積み上げ、抜き取る―最適な働き方を実現するための制度づくり
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
トレタ労務担当の関根です。
はじめに
本日は、4月1日にちなんでエイプリルドリームなるものを発表させていただきました。説明するよりもまずはご笑覧いただければと思います。
「副業ついでに、火星でワーケーション。宇宙の飲食店の最新情報をチームメンバーにシェア」トレタは、時間・場所・既成概念にとらわれない、パーソナライズな働き方の実現を約束します!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000038464.html
内容がだいぶぶっ飛んでおりますが、これを実現できるようにしていきたいというのが偽らざる我々の願いであり、決意です。
トレタが目指す働き方を象徴するような、ワクワクするでっかい夢を考えてくれと広報担当から依頼を受け、労務担当二人でああでもないこうでもないと馬鹿になりきれないネタをどうにかこうにか捻り出している間に、当の広報担当はCEOの中村と一緒に地球を飛び出して、火星にある飲食店とはどういうものなのだろう?というワクワクするでっかい議論を進展させていました。精進が足らぬと痛感した瞬間でした。冬は仕事を休んで冬眠できたらいいなとか言った自分が恥ずかしくなったぜ。
今のトレタはどうなのだろう。
とはいえ、火星観光は未だ遠い夢です。浮ついたこと言ってないで現実見ろよ、という真っ当な声もあろうかと思います。
そこで、本記事では今のトレタでできる働き方のうち、場所、時間、そしてスピードが特に求められたコロナ対応の施策群をテーマに総括します。過去にnoteでも取り上げられてきた施策を含め、トレタという会社に関心を持っていただいている皆様にトレタで働くイメージを掴んでいただくとともに、トレタの考え方をご理解いただく一助となれば幸いです。
必要のない出社はありません。
あなたの業務にフィットする環境が仕事場です。
リモートワーク
「自宅で働くこと」をいいます。2020年以降、全社的にリモートワークを実施してきたことで従業員に深く定着し、今ではスタンダードな働き方になっています。直近のデータ(2022年2月実績)によれば、出社した人は全従業員の約3割、出社した人の平均出社日数は3日でした。
リモートワークの定着を踏まえ、2022年4月からはオフィス5km圏内に住む方向けの住宅手当を廃止し、リモートワーク手当を月額10,000円に増額しています。
※オフィスのほうが集中して仕事ができるのだ、という方はもちろん出社いただくことも可能です。
地方在住勤務
「首都圏一都六県以外にある自宅で働くこと」をいいます。首都圏一都六県にお住まいの方が自宅とオフィスを就業場所とし、業務の特性や就業環境の適否に応じて選択できるのに対して、地方在住勤務の方の就業場所は自宅のみとなります。
現在は、従業員の約7%ほどが地方在住勤務を選択されています。どこに住まうかは各位が決めることではありますが、選択肢の一つとして、徐々に浸透していることを感じています。
※業務上の必要により、会社がオフィスへの出社を命じる場合もあります。
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どこでもトレタ
「業務外の目的で自宅以外の場所に宿泊滞在しながら働くこと」をいいます。昨年、緊急事態宣言明けに試験的に導入した上で、本日から正式に制度化しました。トライアル時は観光や帰省での利用事例がありましたが、今後は育児や介護、移住を見据えた地方在住勤務のお試しなど幅広い目的での活用を想定しています。
※どこでもトレタは、業務上の都合により、中断を命じる場合があります。
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忙しいときはワイドに、そうでないときはスリムに。
伸ばして縮めて効率的に働きましょう。
フレックスタイム制
部署によって1日の標準労働時間8時間とするフレックスタイム制を導入しています。コアタイムを11時〜16時に、フレキシブルタイムを6時〜11時および16時〜22時に設定しています。業務の繁閑や個人の予定に合わせて、勤務時間帯を柔軟に調整することができます。
コアタイムの解除
フレックスタイム制でも労働時間を調整することはできますが、育児や介護をしている方は時としてコアタイムさえ就業し難い状況に直面することもあります。その場合に限って、コアタイムを解除し、フルフレックスの状態で勤務することができるようにしました。
この制度については、3月28日にプレスリリースを配信しています。
働く場所にとらわれない「どこでもトレタ」と働く時間の自由度が高まる「コアタイム解除」運用開始!従業員自身が働き方を設計できる柔軟な制度で、育児・介護との両立をサポート。
https://corp.toreta.in/news/press/2022-03-28-2631/
新型コロナウイルス感染症対策
時限的な措置ですが、従業員が健康に働き続けるために必要な施策をタイムリーに打つことを心がけています。
勤務時間内のワクチン接種
ワクチン接種を促進するため、ワクチン接種にかかる時間を業務時間として認めています。介添えが必要な同居家族のワクチン接種についても同様の取り扱いとしています。
特別休暇(副反応休暇)
ワクチン接種後の副反応により、業務従事が困難な方に対して休暇を付与しています。
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特別休暇(学校休業等に関する特別休暇)
学校の休業や学級閉鎖などにより、育児が必要な方に休暇を付与しています。雇用保険の両立支援等対応助成金を利用して創設した制度です。
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生活と仕事のより良い両立のために。
以上、駆け足で紹介させていただきました。
見ていただくとわかりますが、一つ一つは特別すごいわけでもなんでもない制度たちです。これは、「小さくて良いからすばやく作る」、「全員に一律適用することに拘らない」という基本的なスタンスの現れであると考えています。その上で、「新しく作ること」と同じくらい、「なくて困らない制限を取り払う」ことにも心を留めて制度整備しています。そのために、「そもそもこれはどういう意図でこうなっていたのだったかな?」という視点は常に持ち続けています。
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理想の働き方は、従業員それぞれに異なるものです。それぞれが理想とする働き方を実現できることができれば、それは大変に素晴らしいことですが、会社の事情だったり、業務の事情だったり、個人の事情だったり、様々な要素が絡み合って、現実にはままならぬことも多々あります。そのような状況下で、すぐに諦めてしまうのではなく、どこまでだったら実現できるのかを考え、様々な制度を組み合わせて、実際に試してみながら、それぞれに最も適した働き方を一緒に探していけたらいいなと考えています。それら試行錯誤の結果が、わたしたちの作る制度にも活きてくれると信じています。
とはいえ、まだまだ考えなければならぬことはたくさんあります。いつかやりたいと温めている制度たちをいつやるかの議論を続け、トレタにとってのタイムリーなタイミングで反映できるようにしていきたいと思います。
おわりに
トレタでは、新しい仲間を募集しています。気になった方は、是非お気軽にお問い合わせください。