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能動的に活動する為に

【馴染みと安心感からの脱却】

前回、前々回とMLMの長所・短所について触れてきましたが
そのどちらにも「権利収入」が絡んできていますね。

皆さんご存知の通り、MLMには短所がたくさんあります。
なのにナゼこの令和の時代になっても個人ビジネスには
こんなにもまだMLMに人が集まるのか。




馴染みの感覚

これには”お金”以外の理由があります。
1つは”コントロールによる安心感”が得られる事。
もう1つは”馴染みのある組織”である事。

これらはどちらも子供の頃から慣れ親しんだ環境が要因として
挙げられますので、誰もが自然に回避できるものではありません。
ただ、少しでも多くの方が知っていて欲しい情報として
ここに置いておきますので是非ご活用下さい。


・コントロールされる事への安心感

子供だけではなく、大人になった今でも”全く新しい環境”
というのは怖いものです。
「自分は何をすればいいのか」
「どういった立ち振る舞いが正解なのか」
など、まずは周囲に合わせようとしますね。この心理的問題を
『半自動的』に解決してくれるのが【ルール】であり【法律】です。
学校でも職場でも、服装・立ち振る舞い・作法や今日何をするのかまで
全て決まってはいなかったでしょうか。

職場でも、よほどのエリートでなければ「今日やる仕事は自分で決めるよ」とは中々なりにくいと思います。(中にはそんな職業の方もお見えですが)多くの人は、これらが決まっていない不確かな状況が耐えられません。
これから自分が「何をすればいいのか」を自身で決める
事はそれほどまでに難しい
んですね。

多くのMLMはこの問題を解決する為に「やるべき事」が決まっています。
初心者が路頭に迷わなくてもイイように作られているんですね。
しかしこれはメリットとデメリットの両面を持ち合わせる事になりますね。「初心者が始めやすい」反面「機長症候群が生まれやすい」からです。
これらはトレードオフの関係ですので一概にどちらが良いとか
悪いとは言えません。
※「機長症候群」は前回の記事を参照ください

ただ、学校ではともかく、企業であれグループであれ
こういった組織に入った際には
『自分は何らかの形でコントロールされている』
という事を是非知っておくべきだと思います。
問題は「何をコントロールされているか」ですので
自身にとって都合の良いものであれば相手に操縦してもらえば楽
になりますし、都合の悪いものであれば回避策が打てるからです。


コントロールによる合理性

MLMのメリットのお話の際にも出ましたがこういったワントップの下にずらずら~っと配下の人が集まる集団形式を「ヒエラルキー組織」といいます。「ピラミッド型組織」とも呼ばれます。
(違いは各階層に役職が設定されているか否か)

企業のほとんどはこの組織で構成されていますので
一度でもどこかに就職した経験がある方にとっては
とても馴染みの深い集団の在り方です。この組織形態のメリットは
下階層の情報が上へ行くほど集約されていきますので
”トップが組織を一括管理できる”といったところにあります。
これは上の”コントロール”の話にも繋がりますが
この組織ではトップの意向がそれこそトップダウンで降りてきます。
これが下階層の「タスク(すべき事)」として認識されるわけですね。

さてこれが現在のMLMへの入会ハードルを下げている
”お金以外の要因”になりますが問題がどこにあるのかと言いますと
『その組織に入るんなら、わざわざ個人で起業せずとも
パートかバイトでいいのでは?』という事。

どこかのメーカーやショップに勤めていた方が同じ環境下で決まった
固定給が貰えますのでわざわざ自分のビジネスとしてその形式の
組織に入るメリットはありません。ただし、その馴染みの安心感が
ビジネスを始めるに当たってのハードルを下げている事は
紛れもない事実で、決して「MLMが悪い」といったお話ではありません。
#これらが必要な方々も少なからずいらっしゃいます


馴染みと安心感からの脱却


個人起業家の世界をマンガで例えると個人的には
「ワンピース」が一番しっくりきます。
#グランドラインを目指す物語
#ご存知ない方はスイマセン

あの話の設定をお借りすると、一般人が暮らす世界は4つの平穏な
海域に分かれていて、そこでは大きな国という組織に人々は守られ
決して豊かではありませんがそこそこ平穏に暮らしています。

ただ、”自身で大成を功したい”という人はそれこそグランドラインへ
入らなければなりません。そこは潮流も方角も天候も何もかもが
デタラメで方位磁石さえグルグル回ってしまう海域。
唯一信頼できるモノは方位磁石の代わりになる指針のみ。
超巨大な怪物が海の中を泳ぎまわり今まで見た事もない
人種や不思議な生き物が生息する世界。
と、このようなおとぎ話を現実に例えるとこんなにしっくりくる
世界観はないと確信しています。
#何度も言いますが知らない方ごめんなさい

このグランドラインという海域は、通常一般人は存在すら
知らないと言われる領域。また、その世界を知っている
人がいても”行き方”までは知りません。
よしんば、場所と行き方が分かったとしても”入る前に半分は沈む”
という不吉なもの。これ、個人起業家の世界観そのものじゃないですか?
マンガでは主人公達がグランドラインに入る直前に訪れた島で
「ヒエラルキー組織」そのものの悪の集団と遭遇します。
男女ペアの”管理職”がいて”ボス”がいる。そのペア管理職の配下には
手下がいて戦闘員として実務を担当しています。
主人公達がグランドラインに入る直前に出会うべくして出会った
賞金稼ぎ達の組織はまさに「悪徳MLM」そのもので、ボスを含めた
幹部達は全員グランドラインの中に拠点を構えています。
その島では「その他大勢の部下」たちが滞在しているだけで
その島に入ってくる若手冒険者から金銭を奪い取る。優先事項は
常に「お金」の事でありビジネス初心者が、幹部の言う通りに
MLMに勧誘する姿を風刺にしたとしか思えない
ストーリー設定だと個人的に思っています。

しかし世の中には実際にこういった思想の集団が
数多く存在しています。にも関わらず
「入会したけど何も得られなかった」「高額搾取の詐欺に遭った」
といった方々が絶えないのは、ひとえに受動的な思考による
事故であるとボクは感じていて、この事故を少しでも
減らすべく日々記事を更新していきます。

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