2021年元旦ミールス

元旦営業も3年目となりました。
2019年は、コース料理を召し上がっていただき
2020年からは特別ミールスという形で、100名以上のご来店をいただき
そして2021年は「３密」を避ける形で完全予約制でのご提供となりました。

今年は「縁起物で開運」をテーマに、こんなメニューになりました。

・クミンティー（食前のお茶）

・サンバル
・ラッサム
・カード（ヨーグルト・豆乳グルト）
・ハヤトウリのクートゥ
・ビーツの豆乳グルトパチャディ
・広甘藍のトーレン
・縁起物アチャール３種
・マンゴーアチャール
・ココナッツチャトニ
・ライス
・パパド
・ダール
・ワダ
・干し柿のパコラ
・りんごのハルワ

・フェンネルティー（食後のお茶）

年末年始とご馳走をたくさん召し上がっている方も多いと思い
チャイやコーヒーではなく、カフェインレスのスパイスティを
ご用意しました。

ご存知の通り、クミンには食欲を増し、胃腸に対し、これからやってくる
お料理を迎える準備を促す力があります。
対して、胃薬にも処方されるフェンネルは消化を促す力があります。
スパイス料理のお店で、レジのあたりに置いているところも多いですね。

そして、３つのおかずには、千成瓜とも呼ばれる旺盛な生命力を持つハヤトウリ、「食べる輸血」と言われるビーツ、そして、JA呉でお手配いただいた特別なキャベツ広甘藍を使いました。

広甘藍、とら屋食堂の元旦には欠かせない食材です.。
呉市広地区の伝統野菜なのですが、最初は、御常連さんが両の手に抱えて持ってきてくださいました。
果物と張り合えるほどの甘みをもつ、広甘藍。
その広甘藍で作るトーレン（炒め蒸し）の美味しさといったら、これはぜひ
召し上がっていただきたいものです。
今年は天候不良などの影響で、お取り寄せも難しい状態でしたが、「毎年
とっていただいているので、なんとか揃えましょう！」と担当の方が胸を叩いてくださって、充分な量を手配してくださいました。

元旦営業といえば、「福引」もお楽しみの１つですが、今年はこの貴重な
「広甘藍」も景品に加わりました。
見事引き当ててくださった方は、大喜びでお持ち帰りいただきました。
早速ご自宅でも召し上がっていただいたようです。ありがとうございます。

縁起物アチャールとして
・昆布　・蓮根　・柚子
の３種をご用意いたしました。
昆布は昨年もご好評でしたが、今年は食感も異なる３つのアチャールを
ご用意させていただきました。
レギュラーメンバーであるマンゴーアチャールも美味しいですが、時には
このような和素材のアチャールも楽しいですね。

デザート枠は、今年も「干し柿のパコラ」をご用意しました。
ちょっぴりスパイシーな衣に包まれた熱々揚げたての干し柿の甘さは
何よりのご馳走ですね。
そして、長野のりんごを使ったハルワも、甘さと酸味が程よく、楽しんでいただけたようで、ほっとしました。

ノンベジのオプションをお楽しみいただいたお客様もいらっしゃいますが、
ベジで、これだけ幅広い味わいを楽しんでいただける「ミールス」という
形を、元旦から多くの方に召し上がっていただけて、本当に嬉しいです。

ご来店してくださった皆様には、感染症対策ということで、着席前の手洗いやマスクの着用にもご協力いただき、本当にありがとうございました。
体調が芳しくないということで、勇気を持ってキャンセルのご連絡をいただいたお客様も複数いらっしゃいました。そのキャンセルを埋めてくださったお客様同様、心から感謝しております。

まだまだ厳しい時期が続きますが、また2022年も、笑顔で元旦営業を行えますよう、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。