オーバーラップ文庫大賞、金賞を受賞しながら編集部との信頼を築けなかった話
まずは皆さん、この記事に目を通していただきありがとうございます。
表題のようにライトノベル新人賞、オーバーラップ文庫大賞で金賞を受賞した虎鵺鶫です。
Twitterでは色々とグダグダとなってしまったため、こちらで簡潔にまとめられたらと思います。
また、今回のやり取りを公開する事はオーバーラップ編集長より許可を得ている事も記しておきます。
1.受賞から刊行中止に至るまでの流れ
2022年10/20 受賞報告の電話が届く
2022年10/26 担当Hと顔合わせ。この際に11月までに企画書完成、4月に原稿完成を目指すように告げられる。
2022年10/28 企画書完成、送付。 同日受領メールが届く。(まだ未読とのこと)
以降、連絡が途絶える。私は7月に入ったところで受賞が取り消されたのだと諦める。(最後にこちらから連絡を試みたのは2023年6/19の電話)
2023年10/13 受賞コメントを求められる。ただし、何賞かは伝えられていない。 同日にコメント送信。
2023年10/16 オーバーラップ文庫のHPを見て自身が金賞である事を知る。
同日 担当イラストレーター様についても初めて知ったため、連絡を取る。イラストレーター様もまた、担当Hと連絡取れていないとのこと。
2023年10/17 オーバーラップ本社に電話。事実確認の後、明日再度連絡するという約束を編集長と交わす。
同日 担当Hから謝罪の電話
2023年10/18 編集長からの謝罪の電話。実際に顔を合わせて謝罪し、今後について話し合うと約束する。
2023年10/20 担当H 編集長 新担当Sが岐阜に到着。昼食の後、謝罪場所へと移動。
同日、担当Hの謝罪を済ませ。今後についての相談を聞く。出版社から提示されたお詫びは以下の二つ。
・今作のTVCMを打つ
・ガルドコミックでの漫画化の検討
加えて私が渋っていると、6巻刊行も提示され、これを受ける。(密約なので言っていいのか分かりませんが)
2023年10/21 新担当Sと電話で打ち合わせ
2023年10/23 スケジュールを貰う。
2023年10/26 初稿を送る
2023年10/29 9時までに返されるはずの原稿が19時過ぎに返ってくる。
2023年11/1 二稿と、求められたので作中の地図を送る。
2023年11/2 17時までに返されるはずの原稿が21時に返ってくる。(一度19時までにはという連絡があった上で)
2023年11/3 三稿作業中、以前の謝罪時に交わされた約束に問題がある事に気付き、編集長に電話。謝罪を受ける。
それを私が受け入れなかったため、6日月曜日に再度謝罪の電話をしたいという話となる。
2023年11/5 三稿を送る。
2023年11/6 編集長からの謝罪。しかし、信頼を築けないと判断して書籍化を中止する。
2.虎鵺鶫の不満点
・企画書ではタイトル、登場人物の名前については仮としたものの、連絡がなかったため、その変更が出来なかった。
・担当Hについて、謝罪時に編集長が「HはADHDでして」と庇い出した。
・TVCMについて、新人賞作品で打った事はあるのかと尋ねると「個別ではないと答えた」(こちらから個別かは尋ねていない)
後に個別で打っている前例が見つかる。それについて尋ねると、「これは個別ではない」と答えた。
私はなら仕方がないと考えるも、編集長はこの『個別ではない』ものと同じように作ると伝えてきた。
・私は以前、前例がないのならCMの効果を数字では分かりませんよね?と尋ね、編集長は肯定している。しかし、前と同じように作ると言っているのがよく分からない。
・刊行する気がない状態で三稿が必要かと尋ねた際、「お願いしますと」と返された。
一度は11/6までに提出すると約束してしまっているための確認であったものの、スケジュールの調整はしていただけると考えていたため。
編集長は土日にしっかりと休んだらしい。
3.結論
旧担当の一年間の連絡無視、新担当の時間を守れない仕事ぶり、4時間を超す謝罪、相談の中で嘘を吐いた編集長。
私の知るオーバーラップ文庫の編集3人のうち、誰にも信頼を置けないと判断して書籍化を諦めました。
4.記事の目的
Xでのポストは私の苛立ちを吐き出すものでしたが、このnoteはオーバーラップでのデビューを目指す方々、既にデビュー済みで新しくオーバーラップとお仕事しようとする方々への注意喚起として残します。
書籍化のために力を尽くしている方もたくさんおられるでしょうが、編集と作家は二人三脚です。
肩を組み、足を繋いで共に歩めるか、よくお考えになった上でパートナーを選んでください。
5.追加情報
10/17の電話の際、担当Hの連絡無視は今回が初めてか?と尋ね、編集長からは「はい」と返答を受け取っていました。
しかし、今回の話を公にした事により得た情報から、連絡無視は初めてではないと分かりました。それも複数回あるようです。
つまるところ、彼らは反省をせずに同じ立場で失敗を繰り返してきたため、今回の件の後も編集、編集長という立場を続ける可能性が高いでしょう。
記事の目的でも記したように、デビュー済み、デビューを目指す作家さんはその事に注意してお仕事、新人賞を選んでください。
P.S. 記した方が良いとアドバイスをいただいたため載せます。
担当イラストレーター様には大変なご迷惑をお掛けしてしまった事を謝罪しました。
また、受け取るはずだった報酬は支払うように編集長に伝え、了承の返事は貰っています。