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ボートレーサー養成所はこんなところ!一日のスケジュールや訓練内容


ボートレーサー養成所は、プロのボートレーサーを養成する訓練施設です
入所試験に合格したらここで1年間訓練を受けます



1. ボートレーサー養成所は福岡県

ボートレーサー養成所は、福岡県柳川市大和町にあります。

平成13年(2001年)3月に開校
柳川市の中心部から約10キロメートルのところにあり、総敷地面積は東京ドーム約9個分。かなり広いです!!
施設のまわりは、果てしなく田んぼが広がっています

ボートレーサー養成所は、日本モーターボート競走会が運営する施設で
現役ボートレーサーが年に1回義務づけられている定期訓練などもやっています。
訓練生(入所者)は、1年間の訓練期間を経て、プロのボートレーサーとなります。


2. 養成所での一日のスケジュール

訓練生は、1年間の訓練期間中、朝6時に起床し、夜10時に消灯するまで、厳しい時間管理のもとで生活します。

具体的なスケジュールはこんな感じ↓↓

  • AM6:00: 起床・点呼

  •       6:30: 掃除

  •       7:00: 朝食

  •       7:50: 国旗掲揚

  •       8:00: 訓練開始

  • 正午: 昼食

  • PM1:00: 訓練開始

  •       4:55: 国旗降下

  •       5:00 :   夕食

  •       5:45: 自習時間

  •       7:00: 入浴・自由時間

  •       9:00: 掃除

  •       9:30: 点呼

  •      10:00: 消灯

一日の始まりは起床のブザーから始まります。
ブザーなったら急いで着替えて寝具を畳み外に出ます←(3分以内)



3. ボートレーサー養成所での訓練内容

  • 乗艇訓練::ボートを操縦する技術を磨きます。訓練初期はひたすら単独旋回の練習をします。訓練後期になるにつれて、スタート練習、複数旋回、模擬レースなど実践的な内容になっていきます。

  • 整備訓練:一人でモーターを分解して組み立てることをします。また、モーターに異常がないかや整備方法を学びます

  • 座学:モーターボート競走法を中心に学びます。「モーターボート競走法」とは、競艇の開催、競艇場、開催回数、入場料、勝舟投票券、勝舟投票所、などなどモーターボートに関するきまりを学んでいきます。

  • 現役選手との共同訓練:現役選手を招いて、共同訓練も行われます。現役選手から直接技術や知識を学び新たな発見やレベルアップを図ります。




4. ボートレーサー養成所での規則

ボートレーサー養成所で禁止されていること

  • 禁酒:売店ではお菓子と生活用品しか売られていないため、お酒は飲めない環境にあります。20歳以上であれば喫煙は許されています。

  • 携帯電話の持ち込み禁止: ボートレーサー養成所では、携帯電話の持ち込みが禁止です。入所時に預けます。

その他、養成所が選手不適合とみなした場合は退所処分を受けることになります



5.訓練生の休日

訓練生は、土曜日と日曜日が休日になります。
休日は、養成所を出ることはできませんが、養成所内で自由に過ごすことができます。
自由といっても、できることは
・テレビを見る、公衆電話で家族や友達と話す、本を読む、トレーニングをする、学科自習する、整備の練習をする、など

長期休暇は2回。 夏と冬に7~10日間あります
訓練生は家に帰ることになります。この休暇中には宿題が出され、
戻ったときに提出しなければいけません
私の訓練時代は、毎日写経地獄という感じの宿題でしたね



まとめ

ボートレーサー養成所に入所したら、この厳しいスケジュールに1年間耐えプロボートレーサーとしての技術や精神面を磨いていきます。

無事に卒業することができれば、プロのボートレーサーとして活躍することができます。

ボートレーサー養成所は、プロのボートレーサーになるための登竜門です。厳しい訓練ですが、その分、ボートレーサーという職業はやりがいのある仕事です。
ボートレーサーに興味のある方は、ぜひボートレーサー養成所の入所試験を受けてみてください!

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