安定板とは?
ボートレースでよく使われる安定板とはいったいどんなものなのでしょうか?
ボートレース 安定板の説明
ボートレースでよく使われる安定板とは、モーター下部に取り付けられるU字型の板で、荒天時に船体を安定させるために使われます。
風が強く、波が高いときに装着されるということです。
こういった水面状況が悪い中でレースをすると、転覆や落水などの事故が起きやすくなります。
そこで、安定板を装着することで、少しでも船の安定を図り、
選手の転覆や落水事故を防ごうというわけです。
どれくらいの荒天時(水面状況が悪いとき)に安定板を使うのか?
おおよそですが、風速が8メートル以上、または波浪の高さが0.5メートル以上のときに使われることが多いです。(同じ風速でも風の方向によって水面状況は変わります)
ボートレース江戸川では頻繁に安定板を使用します。(それだけ水面状況が悪いレース場ということです)
安定板は誰の判断で装着するの?
安定板は、審判長の判断で装着が義務付けられます。また、レース開始前に、安定板を装着するかどうかを場内アナウンスで告知します。
1レースから安定板を装着してレースを開始するときもあれば、9レースから安定板をつけたりと、その時の状況をみながら判断します。
安定板を装着するとどうなる?
安定板を装着すると、船体の接水面積が大きくなり、転覆しにくくなります。また、安定板は船体の抵抗を増やすため、最高速が低下します。
選手的にはどうなの?
選手は、いつもシビアにプロペラの調整をしています。
その時の気象状況、モーター、ボートによって調整は変わってきます。
安定板を装着していない状態でプロペラの調整をしていたのに、
いきなり安定板がつくと調整がくるってしまいます。
安定板が付いた状態で調整をすればいいじゃん!と思われるかもしれませんが、自分の出るレースまでそんなに時間はありません・・・。
短い時間で調整をバチ!!っと合わせられるほどプロペラ調整というものは簡単なものではないので、いきなり「次のレースから安定板を装着します」と言われると嫌がる選手もいます。
しかし、安定板を装着する時というのは、とても水面状況が悪いので
まともにレースができません。 レースしたくない・・・。
プロペラの調整が合っていようがなかろうが、船は暴れるし普通にレースできないので、そんな状況ならば少しでも船が安定するように安定板をつけてレースをした方がいいというのが選手の意見でないかと思います。(自分の意見)
安定板を装着することで、少しは安心感はあるでしょう。
まとめ
ボートレースで使われる安定板は、安全なレースをするためになくてはならないものです。
荒天時でも、レースが開催できるのは安定版のおかげと言えるでしょう。
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