陌ォ縺ョ螢ー縺ィ蜈ャ蝨偵ヮ蜈郁シゥ 末

なんか色々書いたり消したりして、一番最初に浮かんだ光景が書けないから最後の方だけ先に書いてしまうアレ




 いつものように、"繧ォ繝ッ繝舌ち"先輩に会いたくて僕は公園へ走っていた

 何を話そう。どうやって笑わせよう。そんな風に色々考えながら


「先輩っ!」

 なぜか、焦っていたのかもしれない。
 公園の傍までつくと、そう叫んでしまっていた。嵐が先輩をさらって行ってしまうかもしれない。そう思ったのかもしれない。

「先輩、どこです?」

 いつものように、こちらに気がつくとはにかんだ笑顔で迎えてくれる先輩の姿はなくて。ただ、深夜の誰もいない公園がそこにあるだけだった。

 まさか、本当に・・・?

 そんな馬鹿な考えが頭を過ぎる。
 頭を振ってその思考を振り払うと、また駆け出した

 先輩のお気に入りのベンチ。水飲み場。人が来たときに一緒に隠れた草むら。

 自動販売機の裏も

 

 どこにもいない


 心臓が早鐘のように鳴っている。これは、走り回ったせいか。それとも、先輩と会えないかもしれない恐怖からか。もう、それすらわからなかった。

 時間を確認しようと、ポケットからスマホを出すと。電源が切れていた。そういえば、家を出る前に少しでも早く充電が終わって欲しくて電源を切って充電して。そのまま電源を入れるのを忘れていたんだった。
 暗い、周囲の明るさとは関係なく。とても暗く感じてしまう世界に。少しだけ、明かりが灯ったような気がした。

「やぁ、後輩くん。来てくれたんだね」

 背中から、先輩の声がして。僕の胸は大きく高鳴った。

「先輩っ!」

 振り向くと、そこには誰もいなかった

「先輩?どこですか?ふざけてないで出て来てくださいよ」

 辺りを見渡しても、どこにも先輩はいない

「あの日、君が私に気付いてくれて。見つけてくれて。本当にビックリしたんだ。誰にも見つからずに、そっと消えて行くんだろうって。思っていたから。嬉しかったんだ」

 どこにも姿は見えないのに、声はすぐ近くで聞こえる。

「何言ってるんですか。最初に話しかけて来たのは、先輩じゃないですか」

 声が震えていた。

「君が、私の事を覚えていてくれたから。私はここにいるんだ」

「"繧ォ繝ッ繝舌ち"な、もう。ここには来れないと思うんだ。君と会ってから、連絡を取っていなかった学校のみんながな。来てくれたんだ。友達だろって、言ってくれたんだ。学校来いよって、言ってくるんだ」

 今度は、少し遠くで

「だから、"繧ォ繝ッ繝舌ち"学校に行こうと思うんだ。そうしたら、もうここには来れないだろ?」

 穏やかに、少し嬉しそうに。先輩は、まるで死刑宣告のように。そう告げた。僕とは関係なく、学校のみんなが先輩を。本当の日常に連れて行ってしまう。それが、本当に。心のそこから怖かった

「この一ヶ月、色々な事があったし。色々な人と会ったけれど。みんな、"繧ォ繝ッ繝舌ち"を覚えていてくれたんだ」

「君も、ちゃんと学校に行くんだぞ」


 スッと、近くに誰かがいるような。暖かい気配と、先輩の匂いがした

「じゃあね、バイバイ」

いつもの距離で、いつもよりほんの少し淋しそうに先輩の声がして。
気配が、消えた


 去年の冬、綺麗な白い髪をなびかせながら。
少し赤くなった目で。元気に、楽しい事しよう!バイバイっと叫んだ彼女の姿が。脳裏に蘇った


 彼女とはすでに会っていたんだと。そのときにわかった

 頬を伝う熱いものは、どうして止まらないんだろう

 それでも、僕は。また、彼女と会うために精一杯叫んだ


「ばいばいっ!」



-二度目のはじめまして、はじめてのサヨナラ-





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