臨床検査技師 国家試験 勉強法について
臨床検査技師 国家試験
臨床検査技師になるために座学、テスト、校内実習、病院実習など大変なことを乗り越えて、たどり着いた先で最後の壁となる「国家試験」があります。最後の壁がすごく高く厚く感じるかと思いますが、きちんと取り組めば十分合格できる試験だと思います。
いままで技師を目指す学生生活の中でたくさんのことを乗り越えてきているので、今回も乗り越えられます。大丈夫。
私の経験や勉強方法などを書いていきますので、参考になるかは人それぞれかと思いますが、少しでも役に立てたら嬉しいです。
経験談
私は3年制の専門学校に通っていたので、3年生前期は病院実習、3年生後期から本格的な国家試験対策の授業などが始まりました。
後期の10月に最初に受けた模試は200点満点中90点くらいしか取れず、「これで合格できるの…?」模試の間も難しいと感じる問題も多く、不安でいっぱいになりました。
合格ラインは200点満点中120点の6割の点数が取れれば合格なので、3カ月のうちに1カ月で10点ずつUPしていけば12月までには120点に到達できると考えました。
コツコツと取り組み、目標通り12月には120点を取れるようになりました。
どのような勉強をしていたかを詳しく書いていきますね。
合格法①:点数の目標を立てる
授業での取り組み
教科の先生方の授業も国家試験対策が中心となっていたので、国家試験によく出題されるような部分を重点的に学んでいたように思います。
授業で学んだことが模試の点数UPにも繋がっていました。
勉強方法はそれぞれですが、せっかく先生が教えてくださっている授業なので、活用しない手はありません。夜遅くまで勉強して授業中寝てしまう、というのはもったいないと思います。
合格法②:授業を真面目に受ける
授業以外の取り組み
私は家では勉強にあまり集中できないタイプなので、放課後は学校の図書室を利用して勉強していました。学校が閉まるぎりぎりまで校内で勉強し、帰宅後は食事とお風呂に入って、その後も少し勉強し、就寝といったライフスタイルでした。
この授業以外は模試の解き直しをしていることが多かったと記憶しています。模試の問題を見直して、解けなかった問題をルーズリーフに書き、間違えた解答と理由、正答とその解説をまとめていました。模試も何度もあるので、ルーズリーフは見直しやすいように教科ごとにファイリングしていました。
この方法で自分の苦手な部分や間違いを繰り返している場合などを確認し、対策するようにしていました。
問題集についても同じような方法で活用していました。
合格法③:模試や問題集の活用・解き直し
過去問の活用
国家試験は過去問と同じような問題が出題されることも多いので、試験内容の理解を深めるには一番役立つと思います。
私は解説付きの過去問10年分を入手し、年明けの1月くらいからは過去問を中心に勉強していました。あまり早い段階で過去問に手をつけると過去問の問題と解答を内容を理解せず丸覚えしてしまいそうだったので、過去問はこの時期から活用することにしようと決めていました。
国家試験問題集にも過去数年分の解説付きの過去問は掲載されているかと思います。それ以前の過去問については検査技師向けに発行されている雑誌に掲載されていたり、フリマサイトなどで古い問題集を購入すると入手できるかと思います。解説無しの過去問は厚生労働省のサイトからダウンロード可能です。古い過去問は現在の正答と異なる場合もあるので、注意が必要です。
過去問も模試同様、解いた後には解き直し・苦手対策をするようにしていました。国家試験当日はマークシートに解答を記入していくので、マークシートをコピーし、過去問の解答の際に使用していました。
合格法④:過去問の活用
受験当時、あったらよかったと感じること
youtubeを活用した勉強です。検査技師の国家試験対策をしてくださっている動画もあるようなので、受験当時に見たかったなぁと感じます。
また、勉強の方法を教えてくださる動画もあるので、そういった動画も参考になるかと思います。勉強方法の動画についてはFP2級などを受験する際に時間の使いかた、ノートのまとめかたなど参考にさせていただきました。
特に気に入っているのは25分勉強+5分の休憩を繰り返す「ポモドーロタイマー」の動画で集中したいときに利用させていただいていました。
合格法⑤:youtubeの活用
合格法のまとめ
点数の目標を立てる
授業を真面目に受ける
模試の活用・解き直し
過去問の活用
youtubeの活用
このような対策を行って、私は無事に合格できました。
最後に
この文章を読んでくださってありがとうございました。
読んでくださった方は多分臨床検査技師を目指す学生さんが多いかと思います。
読んでくださった方の国家試験合格を陰ながら応援しています。
また、一緒にお仕事できる機会があればとてもうれしいです。