小説『ひきこもり探偵』がいよいよ発売~プロとアマの違い
第一章を無料公開中の小説『ひきこもり探偵』がいよいよ発売の運びとなりました。11月下旬には一般書店に配本されます。発行部数がわずかですので、全国津々浦々とはいきませんが、一人でも多くの方に、手に取っていただきたいと思います。
これをもってトランボはプロの作家の仲間入りを果たしたのでしょうか? 本人としてはプロになったという感覚はまったくありません。なぜそう思うのか、突き詰めてみたいと思います。
まずは「プロ」という言葉の定義から。
報酬を得ているかどうかがプロとアマの違いになるわけです。実力の差や知識・スキルの差とは関係がないようです。確かにある分野に秀でた愛好家(アマチュア)の皆さんは全国にたくさんいます。
トランボは、小説『ひきこもり探偵』の発売で(雀の涙ほどだとは思いますが)、印税を得る可能性があります。「報酬を得る」という条件を満たします。では、やっぱりトランボはプロになったのでしょうか? いやいや違います。「職業として」という部分に思考を整理する鍵がありそうです。
そこで今度は「職業」の定義を見てみましょう。
ポイントは2つ。まずはその活動が「継続的」であるかどうか。トランボが世に出せた作品はまだ『ひきこもり探偵』一冊だけです。その後が続くがどうかはわかりません。第二のポイントは「生活に必要な品々を獲得」という点。つまりその活動によって生計を立てていないといけないわけです。トランボの本業は会社員です。会社を退職して、執筆活動一本で食べていくなんて夢のまた夢です。
二冊目、三冊目と小説が出せて、そろそろ会社辞めようかなと思ったときに、「自分はプロになったんだな」と実感できるのではないでしょうか。そんな日を夢見て。
もうすぐ発売! 小説『ひきこもり探偵』。第一章を無料公開中