが、「情報を整理してシステムに保存すること」は今の時代だとどこでもあるニーズなので、RDBはどんな人でも学べば生かすことのできるスキルだと思います。

ー参加している社員は勉強会によって変化がありましたか。

ハオ 最近、参加しているエンジニアのみなさんから「この設計どうですかね?」と相談を受けることもあり、エンジニア自身が気づける機会が増えてきたように感じます。データベースの真価を発揮するという上ではまだまだなので引き続きRDBの基礎を固めて、思考の強化をしていければと思っています。

ー今後勉強会の中でチャレンジしていきたいことを教えてください

大橋 今はRDBの設計における正規化をテーマに勉強会をやっていて、正規化のベター・ベストを引き出す方法や正規化のデメリットを伝えています。
今後は対話的に演習問題を取り入れたり、インタラクティブに取り組んだりしていきたいです。例えば、機械と人間を対話させたり、チーム分けしてゲームをしたり、競技会などができたら面白いと思います。

データベースのパフォーマンスを考えると、ISUCONの参加や開催などもできれば、より学ぶことの幅が広がるのではと思います。
RDBを学ぶことによって、ツールの適切な使い分けができれば、データベースをどう整えるべきかがわかってきます。トレタのデータ活用を促進するために、システムのアーキテクチャー設計をより良いものにしていきたいです。

ハオ サーバーサイドの採用において、ベースとしてRDBを上手く扱えるかどうかも面接基準の中に取り入れていきたいと考えています。

さいごに

トレタではスキルを互いに高めていく機会をこれからも持続的につくっていきたいと思っています。

「トレタのエンジニアと話してみたい」or「働くことに興味がある」という方はまずは気軽にカジュアル面談でお会いしましょう!


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