[大会結果]プレイヤーズコンベンション参加報告
ご挨拶
お久しぶりです、トリニキです。
更新を少しさぼるともう更新しなくなってしまい、気づけば約半年ぶりの更新です。
最近イベントでも勝てていないので、なかなかモチベが続かないですね…
今回はタイトルの通り、先週名古屋にて行われたプレイヤーズコンベンションに参加してきたので、その大会結果の報告となります。
ついに帰ってきた私たちのGP、参加しないわけにはいかない!!
大会に向けて
デッキ選択
パイオニア自体はチャンピオンズカップ店舗予選やエリア予選に出ていた際に色々作って触ってしていましたが、主要なパーツを借りていたりあまり手に馴染まないデッキだったりと中々に使いたいと思えないものばかり。
そんな中、兄弟戦争が追加されたことで成立したコンボデッキを複数発見。
イグナスコンボ
無限ダンジョンRTA
インバーターレスインバーター
下に行くほどコンボ感は薄れますが、どれも楽しそうに見える面子。
とはいえ現環境の王者が【赤黒ミッドレンジ】だとすると、単体除去で捌きやすい生物主体のコンボには不安要素が多い。
そこでもう少しコンボの粒度を下げると、よさげなデッキを発見。
ケルーガファイアーズ
奇怪な具現
どちらも決めたら終わりなコンボはないものの、コンボが決まればビートダウン系のデッキには到底覆せないアドバンテージを生み出してくれます。
【奇怪な具現】は昔組んだこともあって感覚が分かる部分も多いですが、今回は長丁場ということもあり、そこまで複雑な展開になりづらいであろう【ケルーガファイアーズ】を選択しました。
(組んだこともないから予想でしかない)
リストを見ながら感覚で調整
組んだこともないデッキなので、まずは勝っているリストを眺めてみる。
土地の枚数は28枚
基本土地は各種1枚以上、計5-6枚
魂力土地は永岩城、大田原、母聖樹を各1枚
<寓話の小道>は4枚必須、他はすべて基本地形タイプを持つ土地
スペル枠は17-19枚程度
創案の火、力線、寓話、一時的封鎖がほぼ4枚必須
残りの枠に単体除去なら接触、全体除去なら至高の評決
生物枠は13-15枚程度
必須はケンリス、オムナス、砕骨で各4枚、赤騎兵は2枚固定
好みで3枚にして1枚を別生物に変えている場合もある
オムナスの枠にウィンドグレイスの魂
ケンリス、砕骨の枠に空亀
単体除去枠にスカイクレイブの亡霊が入ることもある
ここまで理解したうえで、
トライオームを同じもの3枚積みたくない(重ね引きしたくない)
→ 土地基盤はなるべく散らした形に。伝説生物も4枚積みたくない(重ね引きしたくない)
→ オムナス3+ウィンドグレイス1【パルヘリオンシュート】対策に2マナバウンスは積みたい
→ 砕骨3+空亀1、サイドに厚かましい借り手2直近の神決で【ボロスアグロ】が勝ち、兄弟戦争で【兵士】デッキが出たりとアグロデッキが多そう
→ 一時的封鎖4+至高の評決2の全除去6枚体制に
上記の形を採ることに決めた結果、出来上がったデッキがこちら。
ということでパーツをストレージからかき集め、足りないカードを借りて大会前日になんとか完成。
ホテルで数回一人回しをして感触を把握、やっぱり手に馴染みました。
いざ、大会へ…
前日の一人回ししかしていない中、初の対人戦へ。
とりあえずドロップしないことを目標に。楽しめればそれでヨシ!
1日目
R1 バント兵士 Doo
相棒でケルーガ公開したら「戦ったことないんですよね~」の一言。
大丈夫、私もありません。
後手を取るも一時的封鎖x2と至高の評決で相手の場を壊滅させたりして勝ち。
R2 緑単信心 Poxx
ニコル・ボーラスのスリーブとプレイマットという粋な方。
「グリクシスか緑単かぁ~」とか話していたら本当に緑単。
ちゃんとニコル・ボーラス入れてる、凄い。
試合自体はG1こそ一時的封鎖でエルフを流すも、G3はダブマリ土地2キープから土地を引けずに呆気なく負け。
R3 赤緑機体 Doo
相棒ジェガンサ公開で「???」となるも、始まれば普通のグルール。
最後ライフ3まで迫られるも、ウィンドグレイスの魂でゲインしてライフを守り切り勝ち。
試合中一度も機体を見ることはなく、後から赤緑機体だと知りました。
R4 黒緑エルフ Doo
G1はロードをひたすら踏みつけで除去すると、召喚の調べx2から領土渡りと葉冠が出てきてアド祭りに…なるかと思いきやトップにエルフが来ない。
その間に一時的封鎖で領土渡り以外飛ばしてオムナスで勝ち。
G2は一時的封鎖→ディッチャ→一時的封鎖でお相手悶絶。
それでも展開が続いてライフ1まで迫られるも、ケンリスとオムナスが揃い毎ターン14点ゲインする状況に。最後はライフが22点まで戻りつつ勝ち。
R5 白単人間 Poxo
G1は順調に展開してきたところを至高の評決ですべて流して勝ち。
G2はお相手の綺麗な展開になす術無し。知ってた。
G3はライフ1まで削られるも、ケンリスが間に合い10点ゲインして勝ち。
R6 ケルーガファイヤーズ Poo
お互いにケルーガを公開して思わず笑う。
「同系は初めてなんですよねー」とお相手も笑う。私もです。
G1は先手取りつつ初手に創案の火があり4ターン目着地、お相手は引けていなかったらしくアドバンテージ差がついて勝ち。
G2は後手のため妨害に全力投球、神秘の論争で創案の火とケルーガを打ち消しつつ、2枚目の創案の火を力線で排除。お相手もこちらの創案の火を力線で排除するも、2枚目を対処できず勝ち。
R7 バントスピリット Poxo
G1はお相手が打点あげるために展開してきたところを一時的封鎖で一網打尽。ケンリスが着地して5点、10点とライフを戻していき勝ち。
G2はお相手が常に構えながら動いてくるも、そもそも土地を引かずスペルが使えない…そのままお願い一時的封鎖も呪文捕らえで負け。
G3もお相手が構えながら動くことで打点が低く、順調に土地を伸ばす。そこから創案の火→軽蔑、オムナス→軽蔑と連打して打ち消しがなくなったところでケンリスが着地。10点ゲインでひたすら耐え忍び、オムナスをリアニして体制を立て直し勝ち。
ということで、まさかの6-1で2日目進出!しかもメイン全勝!!
アグロが多そう、という予想が見事に嵌り、一時的封鎖とケンリスが大活躍してくれました。
「このまま2日目6-0したらワンチャンあるぞ」とか
「そうじゃなくてもいい所まで行けるんじゃないか…?」とか
夢を抱きつつ就寝。
2日目
周りを見渡すと私含めて6人中4人がケルーガを公開して一同困惑。
実際のメタゲームブレークダウンでもケルーガの2日目抜け率は高かったらしく、予想は間違っていなかったと確信していました。
R8 バントスピリット Dxox
G1はワンマリで土地2、鏡割りの寓話、一時的封鎖、ケンリスみたいな土地さえ引ければOKハンドをキープするも土地を引けない。お相手は呪文捕らえ構え優先だったものの、こちらの土地詰まりを見て全力展開、返しで土地引ければ逆転できる場面も引けずに負け。
G3はきっちりと打ち消し握られつつ、カンパニーからクロック作られて負け。
おそらく、このメインの事故負けが運命の分かれ道。
R9 ロータスコンボ Dxx
「横浜で対戦したことありますよね?」と言われて思い出したお相手。
その時は奇怪な具現で、同じように天を仰いでいた気がする。
絶対勝てない、と思っていたのでもちろん負け。
G2はサイクリングから舞台起動、糸と動かれなければ勝てそう、という場面できっちり動かれて負け、マジックが上手い。
R10 緑単信心 Dxx
開口一番「今日全然勝てないんですよー」と哀しみを帯びた戦い。
G1は綺麗なマナ加速から収穫祭の襲撃を連打されて負け。
G2は神秘の論争構えるか鏡割りの寓話のクロック優先か、で後者を選んだらキオーラからトロール出てきてクロックも何もなく負け。全然勝てねぇ。
R11 赤黒ミッドレンジ Pxx
上からの叩きつけ合いには自信があるはず、と五分~微有利だと思う相手。
実際には思考囲い→ヴェリアナ→シェオルドレットを2回連続で叩きつけられ成す術なく負け。お相手もしかして8枚ずつくらい積んでます???
R12 白単人間 Poxx
不遇な試合が続く中、ついに当たった早いビートダウン。
G1はきっちり一時的封鎖で勝ちを拾い、後手のG2は予定調和の様に負け。
そして頼みのG3
平地、白青土地、白緑土地、借り手、鏡割りの寓話、砕骨、ケンリス
と赤土地引ければ確実だし、借り手でちょっとなら耐えれるという手札をキープするも赤土地はおろか土地を引かない。
その間にお相手は不屈の護衛→サリア→エーデリンと完璧ムーブで負け。
次負けるとまさかの負け越し、脳内に流れる遊戯王の次回予告
デュエル、スタンバイ!
R13 ケルーガ奇怪な具現 Pxx
お互いにケルーガを公開してR6を思い出す。
こちらが4ターン目に創案の火を設置すると、返しにお相手も創案の火、そこに加わるは奇怪な具現。
この時点で相性は最悪、お相手のシルバーバレット戦術に対処する術がない。
きっちりと盤面を作られて負け。G2も順当に負け。
脳内に流れるエンディング、沈まない太陽。ワールドコンベンション部完。
全試合を終えて
まさかの6連敗により、6-7の負け越しで終わりましたorz
正直、ちょっとだけ脳裏によぎっていましたが、流石にByeやらNo showも含めて1勝は出来ると思ったんですがね…
全体を通してみると、同系のデッキとは2回までしか対戦していなかったり、最有力の【赤黒ミッドレンジ】とは1回しか対戦していなかったりと、皆さん思い思いのデッキを握って来たのだな、という印象でした。
流石はコンベンションオープンといったところ、横で行われていたチャンピオンシップは【赤黒ミッドレンジ】で溢れかえっていたみたいですし…
デッキ選択としても、【ケルーガファイアーズ】にしたことで初日抜けできたのは間違いないので正しい選択だったと思っています。
ただ1日目でよく聞いた「対戦したことないんですよねぇ~」といった発言は2日目で聞くことはなく、的確に対処されることが多かったので、レベルの違いを痛感しました。
2日間【ケルーガファイアーズ】を回してみて
最初の印象は「序盤を耐えて後半に一気に捲る」だったのですが、使ってみての感想は「序盤を耐えてケンリスでライフ水準を戻し、相手の心を折る」でした。
そのため基本戦略は「如何にケンリスを出すまでに時間を稼ぐか」と「如何にケンリスを維持するか」になり、オムナスや寓話は対処されてもいいくらいの感覚で使っていました。
逆に言えば、ケンリスで心が折られない、【緑単信心】や【ロータスコンボ】は非常に苦手、な印象です。
もしこれから調整するなら、その辺にも対応できるようにR13の対戦相手のような奇怪な具現型にシフトしてみたいとも感じました。
終わりに
ということで、このあたりで終わりとなります。
大会結果報告だというのに結構な文字数に…まぁGPだから仕方ないネ。
競技としてのパイオニアは今回で一旦お休みして、今後はカジュアルに遊ぶか、モダンとか別フォーマットをやろうと思っています。
【金属製の巨像】とか楽しそうなんだよなぁ…
といっても休日予定が多くて大会に参加できるかも怪しいので、まぁフワフワしながらマジックをエンジョイします。
それでは、今回はここまで。
長文読んでいただき、ありがとうございました。
(鳥之内君)< 「イワーーーーーーク」