「パパ休暇」はメリットばかり? トレタ初のパパ休暇利用社員に話を聞いてみました。
こんにちは。CEO室のHMです。
トレタでは多様な働き方の実現を目指し、「リモートワーク」「コアタイム解除」「どこでもトレタ」などの制度を用意しています。子育て経験のないHMは、これだけ制度が充実していれば育児と仕事の両立がしやすいだろうと、安直に思ってしまうわけです。
実際のところどうなのか、パートナーの出産で「パパ休暇(育児休暇)」利用社員第一号となった、エンジニアの枝元さんに聞いてみました。パパ休暇は、妻の産後8週間以内に夫が育児休業を取得した場合、特別な事情がなくても2回目の育児休業を取得できる国の制度。枝元さんはパパ休暇をどのように活用したのでしょうか。
---パパ休暇の利用を決めたきっかけをお聞かせください。
コアタイム解除を利用するという選択もありましたが、私も妻も実家が遠方で、実家からのサポートが受けにくい状況ですし、初めての出産・育児でわからないことも多く、仕事と両立できるか未知数だったので、パパ休暇を利用して夫婦二人で娘の世話をしようと、割と早い段階から決めていました。
---どれくらいの期間、パパ休暇を利用しましたか。
妻の出産直後の4月5日から5月9日の約1ヶ月です。労務チームと相談し、まずは1ヶ月間利用してみて、必要があれば延長をすることになっていました。利用してみての結論としては、コアタイム解除を利用すれば問題なさそうだと。今のところ再度パパ休暇をする予定はありませんが、何かあれば、またパパ休暇を利用できるので、安心して仕事や育児ができますね。
---パパ休暇中はどんなスケジュールでしたか。
昼は妻、夜は私の二交代制で娘の世話をしていました。ミルクをあげたり、おむつ替えしたりして夜は娘と過ごし、妻にバトンタッチして昼頃に寝て、夕方に起きるような昼夜逆転生活です。元々、夜型なので逆転生活はつらくはないですが、初めての経験の連続で緊張していましたし、生後間もない頃は1時間おきにミルクをあげたり、なかなか寝てくれなかったり、とにかく大変でした。パパ休暇を利用していなかったら、二人ともとっくにダウンしてたよねと妻と話していたほどです。パパ休暇のおかげで、仕事を気にすることなく、生活リズムを娘中心にできたことは本当によかったです。
パパ休暇に入る前は、体調がよくない妊娠中の妻に代わって家事全般を引き受け、あまり得意ではない料理も担当していました。コアタイム解除が制度化される前ではありましたが、労務チームや上長と調整して、実はこの頃からトライアルでコアタイム解除を利用していました。妻の通院のサポートや家事と仕事の両立ができ、とても助かりました。出産後は家事も育児も夫婦で分担し、料理は妻が担当しています。
---現在はどのようなスケジュールですか。
1日の業務スケジュールが決まっているという社員もいると思いますが、私の場合、業務の進捗に応じてスケジュールが変わってくるため、決まったスケジュールではないんです。現在もコアタイム解除制度を利用しているので、早朝から仕事をする日もあれば、午前中は娘とゆっくり過ごしている日もあります。
仕事中は、妻が別室で娘の世話をしています。別室と言ってもすぐ隣にいるので必要な時はお互いに声をかけあえるのがリモートワークの良さだと感じています。妻が世話をできない時は、娘を胸に抱いて仕事をすることもありますよ。娘の体温が伝わってきて、仕事に集中しにくいですが。日に日に成長し、重くなっていくので、抱っこしながらの作業ができるのも今だけかもしれないですね。娘も生活リズムができて、睡眠時間も少しづつ長くなってきているので、まとまった仕事時間を確保しやすくなりました。
(枝元家の愛猫と娘さん。猫ちゃんは娘さんが寝ている時を見計らってそっと近づき、起きるとさっと離れてしまうそう。二人の仲はまだまだこれからのよう)
---「どこでもトレタ」を利用して、帰省先での仕事も考えていますか。
それもいいのですが、娘を連れて飛行機で移動することを考えると、今の月齢だと二の足を踏んでしまいますね。実家の家族にこちらに来てもらった方が楽かなと思います。
---パパ休暇のデメリットはありましたか。
うーん。メリットばかりです。デメリットはひとつもないですね!
---復帰後の業務のキャッチアップはスムーズでしたか。
パパ休暇を利用することは早くから周囲に伝えていて、計画的に引き継ぎができ、1ヶ月のブランクもあまり心配はありませんでした。パパ休暇中に業務内容に大きな変更などがなかったため、すんなりと業務に戻れました。これも周囲の理解とサポートのおかげだと思っています。
---パパ休暇を利用しようと考えている方にアドバイスをお願いします。
私の場合、妊娠の早い段階から、社内の関係者に自分の状況を共有していたので、サポートやアドバイスが受けやすかったと思います。どんな小さなことでも状況を共有しておくことが大切だと思いました。
---ありがとうございました!
<インタビューを終えて>
厚生労働省が2020年10月に行った調査では男性の育休取得率は約12.7%と大半が取得していないのが現実。しかし、今回紹介したパパ休暇に代わって、2022年10月から国による制度「出生時育児休業(産後パパ育休)」もスタートするなど制度が充実することや、国や自治体の後押しもあって、今後は男性の育児休業利用者も増えていくことでしょう。
実はトレタではこれまでは、有給休暇や配偶者の出産時に付与される2日間の特別休暇を利用する社員が多かったため、パパ休暇を利用した社員は枝元さんが初でした。国の制度とトレタの制度を上手に活用すれば、育児だけに専念することも、仕事と育児の両立も、それぞれの状況に合わせた最適な育児ができそうだと感じました。
仕事か育児、どちらかを選んで、どちらかを諦めるのではなく、どちらとも選んで自分が思い描いたようなライフスタイルを送りたいですよね。
さいごに、トレタではエンジニアを募集しています!
できるだけ希望に沿った働き方を叶えたいと考えています。まずはカジュアル面談でお話しをお聞かせください。お待ちしています。