これまでの振り返りと次のステージへ
どうも、PMやってます虎谷です。
前回「3つ目のプロダクトに関わってる今」という記事を書いてから少し時間が空きました。
あの後少ししてから次のステージに進むことを決め、振り返りも含めて何かを残そうと思います。
文才問題はありますが、ご了承下さい。
振り返り
①デジタル広告効果測定ツール
僕のPMデビューとなるプロダクトで、先代から引き継ぎする形でスタートしました。
これまでは本ツールのプロダクトセールスを1年程やった後、新しいミッションを頂いた形です。
これまでプロダクトセールスという立場でエンジニア、カスタマーサポート、デザイナーの方々と関わってきましたが、PMという観点では全くの素人で右も左もわからないといった感じでした。
また、スクラムを採用していたので、デイスクで会話してる内容が半分もわからないところからスタートしたのを覚えてます。
ただ、日々向き合ってると理解は進みますし、エンジニアさんと主に進めるスクラムも外部アジャイルコーチに数ヶ月ほど伴走頂くことでおおよそ理解し、どうするといいのかがわかってきました。
※そのコーチとは今でも定期的に会話させてもらってて、zoomの度に「あーまだまだできるなー」という感じになります。
このプロダクトに関わってる中で一つ印象に残ってるエピソードがあって、プランニング時にあるエンジニアさんから「これって何で作るんですか?誰の何がどう変わってどう嬉しいんですか?」って聞かれたこと。
「これ作って下さい!」が先行しすぎてた僕としてはハッとした瞬間でしたし、これ以降僕もドキュメントのFMTも変わった良いイベントでした。
②損害保険会社向けCRMツール
会社として広告領域以外もやっていくとこととなり、その流れで手挙げて2つ目のプロダクトに入っていきます。
当時既に取引があった企業様向けに新しいこと何かできないか?みたいなところから始まり、何回も会話をさせてもらいながらLINEを活用したCRMツールがよさそうなのでは?となり、スタートしました。
※今思うと作ってる期間の方が短かったし、初のWFでdkdkしたw
企画書を何度も作り、チームを作り、弁護士さんと調整しながら契約書関連全部巻き、内部/外部の会議体を設計し、figmaで素案を描き、仕様決めて、プロジェクト管理し、QAし、納品し、などなど全部やったなーという感じでした。
※コストの関係上外部にQAを委託できず、自分で2,500ケースくらい倒したのはいい思い出だw
チーム作りに関しては、当時社内には僕しかいなかった(=エンジニアさんもデザイナーさんもいなかった)ので、見つけて来るところから始まり、エンジニア会社2社(フロントとバック)とデザイナー会社1社に伴走してもらうことになりました。
また、このプロダクトでfigmaをしっかり使うようになったのが次プロダクトのPM時にも活かせて良かったなと今振り返っても思う。
※ここから一気にfigmaが大好きになった!
③調剤薬局/患者向けサービス
②の終盤に次どうしようか悩んでる時に社内で新しいサービスを立ち上げるにあたってPMどう?となりジョインさせてもらいました。
ジョイン後はかなり強力なエンジニアさん達と共にプロダクトをアジャイルだけどスクラムではない形で作り、セールス/CS/マーケ/管理部の方々と強力しながらなんとか初年度にARR1億まで持っていけたのは良かった。
※恐らくこの時すでに調剤薬局向けに提供してるサービスとしては日本で一番利用されてるサービスになってたはず(当社調べ)
またこのプロダクトでは、初年度と2年目で動き方が全然違ったなーと振り返ると思う。
初年度はとにかく先行してるプロダクトたちにまずは追いつくことを優先してたので、オールインワンを目標に機能拡充を行った。
2年目は、一通り揃ったので各機能のphase2に入り磨きをかけ、両画面の大幅アップデート(コード的にもUI的にも負債が溜まってた)をし、バックログの管理にはICE Scoreを導入したり、ブラウザテスト導入したり、slackのWFビルダーでセールス/CSの課題集約したり、エコシステム作ったり、優先度会をやったり、NSM決めたり、デザインシステム作ったり、割と今後の運用をしやすくするための土台を整える時期となった。
この2年目が終わったタイミングで退職することになります。
これまでのまとめ
という感じで、3プロダクトに約6年ほど時間を使ってきた訳だけど、自分的にはPMとしては一通り経験できたが、PMとしての環境がよかったかでいくと微妙だなと思う。それもあってよりPMを極めたい(自分のPMとしてまだ十分でないところ領域を底上げしたいし、弱いところもわかってる)気持ちが強くなって今に至ります。
3プロダクトを通して感じたことは、下記に収斂されると思う。至極当たり前っちゃ当たり前なんだけど、これをしっかりできることが改めて大事。
全てはMMVに帰属する
ここグチャると結局のところ何したいのかわからなくなるし、対外的に発信するもの全てがブレブレになる。顧客がサクセスするためなら役割とか関係ない
比較的初期フェーズに関わる機会が多かったからかもしれないけど、自分は突破する!って言う気持ちと行動が割と大事なんじゃないかなと。話すこと
世の中がコロナ一色になり、リモートが進んだことでより一層コミュニケーションへの能動的な動きが必要になったと思う。全てをアジャイルにする
アジャイルの本質は不確実性を極力排除し、デリバリータイミングを読みやすくすることにあると思う。これはプロダクト開発に限った話ではないので、全ての活動で共有することができる。
次のステージへ
次は人事・労務のSaaSではNo.1の「SmartHR」でPMする機会を頂戴することになり、顧客価値最大化に向けて比較的役割がカットされていそうなので、しっかりPMとして数段レベルアップする。
また、まだまだ整っていないところも多く、積極的に動いていきたい。
※今の会社では出来なかったこともいっぱい出来そうなので楽しみでしかない
※特にプロダクトOps構築や、デザイナーさんとの密な連携などが個人的には楽しみ
と言う感じで、5/1から4プロダクト目がスタートするけど、いつも通りスピード重視のスタイルは崩さずしっかり戦っていければと思う。
では!