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老化に伴う筋力低下を抑えられるかもしれない

本日は、老化に伴う筋力、筋肉量の低下【サルコペニア】について上海にある復旦大学付属の華東病院が研究(R)をレビューを行ってましたのでまとめます。

結論ですが、腸内細菌叢が炎症と免疫、物質とエネルギー代謝、内分泌とインスリン感受性などから筋肉量と筋肉機能に直接的または間接的に影響を及ぼしていることが示唆されたようです。

つまり、歳をとってからの筋力や筋肉量の減少の一部は、腸内細菌が握っているかもという研究です。

サルコペニアっていうのは、老化や慢性炎症、栄養不足、運動不足に関連する多因子性疾患で、
慢性炎症や栄養不足の観点から、サルコペニアと腸内細菌叢、すなわち腸-筋肉軸との間に関係があることを多くの研究者が注目して研究がなされているようです。

論文の中で、プレバイオティクスが65歳以上の高齢者の握力を増加させた実験(R)がありまして、Faecalibacterium prausnitzi(フィーカリバクテリウム プラウスニッツィイ)のサプリメントは、ミトコンドリア呼吸の増強によって筋肉量を増加させることができることがわかったようです。
iHerbで調べたら出てきますので、若い方でも試しに摂ってみるのもいいかもしれません。

長く働ける元気があれば、税金も納めてもらえますし、寝たきりの高齢者が少なくなると医療費の圧迫もなくなりますし、筋肉の衰えについての研究が進めば、火星への有人飛行の達成などいいことだらけなので各国予算をかけて研究が行われています。


筋肉の衰えを感じたら、運動するのはもちろんですが、腸内環境も気にしてみてください。


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