GA4オーディエンス設定を細かく設計してユーザーの動向を知る
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みなさま、こんにちは!
虎の穴ラボのFantiaディレクター 兼 note運営チームのセシモです。
外はめっきり寒くなってきましたが、フルリモート勤務なのと外付けモニターとして使用している10年物のiMacが熱を発するので、夏と大差ない服装で毎日を過ごしています、、靴下とスリッパは装備しました。
はい、さて今回ですが、『そういえばnoteでFantiaのこと全然触れてないのでは!?』と今更ながらに思い、Fantiaに関わる内容を記事にしていこうと思います。
有難いことに多くのクリエイター様やファンの方にご利用いただいており、2023年4月3日(運営開始から2,525日)、登録ユーザー数が1000万人を突破いたしました。
今回の記事ですが、多くのクリエイター様がいらっしゃる=クリエイター様によって活動ジャンルが異なる、という点にフォーカスして『GA4のオーディエンス設定』をした際の試行錯誤をテーマにしたいと思います。
Fantiaユーザーの興味関心を分類したい
前述の通りFantiaというプラットフォームの特性上、多くのカテゴリーが混在しており、ユーザーそれぞれで閲覧する系統が異なります。
カテゴリーを大きく2分割すると、コスプレイヤーやYouTuberといった『実写系』とイラストや漫画、音声作品などの『非実写系』になります。
それに加えて、Fantiaのページを大まかに分類するとファンクラブ(/fanclubs/.*)商品(/products/.*)コミッション(/commissions/.*)投稿(/posts/.*)などがあります。
これらを元にGA4のデータとして取得したいセグメントが、
実写系カテゴリに興味関心を持ち、閲覧しているユーザー
非実写カテゴリに興味関心を持ち、閲覧しているユーザー
上記両方に該当するユーザー
と定義し、カテゴリーとページビューを掛け合わせて、GTMでイベント発火させてオーディンス設定を行いました。
Google Tag Manager上でのイベント発火を細かく指定する
細かくイベント発火させるために使用したのが、DOM要素を用いた変数です。カテゴリー毎かつページ分類ごとでのページビューそれぞれで発火させる必要があったため、その判定をさせるために不可欠でした。
今回使用したのが、対象としたページに必ずあったカテゴリーのラベル。
この部分のCSSセレクタを認識対象として設定し、変数を作成。
次に、トリガーを対象とするページを正規表現で指定し、先に作成しておいたDOM要素の変数を使用してカテゴリーラベルの文字列を認識する発火条件を指定します。
この作業を対象ページ×カテゴリー分の全て作成することで、それぞれのカテゴリーでのイベント発火をさせることにしました。比較的多い数だったので別途対応表を作成して設定していましたが、若干頭が混乱しそうになりました。。笑
GA4でオーディエンス設定をする
Google Tag Manager事前準備を終え、GA4側へイベントが反映されるのを待ってから、今回の記事テーマのGA4のオーディエンス設定です。
オーディエンス設定はAND 論理演算子と OR 論理演算子(〇〇かつ××、△△または□□、の組み合わせ)で条件を指定していくのですが、ここで1点問題が。。
『実写系カテゴリに興味関心を持ち、閲覧しているユーザー』ならGoogle Tag Managerで設定した実写系のページビューイベントを"OR"で繋いでいくだけなのですが、イベント数が多すぎて条件指定数が足りない・・・!?
Google Tag Managerでのイベント発火設定の量産が1番時間かかるだろうなとは踏んでいてここはサクサクだろうなーと息巻いていたのも束の間、、
こんな気持ち、、でしたが『だったら実写と非実写それぞれでまとめたイベント発火をすれば良いではないか』と気を取り直して、Google Tag Managerで、元々作成していたトリガーをまとめたイベント発火を設定。
実写系カテゴリに興味関心を持ち、閲覧しているユーザー
非実写カテゴリに興味関心を持ち、閲覧しているユーザー
上記両方に該当するユーザー
に合うようにオーディエンスで条件を指定して無事完了!
大量生成したイベントも、コスプレかつアイドルのように細かくセグメントするときにも重宝するので意味がなかったわけではないので良しとしました。笑
おわりに
日々アップグレードされるGA4、トレンドに置いていかれないようアンテナを張って、インプットしていき、より良い分析基盤を取り入れていきたいと思います。
最後になりますが、とらラボではディレクターとマーケターを募集しています。ご一緒にFantiaやとらのあな通販を盛り上げていける方、ぜひ下記の採用ページをご覧ください。ご応募お待ちしております。