経費精算システム3選比較!
現代のビジネス環境では、効率化と生産性向上が求められており、経理業務も例外ではありません。
経理ではいまだに手作業による入力や確認が多く、時間がかかりミスが発生しやすくなっています。
そこで、多くの企業が経理業務を自動化することで、リソースの最適化を図り、より価値のある業務に集中できる環境を整えています。
本コラムでは、経理業務を自動化するメリットと経費精算のおすすめのツールをご紹介します。
経理業務を自動化するメリット
作業効率の向上 手作業の入力や確認にかかる時間が大幅に削減され、業務の効率化が図れます。自動化ツールにより、日々の経理処理が迅速かつ正確に行われるため、他の重要な業務に集中できる時間が増えます。
人的ミスの削減 手作業によるミスが発生するリスクを低減できます。経理業務は数字の正確さが求められるため、誤入力や計算ミスが発生すると、後に大きな問題を引き起こす可能性があります。自動化することで、正確なデータが保たれやすくなります。
コスト削減 効率的な業務運営により、人的リソースや時間の無駄を削減できます。また、データ入力の外注コストがかかる場合も、自動化ツールを導入することで費用の削減が見込まれます。
コンプライアンスとセキュリティの向上 自動化ツールには、コンプライアンスやセキュリティ機能が搭載されているものが多く、データの安全性が向上します。データのアクセス管理やログ管理も自動的に行われるため、不正アクセスや情報漏洩のリスクが軽減されます。
リアルタイムなデータ活用 自動化されたシステムでは、リアルタイムでデータが更新されるため、財務状況の即時確認が可能です。経営判断に必要な情報を素早く取得できることで、ビジネスのスピード感を高めることができます。(小規模事業者では重視されませんが非常に重要です!)
経費精算システム比較3選
正直実感としてはUIや法令対応、機能面についての差はほとんどありません。
ではどこで差がつくかというと、開発スピードと初期フォローアップ、他システムとの連携によると考えています。
ただ現場側としては連携機能は使いづらいことが大半なので(自社特有の情報を付け加えるなど)、CSVで落として加工し、会計システムにインポートするのが現実的かなと考えています。
それに伴い、一部経理側で必要なアウトプットについてできる、できないもあるためそこもお伝えできればと思います。
1. バクラク経費
1.開発スピードが速く、機能のアップデートが期待できます。
2.基本サービスが丁寧で、フォローアップが手厚いです。
3.経理に必要なCSVによるアウトプットのカスタマイズが柔軟にできる。
価格:
月額30,000円から利用可能です。(50ID毎)
対象規模感は順調にのびてきている30名~40名ほどの会社かなと思っています。
基本機能が充実しており経理が必要とするアウトプットも柔軟なため管理会計、承認管理、事前申請などをやり始めようとしている企業にマッチしているかと思います。
300名以上の上場企業のレベル感にも十分耐えうるシステムです。
規模感あるなら一番オススメ。
2. マネーフォワード クラウド経費
1.会計ソフト、他システムとの連携がスムーズで、経理業務全体の効率化が図れます。
2.マネーフォワードがバックオフィスシステムを多数リリースしているため会社規模が大きければメリットを最大限享受できます。
3.導入企業が多く、長年やっていることもあり信頼性が高い。
価格:
スモールビジネスプランは月額2,980円から、ビジネスプランは月額4,980円の基本料金に加え、1ID毎に500円がかかります。(50IDで25,000円+月額プラン料金)
長年サービス展開しており、導入企業数が多いため信頼度はありますが現場の意見としては微妙です。
小規模事業者へのサービスは現在縮小気味で、フォローアップが充実しているとは言えませんし、機能アップデートも他システムに比べ早いとは言えないです。
ただし、給与や会計システムなどバックオフィスのシステムを多数使うなら連携による業務効率化は凄まじいものがあります。
ですが連携に関して効果が発揮できるのはバックオフィスが分業化していない中小企業ですし、大手になればそれ相応の会計システムを使うことになるため片手落ち感があります。
3.HRMOS経費(ビズリーチグループ)
1.サポート体制が充実しており、導入から運用まで安心して利用できます。
2.基本システムが他社システムと遜色ない。
価格:
基本月額費用は29,000円から利用可能です。
初期導入費用が0円で、初期の導入フォローが無料でついてくるため社員への説明や導入にかかる経理の時間が少なく済みます。
あまり知名度はありませんが昨日はほかの有名システムと遜色ありませんし、アウトプット機能も問題ありません。
経費精算を初めて導入する会社だとこれ以外ないくらいのレベルだと考えています。
かなりフォローアップに力を入れているため、システム導入が不安な企業は特におすすめです。
まとめ
各システムにはそれぞれ特徴と強みがあります。
規模感的に一番小規模な10名~の起業で経費精算を初めて導入する企業だと「HARMOS経費」、その後40名~拡大基調の会社だと「バクラク経費」、その他マネーフォワードシステムが会社の基盤となっているような会社だと「マネーフォワードクラウド経費」がそれぞれ最大限利点を発揮できると思います。
基本機能に違いがほとんどないためアップデートの早さやフォローアップの充実が違いになってくると思います。
もし導入を考えている場合はその点気を付けると失敗は少ないかと思います。
ぜひ参考にしてみてください!
一応3社のサービスは弊社でも導入支援を行っており、実績もありますので導入に外部BPOを入れるのも選択肢としてありかもしれません。
最後にちょっと宣伝でした。