ミュージカルコメディ「ファースト・デート」小ネタメモ
ファースト・デート見てますか~??
滅茶面白いので是非見て欲しい。今月末までです!
これまでにまとめた感想はこちら
今回は作中で出てくる小ネタ(の中で、自分が気になって調べたもの)をとりあげていきます!
ユダヤ教まわり
マジ馴染みがなさ過ぎてわからないところ多くないですか?
ミュオタしてるとある程度知ってる(ラビとかはエリザにも出てくる)ものもありつつ、めっちゃ調べました。
急に出てくるヒゲ+帽子の面々
ユダヤ教のラビ。宗教的指導者であり聖職者。
ケイシーのパパ(実父・宗教的指導者である神父)と対を成す部分も。
歌ってるoy vey/daidaidaidai…
oy vey(おいべい)は あらまあ! という意味らしい。
dai(だい)は「十分」という意味らしいけど、本当にそうなのか、どういう文脈で使ってるのかわからない。
あそこの皮は切らせない
割礼という、赤ちゃんの頃に包皮を切る儀式があります。
大人同士の宗教観にとどまらず、幼い子どもに影響することもあり、対立することも多いようです。
日本人がユダヤ人男性と結婚したエッセイを見つけたのでご紹介。
誓いを述べる天蓋の下にぼくを置き去りにした
これは終盤で言う言葉ですが、ユダヤ教絡みなのでこちらに。
花嫁であるアリソンに逃げられたときのことを回想しています。
屋外ウエディングで、木を組んでベールや花で飾った天蓋の下でラビに式を挙げて貰うらしい。
余談ですが私は「天蓋」でベッドの方を思い浮かべていたので、「初夜に逃げられた…??でも出席者の話してるよな…」と悩んでました。
余談:宗教と生活
日本人って、生活の中に宗教がどぶどぶに混ざってるのに、何故かそれと「信仰心」は分けて認識してますよね~。信心に対して冷笑的ですらある。
信仰している人にとっては、神は倫理で教義は教育ですし、生活のすべてなんだと思います。
だからこそ、誰かに「自分は無神論」であると言われたときに、その人が「倫理観がなく(何しろ守るべき規範である神とその教義を信じていないんで)」「教育もない(教育を受ける場にいなかった)」という風に認識しがちなのかなーと感じています。
こういう質問が出てくる時点で、なるほどそういう感じ?という。
ただ作中でケイシーが言い直した「崇高な存在は信じてる」位の人は、日本でも多いんじゃないかな。
セラピー
ケイシーが受けていたのは、多分心理療法系のセラピーと、マインドフルネスとかそういう系なのかなあ。後者の方が水にあった感じで。
マインドフルネスの瞑想の仕方はNHKにあったので貼っておきます。
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_700.html
日本だと心理・精神療法自体に忌避感があり、「誰かに苦しみを伝える」こと自体もあまり得意じゃない印象があるので、この辺の受け止め方がおのおのに大分違いそう。
ウェイターの歌
ウェイター劇場でウェイターが「もし私が注文するなら…」て連呼するやつも全然聞き取れてなくて、適当に2人分のTボーンステーキみたいなのを想像してたら全然ちがくて笑った。(自分のTwitterから転載)
こういうイメージ
I'd order love→私は愛を注文します だそうです!!
食べてるもの・飲んでるもの
劇中、キャスト陣はちゃんと本物を食べて飲んでます。とはいえノンアルコールだと思いますが…
アーロン:ビール(ジョッキ2杯)、ハンバーガー&ポテト、チョップドサラダ(ケイシーと交換)
ケイシー:ショット(テキーラ?)、ブルーキュラソー系のカクテル、チョップドサラダ、ハンバーガー&ポテト(アーロンと交換)
上手テーブル:ピンク色のボトル(シャンパン?)、揚げパスタ
下手テーブル:水、カクテル(まだちゃんと見れてない)
前列だと各テーブルの会話や、食べ物の香りがうっすら感じられるので、そこも含めて楽しめます。
ヒューストン!
ケイシーと乾杯をしようとするもからぶったアーロンが、「ヒューストン!緊急着陸です!!」と言いながらジョッキをスペースシャトルに見立てて着陸させる。
打ち上げ後の宇宙船は、テキサス州ヒューストンにある宇宙センターと交信するそうです。映画「ゼロ・グラビティ」では“Houston, Do you copy?”(ヒューストン、聞こえますか?)という言い回しで出ていたそう。
村井さんが前回クリエに立ったときの作品「スラムドッグ$ミリオネア」でも、ヒューストンに関するギャグが入っていたので、何となく繋がりを感じてほっこりしています。
また思い出したら書く。