ラブレターの代わりに
私から、あなたへ
ラブと言っても、恋愛の愛ではないけれど
"私" と "あなた" は知らない人同士だけれど
あの子もこの子もその子も別だけれど
私から、あなたへの気持ち
あの子と出会ったのは11月
夜になると、ふわっと現れて。落ち着いた声で、ゆったりとお酒の話や、読み聞かせをしていて
その声と、雰囲気に心が動かされたけれど
ただ、通り過ぎるまでの少しの時間だけ。そっと、耳を傾けるだけだった
ゲームの話をし始めたときに、凄く楽しそうに語っていて。意外だと思うのと同時に
もっともっと、興味が沸いたのを覚えています
でも、もしかしたら。もう声すら聞けなくなるかもしれないときが近づいて
どうしたらいいのかわからずにいると
自分自身もつらくないはずがないのに。それを隠すように
「大丈夫ですよ。安心してください」
そう、声をかけている姿に。カッコイイと心の底から思ったし
尊敬しました
そのあと、一度お別れをしたあと。
もう一度会いたい。今度はきちんと話をして、楽しい事をしたいと
強い決意で探し回る覚悟をしていたら
12月になるかならないかの、そのときに
スッと、当たり前のように
ここだよ。この子だよ。と
そう、優しく語り掛けるように。そこにいて
やっぱりカッコイイなって、少し笑ってしまいました。
本当に楽しそうに、お酒を買いに行ったり。
ゲームの話をしたり
絵を描いたり
大好きな人への愛を語ったり
本当かなぁ?とからかうように、いたずらっぽく言って来る声が大好きです
でも、ただ何もしないで。出来ないでいた罪悪感があって
少しだけ、振り返りの話をしたときに
「何か、聞きたい事はある?今だけだから、なんでも答えるよ」
その問いに。それが間違っている、言わない方がいい言葉だと知りつつ
聞きたい事というか。懺悔がしたい
そう、こらえきれずに言ってしまった
それは、同じ気持ちをもったほかの人もいたみたいで
自分も懺悔がしたいと、そう言う人がいて
「わかりました。懺悔を聞きますよ。私がなんでもゆるします。」
そう、答えてくれて。懺悔をすると。「赦します」
そう言ってくれて
泣きながら、少し前に入金していたお金を。すべて投げてしまっていました
あの子は、あの子のまま。お礼を歌ってくれて
罪悪感が、少しだけ軽くなって。本当に感謝したんです。
それでも、消える事はなくて
これは、きっといつまでも続くんだろうな。そう、思ってました
その子を見つけたのは、夏の日の夜
暑いな、部屋にいるだけで体力がどんどん奪われるなと
そんな風に思っていたときでした
少し低めの声で、どこか自信なさげに
でも、たっぷりの強気で
自分を天才だと言い切って
いろんな事をして。自信をなくして、また取り戻して
そんな、その子に。最初からすべてを出し尽くして
どんなに魅力的だと思う人が他にいても
すべては彼女中心。食事も、睡眠時間も、予定も
全部、彼女中心に組み立てて過ごして
いつの間にか、秋になって
心をかき乱して、抉って。深く、深く爪痕を残すように
声で、表情で、文字で、写真で
あらゆる手段を使って、忘れられない傷を残していった
そんな、その子に全力を出せたから
最初から最後まで。そのときに出来る限りのすべてを出し切れたから
ざんねんな気持ちはあっても
罪悪感は、すべて消えていて
消してくれていて
普通、そんな機会があるはずがないのに
その、ありえない機会をくれた
その事に、本当に。本当に感謝していて
全部、私の中の気持ちの問題でしかないけれど
本当に、どうしようもなく。カッコイイ"あなた"が好きです
勝てないな。って、よく思わされます。
出会った頃は、ここまで好きになるとは思ってはいなかったのに
今は、本当に。大好きです。
憧れ、尊敬、目標。
あなたは、私にとってそういう存在です。
「私はずっとここにいますよ。どこにもいかないよ」
そう言ってくれているのに、突然いなくなってしまうような気がして
とても不安な気持ちが今でもありますが
これからも、楽しい事をたくさん。みんなでしていきましょう
ラブレターの代わりに
尊敬の念を込めて あなたへ