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【ユニオンアリーナ大会レポ】無惨様とユニオンアリーナCHAMPIONSHIP2023九州予選に挑戦してみた

この記事に興味をもっていただいて、ありがとうございます。
トレカ王ユニアリ真剣部の「ひげ」と申します。
先日9/16(土)に開催されたユニオンアリーナCHAMPIONSHIP2023九州エリア予選に参加してきましたので、その時に使ったデッキと、当日の対戦模様についてご紹介できればと思います。


1.筆者自己紹介

カードゲーム歴は25年くらいで、遊戯王OCGをVol.1からやってます。
その他ワンピース、ポケカ、デュエマ、ヴァンガード、MTG、マイアース…等々とにかくカードが好きすぎて広く浅くいろいろなカードゲームを遊んでいます。
ユニオンアリーナはトレカ王ユニアリ真剣部のセイウチPさんに誘われたのがきっかけで始めました。
これといった実績はありませんが、色々なカードゲームを触った経験を生かして皆さんに楽しんでもらえるような記事を書いていければと思います。よろしくお願いします。


2.今回使用したデッキについて

今回筆者が使用したデッキはこちら。

「鬼滅の刃」のラスボス、無惨様ですね。
ユニアリで最初に組んだデッキがこれで、以降何度も改造を繰り返しながら使い続けているお気に入りのデッキです。
無惨様が出るまでにどう戦うかの自由度がとても高いため色々な構築ができること、また「カードを引く」効果を持つカードが沢山入っているため、その時々で欲しいカードに辿り着きやすいことが魅力です。
あとカードいっぱい引くのが単純に好き。白夜叉の方がカード引けるとか言わない

その無惨様ですが、現在では残念ながら世間の評価は高くありません…。
鬼滅の刃ブースター発売直後はショップバトルで無惨様デッキが結構勝ってたみたいな話を聞きましたが、近頃は他のデッキに比べてカードパワーが足りていないのか、大会で上位入賞している姿を(少なくともツイッターでは)見かけません。
ならば10月発売の鬼滅の刃の新カードに期待…したかったのですが、黄色のカードのみが収録されるということで、無惨様(とついでに赤)の強化の道は断たれました。絶望して鬼になりました。
※2023/10/23追記:赤も収録されました。よかったね(激怒)

挙句に仲間内からも無惨様を大会で使うのは無謀だ、勝ちたいならまだ宿儺を使った方がいい等と進められる始末…。

使わない

大会で勝ちたい気持ちは勿論ありますが、どうせなら自分のお気に入りのデッキでどこまでいけるか試してみたい気持ちが大きく、最終的に無惨様で挑戦することを決めました。

8月くらいから大会に向けてデッキの再構築を進めていましたが、これが迷走に次ぐ迷走で、仲間内での練習やショップバトルでも全く勝てない日々が続いたため一向にデッキが固まらない状況に…。

構築がまとまらないひげの図


それでもユニアリ真剣部で何度も練習させてもらったことで、最終的には納得のいく構築で大会に挑めたかと思います。
特に夜遅くまで練習場所を提供してくださったさわ店長とセイウチPさん、全く大会の参考にならないにもかかわらず練習に付き合ってくれたしろ君には本当に感謝です。


3.カードの採用理由について

各カードの採用理由について低コスト順に解説していきます。
大会の結果だけ見たい!という方は目次からスキップをお願いします💦

0コスト帯

下弦の陸 ・・・4枚
朱紗丸 ・・・4枚
手鬼 ・・・3枚

BP2000、退場時に手札交換ができます。「下弦の参」や「下弦の肆」と違ってカードを捨ててしまうため手札は増えませんが、それによって4コス「鬼舞辻 無惨」やレイド「魘夢」の条件達成に貢献できるため、ただ単に手札を増やすよりもメリットがあると判断して4枚採用です。

長期戦になった時の突然死を防いだり、紫ギアスの紅蓮の強制ブロックの被害を抑えてくれます。下弦の鬼ではないので素引きの確率を上げるため4枚採用しています。

序盤~終盤まで仕事をする偉い奴です。下弦の鬼にならないか?
後述の「粛清」や「頭を垂れて~」でこのカードを退場させることで、メインフェイズ中にエナジーのカードをフロントに移動させ攻撃に回すことができます。フロントにキャラを移動させたいが移動させるとエナジーが足りなくなる…といった場面でよくやります。
あとは移動フェイズ時点で場外が20枚溜まっていない時でも、メインフェイズ中に場外20枚を達成してこのカードを破壊すれば、4コスの「鬼舞辻 無惨」をエナジーからフロントに移動させられるカードとして重宝します。
また相手ターン中にエナジーからキャラをフロントに移動させブロックに回せるので、1枚で2回分のブロックができるため守りの役割もあります。
このカードが1枚はエナジーに置いてある状態を作れると、ターン毎の選択肢が大幅に増えるので意識してみてください。
ドロートリガーがついていることもあり複数採用したかったのですが、調整の結果3枚になりました。今後4枚にする可能性はあると思います。

1コスト帯

鬼舞辻 無惨 ・・・4枚
下弦の参 ・・・3枚

下弦の鬼のうち、「魘夢」と「下弦の弐」は毎試合欲しい場面があるので、それらを引く確率を上げるために4枚採用です。
特に「魘夢」はレイド元、レイド先の両方を持ってこれるのが大きいです。
効果を使い終わった後は粛清されたりブロックに差し出されたり、無惨様とは思えない扱いを受けます。

紅蓮に焼かれたりブロックで死んだりしてもカードが減らない便利なやつ。また「粛清」で優先的に破壊したいシーンが多く、かといって4枚もいらないかなということで3枚採用。
このカードの枚数はずっと悩んでいます。あと今回採用した1コス帯には一切トリガーが無いのが辛いところです。ドロートリガーくらい付けてくれ。

2コスト帯

魘夢  ・・・4枚
鬼舞辻 無惨(擬態"月彦") ・・・1枚
粛清  ・・・4枚

2コスBP2500で序盤の壁になりつつ、「粛清」「頭を垂れて~」等の後に出すと1ドローができます。
ライフを守ったほうがいい場面では、ドロー効果が使えない状況でも惜しまずに出していくのがいいと思います。後々レイドできるので無駄にはなりません。
アクティブトリガーかつ下弦の鬼ということで文句なしの4枚採用です。

この枠は最後まで悩みましたが、どこかでこのカードをエナジーに置いておけるとその後の移動や3コス以上のキャラを出すときのエナジー管理がとても楽になるため、1枚採用としました。
2枚入れてもいいかもしれません。


いっぱいカードが引けるので4枚採用です。
このカードと2コス「魘夢」で「頭を垂れて~」やレイド「魘夢」を引き込みに行きます。それ以外にも「手鬼」を退場させることで、メインフェイズ中にエナジーからフロントにキャラを移動させ、アタックに回すことができます。その後回復したAPでエナジーにキャラを置き直す使い方をすることが多いです。

3コスト帯

鬼舞辻 無惨(擬態"芸妓") ・・・4枚
下弦の弐 ・・・4枚
頭を垂れて蹲え、平伏せよ ・・・4枚
無惨の血 ・・・4枚

2エナジーを生み出せる上にカラートリガーを持っており、かつAPを使わずに自分のカードを退場させられる唯一無二の枠として4枚採用です。
「手鬼」を退場させてBP4000になりながら、「手鬼」の効果でフロントに出ることがそこそこあります。


BP3500で序盤のアタッカー兼壁になってくれる上に、BPマイナス効果を持っており貴重な除去カードとして役立ちます。しかも下弦の鬼なので1コス「鬼舞辻 無惨」で手札に加えることが可能です。
このカードを2体退場させてBP4000を倒したり、最終盤に4コス「鬼舞辻 無惨」対策で出てきたインパクト無効のキャラを倒すことが出来たりと、序盤~終盤までこのカードが担う役割は非常に大きいです。文句があるとしたらトリガーが無いことですが、そこまで贅沢は言えない。4枚採用です。

自分のキャラを退場させる必要がありますが、代わりに3コストで使え、かつ倒せるキャラのBP制限がありません。
また紫のスペシャルトリガーには自分のキャラを退場しなくてよい「飛び血鎌」もありますが、このデッキでは「妓夫太郎」を採用していないこと、また自分のキャラを退場させることがむしろメリットであるため、こちらを優先しています。
最重要カードなので、4枚採用です。

引いたカードをガンガン使っていきたいデッキなので4枚採用です。ファイナルトリガーで生き残って、無惨様ばりの生への執着を見せましょう。

4コスト帯

鬼舞辻 無惨 ・・・3枚
魘夢 ・・・4枚

デッキの主役…でありながら序盤は出ません。
このデッキでは「鬼舞辻 無惨(擬態"芸妓")」か「鬼舞辻 無惨(擬態"月彦")」をエナジーに置かないとこのカードをエナジーに置けないため、序盤に引いた場合は捨てることもあります。
ただ中盤で1枚は置いておきたいのと、2枚並べられれば一気に4点ライフを持って行くプランも取れるようになるので、多すぎず少なすぎずの3枚採用としました。

貴重なBP4000、かつレイドで出した場合にはカードを2枚引くことで次のプラン建てに貢献します。またレイドする最大のメリットとして、場外が15枚以上になるとずっとBP4500になってくれるので、BP4000インパクト持ちの攻撃をシャットアウトできます。攻めにも守りにも役立つので4枚採用。欲を言えばレイドトリガーであってほしかったのと、レイド元の「魘夢」がもう一種類欲しかった。

今回採用を見送ったカードたち



0コスで退場に1ドローできるのは偉いのですが、BP1000はいくらなんでも低すぎる。トリガーも無いし、せめて1500にしてほしかった。
紫ギアスにあたるとルルーシュやガウェインのBP-1000で滅殺されてしまうのが嫌だったので不採用です。

2エナジー発生できる下弦の鬼で、さらにそのターンキャラが退場していれば相手のフロントのキャラ1体をBP-1500できます。
以前の構築では「下弦の弐」と合わせてBP3500のキャラを倒したいため4枚採用していましたが、赤ギアスが減ってBP3500も減るのでは?と思い、今回は不採用。
ただ序盤を凌げる2エナジー発生要員、かつアクティブトリガー持ちなので今後また採用する可能性は十分あります。

6コスとコストが重く、手札を2枚捨てるのが辛いですが、確実に1ダメージを通しつつキャラ除去までしてくれるキャラ。
今回は必要なエナジーが4枚以下で回るように構築したため不採用です。
ちなみにめっちゃ迷走してた時に4枚採用してました



3コス「堕姫」で3コス「妓夫太郎」を登場させることで、攻撃とブロック回数を増やしつつ、カードを引くこともできます。また捨てたカードで場外の枚数も増えます。
さらに両者ともアクティブトリガーを持っているのでかなりトリガーの確率を上げられますが、3コス「妓夫太郎」を序盤に場外に送ることが安定しないため、今回は構築が固まらず不採用としました。



4.大会結果

まずは予選6回戦、ここで最低でも5勝1敗できないと決勝トーナメント進出の望みは無くなります。また、3敗した時点で強制リタイア。
果たして無惨様でどこまで行けるのか。

1回戦 vs宿儺(レイド虎杖入り)


いきなり宿儺。ここで負けると色んな意味でショックがデカい。

使わんて


ジャンケンに勝って先攻をとり、緊張の初手…は0コス2枚、1コス無惨様1枚、2コス厭夢1枚と上々。
先攻2ターン目に2コス厭夢を出して0コスBP2000の猪野を止めたかったので有難い。あとレイド虎杖やカラー虎杖で手札に戻されても、出し直し時に1ドローができて相手からしても戻しにくいのでは、というプラン。
お相手は2コス虎杖を2枚展開し指を2枚回収。こちらがカラートリガーを踏んでフロントが2体になったところにレイド虎杖2枚+猪野でライフを3点取られるも、スペシャルトリガーを引けてレイド虎杖を1枚退場。
その返しのターンで下弦の弐を頭を垂れて~で退場させることで、虎杖1枚と猪野1枚を同時に対処して相手のフロントが壊滅。
そこからは手札戻しによる突然死に気を付けながら、適当にフロントに4枚並べて物量でライフを削りきって勝ち!
序盤猪野に攻撃させずにライフを守れていたのが大きかった。

2回戦 vs白夜叉


しろ君に練習させてもらった白夜叉とマッチング。ここは練習の成果を発揮したいところ。
序盤に速攻でダメージを入れて、後半は無惨様出陣までひたすら守るプラン。白夜叉側にインパクトが少ないので十分耐えられるのではないかという目論見。
ジャンケンに勝ち序盤に4点入れて計画通り…と行きたかったが、ここで4コス2アクションの神威登場。

バトルに勝つとアクティブになるためブロックしづらく、また自ターン中BP5000になることでレイド魘夢はおろか無惨様でもブロックできない天敵。実は出されるまで効果知らなかった
頭を垂れて~で退場させたものの、白夜叉の豊富なドローから2枚目の神威に辿り着かれ、さらにはレイド魘夢が日輪刀白夜叉の刀で処され負け…。
こっちにも吉田松陽ください。

嘘ですめっちゃ新規欲しいです

3回戦 vs紫ギアス 



セイウチPさんと練習した時にはほぼ勝てなかった対面。ガウェインと二種類の紅蓮がこちらの低コスト帯にぶっ刺さりで辛い。
なので、紅蓮の被害を抑えるために2、3ターン目はなるべくフロントにキャラを出さず、キャラを出すときは強制ブロックの被害を抑えられるように一気にフロントに朱紗丸+下弦の弐+何か1枚を展開してみるように立ち回った。
結果、こちらの被害を抑えながら紅蓮を除去し続けることで相手のアタッカー切れまで耐えることができたのでプランがうまくハマった形。
最終的には場外15枚以上でBP4500になった魘夢2枚と下弦の弐1枚、そして無惨様1枚を出して紅蓮に除去されない場を作り、総攻撃で勝ち!!

4回戦 vsホークス


紫ギアス戦で力を使い果たしたようだ。


戦ったことが無いうえに、全く効果を知らないカードばかりで焦った。
戦ってる最中に知ったが連パンするデッキらしい。
中盤まででダメージ5点を与えたので後は無惨様が出陣できるまで耐えれば…というところでスペシャルトリガーを踏んだことが仇となり、レイドホークス、3コスBP4000のエンデヴァー、レイド焦凍の連パンをブロッカーが足りなくなり守り切れず負け…。



5回戦 vsリンウェル



ここまでで2勝2敗で迎えた5回戦、もはや決勝トーナメント進出はないものの、完走のためには負けられない状況でこれまた戦い慣れていないデッキとのマッチング。
序盤は快調にダメージを与えたものの、2アクションリンウェルからレイドリンウェル→二人の絆→エアスラスト+白薙・神鳴と動かれこちらのフロントが壊滅、あげく次の相手ターンでイベントが7枚場外に溜まり2アクションロウが暴れだしてなす術なく負け…。

結果、2勝3敗であえなく予選リタイア。

敗因としては、仲間内で練習したデッキ以外への対戦経験が足りなかったことが大きいですね。
ショップバトルに頻繁に出られていれば、もしかしたら構築や戦い方をもっと検討できる余地があったかと。なのでまだまだ練習不足かなと思います。



5.あとがき

予選敗退後もガンスリンガー、ユニオンレア争奪戦に参加し、イベントを最後まで楽しめました。やはり大型イベントはイイ。
ユニオンレア争奪戦で初めて無惨様ミラーできてめっちゃ楽しかったです。
たぶん今後無惨様ミラー無い

そしてなんと、練習に付き合ってくれたしろ君が今大会で見事優勝!
本当におめでとう。
嬉しい反面オッサンも負けてられんなという気持ちになりました。
あと無惨様には当たらなかったらしい(そりゃそう)。

今後無惨様は引き続き練り続けますが、大会終わって一区切りしたこともあり違うデッキを使ってみようかなと。アニメ見て気になってる呪術の東堂か伏黒あたり。
あとなかなか追加の情報が出ないガメラ-Rebirth-ユニアリ参戦の続報、切に待ってます。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事を読んで鬼になりたくなった方は、ぜひトレカ王の通販サイトからお買い求めください🙇
https://torekaoh.jp/

また次回の記事でお会いしましょうノシ

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