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小説『ひきこもり探偵』~小田原散歩(2)

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたしました。

本日は、昨年11月に刊行となりました小説『ひきこもり探偵』の舞台、神奈川県小田原市のスポットをご紹介するエッセイの第二弾です。

主人公、八雲 満(やくも みつる)くんはひきこもりですから、物語の進行中、小田原の地を一歩も出ません。ひきこもりといっても家に籠って外に一歩も出ないというわけでなく、近所に買い物に出るくらいのことはします。ただ遠出をすることはなく、あるとすれば、それは間違いなく主体的な行動ではないのです。

◆小田原フラワーガーデン
幼馴染のまさみちゃんが、梅を見たいと言い出したことで、訪問したのがこちら(第四書「表には必ず裏がある」より)。小田原の中心部から車で20分ほどの場所にあります。入場は無料。園内には座れる場所がたくさんありますし、施設横には公園もあります。ピクニック気分で出かけられそうです。

小田原フラワーガーデン

園内には数百本の梅の木が植えられています。トランボが現地を訪れたのは、梅の季節ではありませんでしたので、美しい花々を鑑賞することはできませんでしたが、季節になればそれはそれは素晴らしい景観となることでしょう。樹々のなかにもベンチが配置されています。みつるくんとまさみちゃんはきっと、そんな場所に座って、語り合ったのでしょう。みつるくんは、「まるで花々に包まれたようだ」と表しています。

◆商業施設ダイナシティ
みつるくんは、まさみちゃんの買い物につきあいます。訪れたのは、小田原市内になる商業施設ダイナシティ。大学進学が決まったまさみちゃんが、入学式に着ていくスーツを探しにきたのです(第四章「表には必ず裏がある」より)。ブラウスをどうするかで迷うまさみちゃんは、みつるくんの意見を求めますが、ファッションセンス、ゼロのみつるくんは何も言えず、ただただまさみちゃんの後をついて回るだけでした。

商業施設ダイナシティ

ここはとにかく広い。敷地内にはシネコンなども併設されていますし、食事をする場所もたくさんあります。一日中過ごせそうです。

次回は、ヒルトン小田原リゾート&スパをご紹介します。

小説『ひきこもり探偵』が発売になりました! 第一章を無料公開中。


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