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ここでつくって生きていくメディア「トーチライト」はじめます。

こんにちは、株式会社トーチのさのかずやです。


この記事を公開してから、たくさんの反響を頂きました。本当にありがとうございます。今回は、私たちの目指す先をみなさんと共有するためのメディアについて書きたいと思います。


派手じゃなくても、理想と現実の両方に向き合う。

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私たちは株式会社トーチの設立にあたって、「どこに住んでいても、つくってゆかいに暮らす。」という理想を掲げました。でも、これを伝えていくのはなかなか難しい。なぜなら、派手で目立つことではないから。

メディアをビジネスとして成り立たせるには、一般的には、たくさんの人の目に触れて、あるいは一部の人の気持ちをがっしり掴み、そうしたことで価値をつくる必要があります。

たとえばローカルについてのメディアであれば、地方で強い思想を持って暮らしている人や、革新的な新しい取り組みをしている人を、カッコよく取り上げる。それはそれでとても意味があると思います。私たちも勉強になることが多いし、否定するつもりは全くありません。


でも、そのようなかたちでローカルに関するトピックを扱うメディアは多々あれど、「どこに住んでいても、つくってゆかいに暮らす」という私たちの考え方をちょうど体現するメディアは、これまでにはなかったように感じています。

そこで、私たちはここでつくって生きていくメディア「トーチライト」というメディアを立ち上げることにしました。

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「トーチライト」は、株式会社トーチがみなさんとつくる、
「どこに住んでいても、つくってゆかいに暮らす」ためのウェブメディアです。
人よりていねいな暮らしのためでも、自分たちだけが楽しむためでもなく、
現実と向き合い、実践を繰り返し、先につなげていく人と、未来を共創していきます。

カッコよくなくても、バズらなくても、新しくなくても、
まず始めること、続けていくこと、残していくことから、見えることがたくさんある。
すべての大事なものごとは、画面の向こうの誰かではなく、
あなたのそばにいる人が、あなたのそばでつくっている。

いま本当に必要なことは、誰かの日々の試行錯誤にあるかもしれない。
これから必要なことは、意外な人たちがつくっているかもしれない。
私たちがやるべきことは、そんなに難しいことではないのかもしれない。
「トーチライト」は、そんな小さな火を燃やし、つないでいくメディアです。


ビジネスとクラフトを両立させること。自分が望む仕事を自分が望むローカルですること。世の中の現実と自分の理想、そこから生じる矛盾と葛藤。それぞれに愚直に向き合い、どちらも蔑ろにせず、どちらにも向き合いながら自分の答えを出して活動を続けること。

特段目立つわけでも、斬新で面白くもないかもしれない。わかりやすく崇拝できないし、明快な答えではないかもしれない。それでも、理想と現実に向き合い、 矛盾と葛藤の中でアウトプットを世に出すことこそが、一番難しくて、一番世の中に必要で、一番クリエイティブである、と私たちは考えています。


そして「共創」という考え方についても

私たちは「トーチライト」を通して、誰かの思想を極端に表現したり、単純明快な「答え」として一方的に伝える、というようなことはしません。それぞれの人が、そしてあらゆる人が向き合っているであろう矛盾と葛藤、そしてそれに対する姿勢を示していきます。

そうした矛盾と葛藤、向き合う姿勢をありのままに共有していくことで、共感が生まれ、新しい接点が生まれて、インタビューさせてもらった人も、読んでくれた人も、そして私たちも、共につくっていくためのアクションに繋がるようなものにしていきたいと考えています。


このメディア単体でお金稼ぎをするつもりはありません。PV数やコンバージョンなど、メディアでお金にすることを気にしないからこそできること、後々つながっていくことがたくさんあります。それは、これまでまったくお金にならないメディアを運営してきた私たちがよく知っています。

私たちが伝えていきたい「別に目立つわけではないけど、社会に本当に必要なこと」は、その体制だからこそ伝えていける。そこで繋がった相手とは、単にお金にする目的、その場で価値を交換するために繋がった相手とは違って、メディアを起点に新しい価値をつくっていけるはず。

もちろんすべてのマネタイズしているメディアが、そこで価値を生んでないというつもりはありません。気概のあるスポンサーさんや取材相手は、お金を交えても共創体制を組むこともできると思います。そうした方々は私たちも大歓迎です。もちろんお金の多寡、あるなしとは関係なく。

いずれにせよ、メディア自体でお金のやりとりがなくとも、私たちが発信していくことを通じて社会に新しい価値を増やすことができれば、私たちが行き倒れることはないので、「できる範囲のことからやって、社会に新しい価値を増やす」ことを信じてやっていきたいと思っています。


まずは3本のインタビューから

来週から続けて3本のインタビューを出す予定です。


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来週は、札幌「UNTAPPED HOSTEL」の神輝哉さん。

2010年に30歳で東京の出版社を辞め、故郷の札幌で6年前にゲストハウス「UNTAPPED HOSTEL」を開業した神さん。時代や状況の変化の中でも、自分が信じる場所で、つくる暮らしを「ストリートワイズ」で続ける思いを、函館出身のライター阿部光平さん(@Fu_HEY)が伺いました。


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再来週は、滋賀県高島市「近江手造り和ろうそく 大與」の大西巧さん。

伝統工芸品の四代目として家業を継ぎ、一時的な時代の流れに逆行しても、更に大きな歴史の流れを見つめてきた大西さん。あるべき社会と経済の間で葛藤しながら、信じられる人を信じて手を組んでつくり続ける思いを、びわ湖の対岸に住むライターの菊池百合子さん(@kikuchi410)が聞きました。


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そしてその次は、ウェブメディア「冷凍都市でも死なない」や、メディアと場所をつくるチーム「屋上」などをつくる、メーン会場さん(@ktzgw)。野口羊、という名前でも活動されています。謎の画像ですが、インタビュー風景です。

つくることに救われ、「生きる」よりも「死なない」こと、「よい消費」よりも「小さな生産」に意義を見出してきたメーン会場さん。つくることと人間の存在の根源、周りの人と持続的につくり続けるための試行錯誤を、インターネット育ちのさのかずや(@sanokazuya0306)が聞きました。


それぞれ方向性がかなり異なっていますが、メディアを立ち上げることを決めたとき、最初に話を聞くならこのお三方だ、と話し合って決めました。「どこに住んでいても、つくってゆかいに暮らす」というテーマに、確実に通底するものがあると感じています。


この3本のインタビューが形になれば、私たち株式会社トーチがこれから取り組んでいきたいことが、かなり手触り感をもって伝わるのではないかと考えています。現在ほぼ形になっている神さんのインタビューは、私たちも反響が楽しみなほどに、本当に良い内容になっています。

その先のことはまだ未確定ですが、同様に「どこに住んでいても、つくってゆかいに暮らす」ことに考え方が近いと思われるみなさんへのインタビューや、他の切り口での記事も定期的に出していきたいと考えています。1ヶ月〜2ヶ月に1本ずつくらいは出していけたらいいなという気持ちです。


トーチライトにご興味のある方もご連絡ください

記事が出てからにはなると思いますが、私たちがトーチライトで実現していきたいことに共感してくださる方、記事やコンテンツをつくる側でも、ご紹介でも、取り組みを支援したい!という方でも、なにか一緒にやりたいと思ってくださる方がもしいらっしゃいましたら、こちらからお気軽にご連絡ください。


それでは来週、神さんの記事をお楽しみに!


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