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大学一年生の俺が仙台から大阪までヒッチハイクした話
始めに(注意事項)
2024/10/1~5 この五日間は色んな事を俺に与えてくれたが、この記事を書いているのが12/3なので大分忘れている。仕方ない。
また、今回のヒッチハイクは交通手段であったから、縛りとかは無く、バスも使えば電車も使ったので期待してた人はごめんなさい。
自分のための備忘録として書いてるから読みにくいし、冗長だし、主語が俺なのも許してほしい。
ただ、ヒッチハイクは楽しいと伝わればそれでよろしいのだ。
長かったら最後だけでも読んで欲しい
YOUは何故ヒッチハイクをした???
A. 俺も分からない。
人間は多面的だし、本人でも思考のプロセスなんて説明できない。
多分、やっちゃえ的な人格が発動したんだろう。
まあ一応説明する。
まず、9月中旬から下旬にかけて免許合宿のため白河(福島県南部)に行っていた。そこで一人の京大生に会い、ヒッチレース(ヒッチハイクのみで帰宅するゲーム?)の存在を教えてもらい、ヒッチハイクを知った。
事件は卒業3日前に起こった。
その日は午前中講習が無く、南湖公園にいこうと思いバスに乗ったが、乗り過ごし、ド田舎で降りた。午後の講習に遅れるかもと焦ったが、ヒッチハイクを思い出し、道路に親指を立ててみた。
以外にも10分程で元気な老夫婦に拾われ、南湖公園まで送ってもらい、行きつけらしい団子屋で南湖団子と海老天蕎麦を頂いた。
これが初めてのヒッチハイクだった。
さよならした直後、いやー勇気出してやるもんだなぁて思ってたら
「あ、後部座席に仮免忘れた。」
連絡先はもちろん名前も知らない。
結局、延泊。予約してた帰りのバスは使えない、金もない
>>ヒッチハイクで帰るか~
なぜこう思ったのかは今でも分からない、、
ちょっと会津に行ってみよう!(冒頭なのに余談ゴメンね!)
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無事(と書こうとしたが無事ではなかったww)免許合宿卒業後、会津若松に行った。幕末好きにはぜひ行ってみたい所だ。
郡山から会津若松までの快速では隣に優しい老夫婦が座っていて、歴史や文化の話を沢山した。
この日の日記>>9月29日.docx (少々イタいのは寛容に見てくれ)
なぜ余談を挟んだか、以下を念頭に置いてこれからの記事を読んで欲しいからだ。
「初対面の人に声をかけ、対話する事で思いがけない体験ができ、行き先が変わることだってある。」 そ~ゆうことだ。
会津では鶴ヶ城、飯盛山、御薬院など行った。
そんなことよりヒッチハイクの話を始めねば、、、
1台目 会津>>郡山 (Start!)
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人生初泊まった快活クラブから8時に出てここに立っていた。
出発前にボードに 白河まで と書いて出発!
この時は楽観的で、失敗した時のことは更々考えていなかった。
自分には無計画な性質がある。のかな、、
<戦略> _____________________________
ヒッチハイクには戦略がいる(特に下道)
何時間も立ちっぱなので、ぼけーとしてたら肉体的・精神的に帰れない。
その土地の地理を分析して創意工夫するのが楽しいんだけどね()
このnoteはヒッチハイクを推奨する面もあるので、戦略を書くから参考に!
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立って40分して白河から郡山に書き換えて立った。
<欲張らずに拾われやすい近場を狙う。>これがまず第一!
しかし、例外もある。それは東京編で話す。
赤丸で捕まった。ピンク丸はダメだった。一見同じように見えるが、
違いは何か、、解説しよう。
・ピンク丸は直後にすぐインターなので加速車が中央車線に寄っている。
(左車線・一番手前に車が来てないとまず捕まらない。)
・俺を見つけても車を止めるスペースがない
・赤丸は左折専用車線だが、朝早くは左上の店が閉まっており、交通量が少ない、、つまり俺が目立つ+がら空きの左折専用レーンに車を止めやすい。
・画像切れてるが、赤丸の下が交差点なので、高速に向かう車は車線変更をまだせず、左車線にいる場合が多い
ていう違いがあるんですよ~
時間帯が通勤ラッシュ後だったのも良かった。俺のために停車すると迷惑なので止まってくれない。そもそも乗せてくれる人は色んな意味でゆとりがないとダメなので、ラッシュ時は絶対に避けましょう!
などをガチで考えながらヒッチハイクをしていた。
戦国武将が兵を動かす時と似たような思考だと思ってます、、
__________________________________
話を戻そう。結局二時間弱かかった。メンタルはまだ大丈夫だった。
最初は心が折れそうだった。車の中からこちらを睨む目線(本人はそんなつもり無いかもだがそう見える)は本当につらい、だけど必死にニコニコして運転手を見つめないとダメなのだ。 ケセラセラ案件です。
ヒッチハイカー=セールスマンだと思ってほしい。
それでも20台に1台はごめ~んとハンドサインしてくれる人もいて、心の底から救われる。ヒッチハイクは人を純粋にさせる。ほんの少しの挨拶でうれしくなり、逆に無視されると腹が立つ。
しかし、それでは余りにも腸が煮えくり返りすぎる。そこでだ。
車のナンバープレートを読み上げながら運転手を見つめるというメンタル維持メソッドを開発した。
「福島ナンバーですかぁそれじゃ逆方向ですねー」
と叫んでれば相手は全力で乗せて下さいって叫んでると勘違いしてくれる
さて、一台目が止まってくれた。
30代の夫婦で旦那さんはアウトドア系の見た目とは対極に旅館経営をしており、奥さんは美人で明るく賢い。
いとこ夫婦に非常に似ている
旦那さんの好きなラップの話をしたらすぐ郡山についた。
デカくなって返しに来いって一万円貰った。
決して儲けたい訳ではなく、貰ったお金は貯めずに旅で使い切った。
2台目 郡山>>仙台 (奇跡の出会い)
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郡山インター付近のセブンイレブンで降ろしてもらった。
すると、見るからにヒッチハイカーが声をかけてきた。
「お兄さんもヒッチハイクですか?」
「も?、、、!!」
話を聞けばすごかった。
同い年18歳 おお!
実は僕も会津から来てて おおおお!
泊まってたネカフェも一緒で、同じ時間帯、場所でヒッチハイクしててお互い別々の車でこのコンビニに来た。 おおおおおおお!(沸騰)
奇跡である。
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彼は18歳だが、俺のように大学生ではなく、住み込みバイトで各地転々としているらしい(すごい)。
その間の移動がヒッチハイクらしいから歴戦の猛者過ぎる。
彼は俺みたいにボードを持ってするのは恥ずかしいから、コンビニの駐車所に止めてある車に声掛けする派らしいけど、なかなか捕まらないらしい。
(いやその方が勇気いるでしょww)
彼は農業バイトのために仙台に一刻も早く行く必要があった。
じゃあ協力プレイだ!
俺のボードに仙台と書き、彼と大阪とは逆方向に行くことに!
ほんの10分でつかまった。
黒く、車内が光って、後部座席にもテレビがある、超高級車だった。
夫婦?カップル?聞かない方が良さそうだったし、
まぁ好き同士なら関係ないので聞かなかった。
男性はホテル経営者、女性は車掌さん(全く見えない)
年は離れていたが、明るく、仲がいい二人だった。
話の内容は大方覚えてるけど、書くと長いし、忘れるのを許すのもいいかも
仙台についた。同志とはまたヒッチハイクで会うことを約束して別れた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今さっき言った通り、偶然の巡り合わせが行き先を変えた。
偶然や自分の判断で生まれたズレが人生を変えて、
もしかしたら価値観まで変える(実際にこのズレで女社長に出会えたし)
、、なんてのは皆頭の中では納得できると思う。
でも、実際に不確定要素満載のヒッチハイクをするとそれが体感できる。
毎週同じ時間に授業、サークル、バイトがあるのは凄く恵まれてる。
その一週間にも沢山のズレがあるのだが、体感しずらい。
これは程度の問題で、ヒッチハイクはズレ幅が大きくて体感しやすい。
体感して何が得られるわけでも無いと思う。今振り返って意味づけしようとしてるけど、ズレたな~、一期一会大切だな~ぐらいかな。
まぁ、潜在的な所では変わると思う。
ズレに慣れると行動しやすくなると勝手に思い込んでいる。
だから、普段なら大学に行ってる一週間を、作為的にズレまくりの一週間にしよう(ヒッチハイクしよう!)てこと。
単位的に無理なんだけど、そうじゃない人は是非!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
せっかく来たんだから仙台を楽しみましょう
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という事でノリで仙台に来た。だがだが、松島に行きたかった。
宮島、天橋立に並んで日本三景の一つだ。
が、別格だった。
10/1 天気は気持ち良いほど晴れで、暖かく最高のコンディション
周遊クルーズで一時間かけて松島(=260の島々)を回った。
もちろん船内には入らず甲板に立った。
船の柱がまるで額縁のようで、雲があまりにも立体的すぎて飛び出すトリックアートみたいだった。その中に美しい松島があるわけだ。
Beyond description! 写真も撮ったが、まるで意味がない。
是非とも ”天気のいい” 最高のコンディションで松島に行ってほしい。
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さあて松島の後は東北大学に行った。
最初は間違えて大学院の方に行ってしまった。
学食に行ったが、俺の大学と変わりないメニュー
せっかくなので東北大生と食べた。話を聞けば、彼は俺と同じ一年生だが、人間の目の視線を研究したくて、大学側に頼み、推しの教授のいる大学院にいるのだそう、、
今さっきのヒッチハイク同志も然り同級生で自分より凄い人なんてゴロゴロいるんだな~て、、井の中の蛙大海を知るですね。
東北大学の学部キャンパスは仙台城の隣にあり、大学初日からサークルが活発でした。外では吹奏楽をしていて、少しお話も聞けました。
いい大学です。
夜が来た。免許合宿期間も含めて一ヶ月弱東北にいたのだが、西に住む俺からすると、東北は暗い青色の雰囲気が漂っている。それが夜になると一層感じられて魅力的で白河を好きになれたのだが、怖くもある。
やはり怖かった。帰れるかもわからないし、そんな先のことよりも今日の夜どうするかも怖かった。
令和の今、警察とかに頼れば何とかなるのは分かっているけど、感覚的に怖かった。なんせずっと孤独だったからだ。
一人でヒッチハイクしてみてください。分かります。
3台目(一番きつかった)
さーて朝マック~うまいよねマフィン最高!(マックでバイトしてます)
noteで仙台から抜け出す攻略法を学んだ。
どうやら田舎の長田インターがいいらしい。
ゴミだった。無理です。まず車が来ない
暑い中フードをぬいでシャツ一枚でてくてく歩いた。
魔の仙台南インターへ変更だ。きつかった。
ここは福島方面に行く車ばかりなのだが、捕まらない
この日は朝から4時間歩きっぱで、ここでも2時間立ちっぱ。
Despite October in Tohoku 暑いし日差しが強い
元々肌が弱いせいか、ほっぺたが荒れて、
精神的にも皮膚的にもボロボロだった。
そんな時、山から降りてきたお婆さんに励ましてもらった。
「私もあんたぐらいの時に一人で東京に挑戦したよ~。
今しかできないから諦めずに頑張れ。」と。
あと10分頑張ることに。するとつかまった。
お婆さんの励ましが無ければ諦めてました(感謝)
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Kubotaの会社員二人組だった。
気さくなぽっちゃりおじさんと若手のおとなしい人だった。
お互い何とか会話続けてる感じだったが、人生の先輩からの話が聞けた。
大手に勤めているからこその社会の大変さを教えてもらった。
農家さんのための宴会開いたりとか、、
頑張れってお金も頂いた。
4台目 (渋い!)
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さぁSAでのヒッチハイクは初めてだ。
トイレ前で声をかける、これまた勇気がいる。
このSAは小さいくせに、トイレが改修工事中だ。
工事のおちゃん達の近くでボードを使わず声掛け。
なかなか気まずい。
が、高速道路は入ったら最後、進むしかない。
以外にも1時間でつかまった。
50代ぐらいの夫婦で、旦那さんが渋カッコイイ。
ハイエースをキャンピングカーみたいに改造してて、
乗った瞬間冷蔵庫からブラックコーヒーをくれて、
「甘いのばっか飲んでんじゃねー、渋く生きろ。」
話せば話すほど、二人とも優しくて異常なほど話しやすい。
これから2人でゴルフ大会に出るそうだ。
彼に憧れてか最近革ジャンを買った。
渋く優しく生きたいです。
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<戦略>________________________
SAでの立ち位置は重要だ。そんな難しくはない。
ヒッチハイクはトラックの運ちゃんに乗せてもらうイメージがあると思う。
が、最近ではドラレコのせいで身内も乗せられないらしい。
トラックなら大手は避けて、改造車か白ナンバーを探すとよい。
ピンクは、トラックが来る+加速してて止まりずらい+目立たない
赤は、普通車に限定できる+目立つ
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__________________________________
5台目 (ヤバい女社長登場!)
2時間待った。すると黒い車がいきなり止まった。
当たり前のように後部座席のドアが開いた。
乗って良いのか戸惑ったほどだ。
女性一人なんて基本怖くて乗せれないのに。
けどその感じも今になったら分かる。
孫正義の弟子を名乗る女性社長だった(実際に後で調べたら本当だった)
東京までの彼女との三時間は今でも夢だと思う。
とにかく彼女の話は全てぶっ飛んでいた。
全部書ききれるわけないのでこの日の日記を置いとく。
<社長.docx> <<<非常にハイな状態で書いたから分かんないかも
出身大学を聞かれた。(大学名を言うのは好きではない)
答えると、君のOBと今さっき打ち合わせしてた、と。
学歴である程度理解できるガキだと思ってくれたのか、
「私とこうして話す機会は無いと思うし、君にも貴重な体験だから、私も伝えられることは全部話すつもりだ。」
と言ってくれた。
その通りに、俺の脳ミソがパンクして砂漠一体に水が広がって、お花畑ができる、、ぐらいに強烈な話を注ぎ込まれた。
本当にお花畑だった。
それでも俺はすごかった。
彼女と普通に会話できていた。とても抽象的で具体的な話にも3つぐらい抽象的なものが含まれていて、よく冷静に話できたものだ。
俺は感覚が鈍いから臆さなかったんだと振り返っている。
それでも俺には足りなかった。
「難しい話」に触れる体験と、自分の言葉で話す経験が。
もっと核に迫る質問をぶつけたかった。実力不足だ。
人生で二度あるかの大事な機会なのに、、今でも悔しい。
だから次は後悔しないように頑張ってる。
彼女から沢山教えを貰ったが、一番好きなのは
直感を信じて生きろ
知らない世界に足を踏み込んだ感じだ。
視野が広がって価値観が凄く変わった。
こんな貴重な体験ができるかもだからヒッチハイクして欲しい
あまり期待するのもよくないけど
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スカイツリーの前で降ろしてもらった。
全くスカイツリーが大きく見えなかった(本当に)
それ程大きな体験だったということだ。
東京観光してみよう
そんなこんなで東京は錦糸町でふらふらした。
同じ東京が修学旅行とは全く違ってみえた。
スーパーも銭湯も24時間営業。眠らない町だ。
スカイツリーの見える公園で寝たが、ネズミが怖すぎて大人なネットカフェで仮眠した。
朝早くから秋葉原までの電車に乗った。満員電車が何たるか分かった。
東京駅まで歩き、皇居、銀座、霞が関を歩いた。
午後からは東大の友達に会いに行った。
学食は東北大同様うちと変わらない。
一人になったので、目の前のベンチにいた東大生と沢山話した。
面白いエピソードがたくさん聞けて、同じ学部だったので勉強のアドバイスももらった。いい先輩だ。
東京にいとこがいて、大学サボってのヒッチハイクにも賛成してくれるので、甘えて二日も居候させてもらった。
うちの家族とは正反対な寛容さだ。
1か月弱基本孤独だったので、帰る家があるのは心強かった。
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東京二日目(10/4)。
どうしても行きたいところがあった。
恵比寿ガーデンプレイス時計広場。
ドラマ「花より男子」の聖地だ。
若い女性が花男のグッズをかざして写真を撮っていたので、うれしくなった。なんせこのドラマもう20年前だから。
午後は昨日会った東大生おすすめの新宿に行った。
九州じゃんがら ていうラーメン屋がおすすめ!
夜は歌舞伎町で落語を見た。
丁度、若手の女落語家が真打に昇格した日だったので、
落語協会副会長の林家正蔵の落語が聞けた。
俺にはハイコンテクスト過ぎたが、上手かった。
トー横にも行ったが、規制されていて面白くなかった。
6台目 (超順調)
そろそろ帰る。東京からのヒッチハイクは難しい。
何度も言う通りゆとりが無いからだ。
用賀インターが有名だが使わない。
下道からこっそりと入り込める港北PAがおすすめだ。
一台目の戦略で<欲張らずに近場を狙う>と書いたが、例外もある。
予定の都合上、俺はこの10/5の間に帰る必要があった。
到底無理難題だ。
最初の30分だけ<大阪方面>と書いた。欲張る必要があった。
さらに大阪と書くことで、大変だと同情を誘う狙いもある
ここまでのヒッチハイクで培ったコミュ力を最大限発揮した。
やっぱり慣れてきたのか恥ずかしさも無く、気分も上げて声掛けができた。
するとつかまった。まさかの豊岡(兵庫県)
俺の両親と同世代で、静かで優しいご夫婦だった。
途中色んなSAに寄ってくれた。新東名高速のSAはどれも綺麗で驚いた。
浜松SAでは浜松餃子をごちそうになった。
全くおいしくなかった。と意見が合致して盛り上がった。
6時間ぐらいの長旅だったが、ゆっくり寝ていいからと言われたので、甘えてぐっすり寝ていた(疲れていた)。起きたら奥さんと嵐の話をした。
相当な嵐ファンだったようで、話が合った。
どの年代とでも話せる為のコンテンツ力(教養ほどではない)は絶対に要る。
高速道路は楽しかった。静岡が異様に長かったり、各地の地名が分かったり、勉強になった。
ご夫婦は兵庫と言っても北側なので、名神高速は使わず、鈴鹿でお別れすることに。一番長くお世話になった。
7台目 (ご近所さん?!)
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鈴鹿SAは大阪方面と名古屋方面でトイレが分かれている。
それを見て勝ち確だと思った。少し寂しかったが。
魔の仙台南インターを思い出せば余裕しかなかった。
終始楽しんで声掛けをした。仙台のボードを見せれば驚いてくれた。
最後の7台目もご夫婦だった。
同じ最寄り駅の超ご近所さんだ。強運としか言えない。
旦那さんとは職業にちなんで理系こそ国語力だなんてトークを、奥さんとはご近所さんトークをした。
家から徒歩5分の最寄り駅で降ろしてもらった。
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最後に (読んでくれてありがとうございます!)
今の俺「無事ゴールした感想は?」
当時の俺「案外あっさりかな?笑」
「家もいつもと変わりないし、日常に戻れた感じ?」
今の俺「何か変わった事とか、一皮むけた感じとかは?」
当時の俺「興奮はまだ続いてるけど、変わった感じは・・・ないかも」
「実感がないんです。本当にそんな体験したのかなって、、」
実際に最寄り駅に着いた時はこんな感じだった。
あっさりだし実感がない。
人間そう簡単に変わらないし、現実的で、非日常にも慣れる
(例えば戦争・暗殺すらも案外忘れて当たり前のように過ごせてる)
慣れの問題だと思う。
ヒッチハイクする前はやはり怖かった。
14日の討ち入り前夜みたいに、心臓の温度が急激に上昇して熱痛くなる感覚を初めて味わった(結構驚いた)。
でも、だんだん慣れていった。
普通なら(今までの自分なら)
ボードを持って立ち、声をかけるのは恥ずかしいし、ヒッチハイクで帰るのは非常識で怖いが、やってみると考え方が変わる。
それによって、案外簡単て思えば、舐めすぎてたと思うこともある。
どちらにせよ、ハードルが下がるとかではなく
(今でもヒッチハイクはハードル高いし)
親しみが持てる。理解できる。
苦手なタイプの友達も一緒にいれば折り合いつけれるみたいに。
自分でやってみて、その環境に立ってみて初めて理解できる。
俺の記事を読んでもあまり意味ない(ナッジみたいなもん)
今振り返ると、確かに10月の前と後では自分が違う感じがする。
実際に行動も変わっている(直感を信じて生きているから)
自分の軸の振れ幅が広がった。(これは女社長の言葉)
振れ幅が広がった‟だけ″だから別に人格そのものが変わった訳ではなく、
特定の環境で発動する人格が変わった感じ?
とにかく、変わっている(事後的に分かった)
乗せてくれる側にメリットは基本無い。
誰かがしないといけないから献血に行く感じだと思う。
ヒッチハイカー=害悪だと思う。
今の時代、自分一人でどこにも行けるのに、相手の同情を利用して時には金まで貰って、いくら自分がキツくても到底成り立たない契約関係だ。
不平等条約である。
あまり考えても否定できないから害悪なんだろう。
だから、感謝するしかないのだ。
多分、俺はもうヒッチハイクをしないでしょう。
今回以上の体験は出来ないと思うし、
普通にキツいからだ。
けど100%いい経験だった。
最後にヒッチハイクをして欲しい。
怖くても、時間・金の無駄だと思ってもだ。
「人生を変える経験になるかも!」
みたいに期待はしない方が良い。
そんな期待には不釣り合いなほど大変だから。
やってみて、今の俺みたいに振り返ればいい。
何も考えず、交通手段の一つとして。
道端で親指を立てるだけでいつでもできる。
問題はやるかやらないかだ。
やってみよう!!
最後に出会った全員に感謝します。
渡る世間に鬼はなし!